▼ WPの本文 ▼
ファッション以上に、その人らしさが出るインテリア。そんなこだわりと暮らしの工夫が詰まったおしゃれ男子たちの部屋をのぞいて、次の模様替えのヒントを探してみよう。
- [1LDK 53㎡]リサイクル家具とDIYで低予算でも遊び心ある暮らしを!
- [2LDK 50㎡]木造なのに躯体がむき出し!? 光と木を目いっぱい楽しむ
- [1R + LOFT 33㎡]赤・青・黄を軸にしたバウハウス的ワンルーム
- [1R 18㎡]腰かけのワンルームで早5年!住むほどに愛着深まる18㎡
- [1R 37㎡]「ない」なら作ればいい!DIYで賃貸を自分仕様に
- [1LDK 54㎡]モルタルとウッドが調和する掘り出しデザイナーズ物件
- [1R + LOFT 54㎡]高い天井と余白が生むミニマルで豊かな暮らし
- [1LDK 80㎡]ミッドセンチュリーをベースに抜け感あるミックススタイル
- [1LDK 45㎡]眺望までもがインテリア!?景色と調和する空間
- [1LDK 56㎡]ポップな色と柄で遊びながら大人の落ち着きも忘れない
- [3LDK→1LDK 72㎡]夢を詰め込んだリノベーションハウス
[1LDK 53㎡]リサイクル家具とDIYで
低予算でも遊び心ある暮らしを!
name
遠山広大さん(27歳)
遠山梨紗さん(27歳)
Occupation
会社員
Home Layout
1LDK(53㎡)
都内PR会社に勤務。最近はSNSでインテリアにまつわる発信にも力を入れている。お気に入りのインテリアショップは千駄木のファンアゲイン。
Instagram:@codie_room

「彼女の転勤を機に、この部屋で二人暮らしを始めました。入居の決め手は、シンプルな内装と吹き抜けメゾネットの間取り。落ち着いた色味のフローリングと真っ白な壁、そのメリハリを生かすように、ラグやクッションなどでポップな色を置いて、空間に軽やかさと遊び心を加えています。特段、高価な家具はないけれど、いいセレクトのリサイクルショップを巡ったり、DIYでシェルフを作ったり、工夫をしながら心地のいい空間に仕上げていく。最近はその過程が何より楽しいんですよね」(遠山さん、以下同)

「大きな窓からは自然光がよく差し込むせいか、窓際や階段に植物がどんどん増加中(笑)。一緒に暮らすようになって、ときにはこだわりがぶつかってしまうこともありますが、お互いの趣味や好みを持ち寄って生活する面白さを日々感じ、ますますこの部屋への愛着が深まっています」

ホームセンターの部材でDIYしたというディスプレイシェルフ。「カットサービスを利用して棚板の形を整え、それを塗装し、シェルフを作りました。グリーン×ライトピンクの配色とアシンメトリーな形がお気に入り」

目を引くベッドカバーはアートオブブラック。「和紙のランプシェードの柔らかな光、ニュアンスのあるデザインのベッドで穏やかな雰囲気をつくります」

「増えていく植物の配置に変化をつけるために、DIYしたタイルブロック。一見簡単そうに見えるけど、木でベースを組んでそこにタイルを貼る作業は、かなりの大仕事でした(笑)。窓際の空間を引き締めるアクセントにもなっています!」

天井の高い吹き抜けメゾネットの間取りは、実際の平米数以上に広く感じられる。フロアが分かれているからこそ、生活にも自然とメリハリが出るのだそう。
[2LDK 50㎡]木造なのに躯体が
むき出し!? 光と木を目いっぱい楽しむ
Name
安達 功さん(38歳)
Occupation
フリーランス
Home Layout
2LDK(50㎡)
SNSをはじめ、企業の動画制作など、さまざまなコンテンツをサポートするクリエイター。ガジェット類にも精通する。
Instagram:@kurashimono

「引っ越しを考えていたとき、偶然見つけた新築2LDK。完成前のパースだけで入居を決めたのは、木造のデザイナーズ物件という珍しさと、梁が剥き出しになった天井に惹かれたからです。ほかにはない部屋がつくれそうという予感もありました。二面採光で日中は照明いらず、屋根裏収納も広く、撮影機材の多い僕には理想的。ウッドの面積が多い空間だからこそ、ミッドセンチュリーの家具はもちろん、メタルやアクリルのような無機的な素材も映えます。色や物を足しすぎず、素材を生かしてクリーンな雰囲気をめざしました。この部屋で暮らし始めてもうすぐ1年。光の入り方や木の質感にも飽きることがなく、季節の移ろいを感じられる我が家が大好きです」(安達さん)

「梁をそのまま見せることで天井が高く感じられ、室内でも開放感があります」(安達さん、以下同)。

「木を使って設置されたダクトレールで、照明の自由度が高いのもうれしいポイント」。

二面採光の恩恵は寝室にも。「朝は太陽光で目が覚めるから、アラームがいらない日もあるくらい」。

透明な脚のダイニングテーブルはアートオブブラック。「脚がクリアなので圧迫感がなく、アクリルの質感が部屋のアクセントになっています」

再生紙で作られたエッフェルのスツール、N2 インテリアのステンレスチェアが映えるのも、ウッドベースの空間だからこそ!
[1R + LOFT 33㎡]赤・青・黄を
軸にしたバウハウス的ワンルーム
name
井上将志さん(27歳)
Occupation
会社員
Home Layout
1R + LOFT(33㎡)
都内の空間デザイン会社で働く。絶賛注力しているというインスタグラムでは“3色の人”としても知られている。
Instagram:@_sanshoku_room

「飾っているポスターを見てもらえばわかるとおり、バウハウスが大好きで(笑)。なので部屋探しの段階から、バウハウスっぽくなりそうな物件が絶対条件でした。そうして選んだこの部屋は、打ちっぱなしコンクリートの壁に、明るめのフローリング。どこか海外の気配が漂うシンプルな構造を生かし、赤・青・黄を軸にインテリアを組んでいます。無機質な空間に、丸みを持った家具や小物を合わせるのも意識。これも機能性と造形美を融合させたバウハウスの理念に影響を受けています。余計な装飾は省きつつ、色と形で遊ぶことで、限られた空間でも視覚的なリズムが生まれる。好きな思想を日常に落とし込むことで、暮らしがいっそう楽しくなりました」(井上さん)

「決して広くない我が家なので、大きな鏡を置いて視覚的に広さを感じられるようにしています」(井上さん、以下同)。

高い天井と大きな窓で開放感も抜群。ポップなカレンダーも壁面のアクセントになっている。

デザインチェアでテーマカラーを拾いつつ、卵型のテーブルを合わせて、直線的になりがちな部屋に抜け感をプラス。「どこを切り取っても赤・青・黄の配色を見つけられるというのを意識しています」。

デスクまわりにもこだわって、リモートワークを快適に!
[1R 18㎡]腰かけのワンルームで
早5年!住むほどに愛着深まる18㎡
name
髙橋昌寛さん(34歳)
Occupation
会社員
Home Layout
1R(18㎡)
雑貨ショップ「BIRTHDAY BAR」でPRを担当する敏腕社員。趣味が高じて自ら企画するアイテムは、SNSを中心に話題を呼び、ときには即完売することも。
Instagram:@btkbhs

「腰かけ的に始まった18㎡のワンルーム暮らしも、気がつけば5年目。手の届く範囲に必要なものがすべて収まって、よく言えば効率的な我が家……ですが、実際これがなかなか快適なんですよね。ただ、この広さだと家具を置くだけで空間が埋まり、平面的になりがち。そこで間接照明で奥行きを演出し、カラフルな雑貨や小物で変化をつけています。特に海外で集めたキャラクター雑貨は、ちょっとしたスペースにも置けて、部屋をにぎやかにしてくれる存在。たとえ狭くとも好きなもので彩ってしまえば、日々の暮らしは楽しくなる。引っ越しを考えたこともあるけれど、それよりもうひと部屋ワンルームを借りたいくらい、ここでの暮らしが気に入っています(笑)」(髙橋さん)

キッチンにもぬいぐるみやレゴ、ガシャポンなどで手に入れたフィギュアをディスプレイ。

「僕が働くお店で販売されたトムとジェリーのファニーアートシリーズの階段マット。作中のシーンを再現した面白雑貨は、部屋の雰囲気をポップにしてくれます」(髙橋さん)。

収納不足を補うために、Tシャツなどはショップのように見せて収納。ぬいぐるみもいいアクセントだ。

コスパに優れたイケアのスチールシェルフを2つ組み合わせてテレビボードに。フレグランスやアクセサリーもVMD的に配置する。

海外ムード漂うキャラクターは、下北沢のウェアハウスで購入。

間接照明を効果的に用いることで、限られたスペースでも奥行きが感じられる。
[1R 37㎡]「ない」なら作ればいい!
DIYで賃貸を自分仕様に
name
金子 良さん(33歳)
Occupation
陶芸作家
Home Layout
1LDK→1R(37㎡)
器やキャンドルスタンドなど、ポップでどこかキッチュな作風が人気の陶芸作家。DIYが得意で、インスタグラムではインテリアにまつわる投稿も大人気だ!
Instagram:@zakka_ryo

「広いワンルームを探していたものの、なかなか理想の物件には出会えず……。そんな中で見つけたのがこの部屋でした。もともとの間取りは1LDKだったのですが、思い切って扉を外すことで、明るく開放的なワンルームに。そのうえで自分の作品やアートを飾れる空間として、棚やテーブル、デスクなどをDIY。足りないものや必要な機能を考えては、ざっくり設計図を描き、ホームセンターで買った杉板で作ってみる。その繰り返しでした(笑)。今では“ないなら作ればいい”という精神で、部屋を常にアップデートしています。自分の手を加えるたびに自在に変化する。賃貸でも自分専用の空間にできるんです」(金子さん)

簡易的なデスクもDIYしたもの。「異なる大きさの立方体を並べているだけなのですが、オブジェのような存在感がお気に入り。リビングと寝室の視覚的な間仕切りという役割も」(金子さん、以下同)。

自身の陶芸作品も自作の棚にディスプレイ。

立方体デスクのリビングから見えない部分はちょっとした収納として機能。

ベッドカバーには爽やかなブルーをチョイス。リビングに敷いたグリーンのラグとも相性がよく、部屋全体が明るいムードに。

ストレージボックス、りんご箱を使ったシェルフなど、部屋の収納容量不足はDIYで解消する。

部屋の中心に置いたローテーブルも自身で製作したもの。「天板を畳にすることで和モダンな雰囲気を狙っています!」
[1LDK 54㎡]モルタルとウッドが
調和する掘り出しデザイナーズ物件
name
森岡大貴さん(27歳)
Occupation
ブランドディレクター
Home Layout
1LDK(54㎡)
韓国発のファッションブランドのディレクターを務める。SNSを武器に、ファッション、インテリアなど、自身のスタイルを積極的に発信している。
Instagram:@mash__gram_

「デザイナーズ物件に特化した不動産ポータルサイトで見つけたこの部屋。モルタル仕上げの天井、無垢材のフローリング、クリーンな白壁の組み合わせに惹かれ、内見して即契約しました。長方形の細長い間取りだからこそ、家具のレイアウトにはひと工夫。ゆったりくつろげるよう大きなL字ソファを置きつつ、ダイニングには動線を損なわないラウンドテーブルを選んでいます。そして実は、備えつけの造作家具が優秀なおかげで、自分で用意した家具は意外と少なめ(笑)。木の温かみを生かした内装と家具でウッドの比率は高いものの、モルタル天井と白壁が抜け感をつくり、軽やかな印象に仕上がっています。どこを切り取っても絵になる自慢の我が家です」(森岡さん)

備えつけのシェルフは飾り棚として活用。「よく使うフレグランスやアクセサリーはここに」(森岡さん、以下同)。

オープンワードローブはイケアのノールドシーサ。「奥が抜けたデザインだから、部屋が重く見えないのがポイントです」。

二面彩光で明るい室内。夜はイサム・ノグチの照明が空間をやさしく照らす。
[1R + LOFT 54㎡]高い天井と余白が
生むミニマルで豊かな暮らし
name
畠山 怜さん(26歳)
Occupation
美容師
Home Layout
1R + LOFT(54㎡)
人気ヘアサロン、goodthingで働くホープ。メンズからの支持が厚く、直毛からクセ毛まで、その人の個性に合わせたヘアスタイルの提案が得意。
Instagram:@ren_hatakeyama

「広々としたワンルームで、ゆとりある暮らしをしたい。その思いを叶えてくれたのがこの部屋でした。ロフト付きのワンルーム自体はそこまで珍しくないけれど、この部屋はメインフロアがとにかく広いのが特徴です。置く家具はソファやラグ、ダイニングテーブル、テレビ、キャビネットなど、本当に必要なものだけ。あえて余白を残すことで、視線や動線が自然と広がる。そして天井の高さも相まって、ミニマルなレイアウトがより引き立つんです。美容師という仕事柄、日中は人に囲まれて過ごすからこそ、帰宅後は心からリラックスできる空間が欠かせません。この部屋で暮らし始めてからというもの、仕事のパフォーマンスまでも上がった気がします(笑)」(畠山さん)

レコードプレーヤーを置くキャビネットは、なんと友人が作ってくれたもの。さりげなく置いたフラワーベースもアクセント。

ソファは人気のリーン・ロゼ、ロゼトーゴ。

ダイニングテーブルはイケアの折り畳み式をセレクト。「友達が遊びに来た際に、広げられるのがポイントです!」(畠山さん、以下同)。

スタンドタイプのテレビでごちゃつきがちな電子機器まわりもすっきり見せる。「JBLのスピーカーは勤務先のオーナーからのいただきものです」
[1LDK 80㎡]ミッドセンチュリーを
ベースに抜け感あるミックススタイル
name
今関龍介さん(27歳)
Occupation
ブランドディレクター
Home Layout
1LDK(80㎡)
ファッションブランド〈soerte〉〈ILÉAN〉を手がけるディレクター。SNSで発信する自身のスタイルにも大きな注目を集める。アメトイ好きの一面も。
Instagram:@ryusuke_imazeki


「この部屋に越してから、インテリアがぐっと楽しくなりました。ミッドセンチュリーをベースに、インダストリアルな素材や力強いアート、スペーシーな要素をミックス。好みは北欧、なかでもスウェーデンやデンマークならではのオレンジがかったウッドの色味です。温かみのある木材にスチールの冷たさやガラスの透け感を加え、落ち着きがありつつ軽やかな雰囲気に。また、丸いモチーフを意識的に空間の中に取り入れることで、家具やオブジェの連なりを調和させています。家具選びは日課のようなもので、ECサイトやオークション、実店舗を巡って新しい出会いを探すのが習慣です。そして最近は、イタリアの作家ロバート・ボシシオの抽象画を初めて購入。部屋が一段と洗練され、モノや空間への愛着もいっそう深まりました」(今関さん)

少しずつ集めてきたというアルテックのスツール 60。「さまざまな年代をまとめてスタッキング。重ねた姿も美しく、部屋の一部です」(今関さん、以下同)。

リビングのソファは、イタリアのデザイナー、ジャンニ・ソンギアがSormani社のためにデザインした名作。「重厚感がありつつも柔軟で、機能性と存在感を兼ね備えたデザインだから、インテリアとしてもしっかり映えるんですよ」

書斎にはライト イヤーズのモア ライトを設置。「溶岩を組み合わせたアシンメトリーなデザインが、空間のアクセントになってくれます」。

デンマーク家具の巨匠、ハンス J. ウェグナーがデザインしたゲタマ社のベッドを愛用。リゾートムード漂うパーティションも置いて、寝室スペースはとことんくつろげるように。


デスク側には、セミオーダーのUSMモジュラーファニチャー。「アートブックや写真集を収納する以外にも、真ん中をガラス板にすることで、アートのディスプレイ空間としても活躍しています」
[1LDK 45㎡]眺望までもが
インテリア!?景色と調和する空間
name
阿部純也さん(28歳)
Occupation
デザイナー
Home Layout
1LDK(45㎡)
ユース世代から絶大な人気を誇るファッションブランド〈kaoyorinakami〉のデザイナー。メンズノンノのファッションルポにもたびたび出演する根っからの服好き。
Instagram:@byun.a

「部屋選びの決め手は、この窓から広がる眺望でした。朝は心地よい光が入り、夜には街の明かりを楽しめます。室内は白をベースにクリーンにまとめ、もともとのブラウンのフローリングにはオフホワイトのフロアカーペットを敷き詰めました。作業はかなり大変でしたが、部屋全体がぐっと明るく、開放的に。そこに存在感のあるレザーの家具を置くことで、柔らかな白に引き締め役を加え、メリハリのある空間になりました。暮らしていくうちに映える構図が自然と増えたおかげで、最近ではインスタやTikTokでもインテリアの投稿がかなり増えてきた気がします。今ではこの部屋は、日常と撮影の両方を楽しめるもうひとつのスタジオのような存在です」(阿部さん)

フレグランスや雑貨、レコードプレーヤーを陳列しているUSMのシェルフ。メタルの質感が、白を基調とした空間に引き立つ。

もう一方の部屋はほぼクローゼットとして活用。

韓国系のインテリアに特化したECサイト・リトルルームスで購入したというディスプレイラック。「前の家から持ってきた特にお気に入りの家具です!」(阿部さん)。

バタフライチェアの愛称でも知られる名作、BKFチェア。白い空間だからこそ濃いブラウンが映える。
[1LDK 56㎡]ポップな色と柄で
遊びながら大人の落ち着きも忘れない
name
椎葉公伸さん(30歳)
Occupation
美容師
Home Layout
1LDK(56㎡)
都内のヘアサロンで働くフリーランスの美容師。最近はトレイルランニングにハマっていて、サロモンのシューズをたくさん集めているのだそう。
Instagram:@koushin_cba

「我が家は間取りも内装もごく普通の1LDK。でもだからこそ、色や柄で個性を出したくて。リビングの主役は深いグリーンのベルベットソファと、部屋に明るさを添えるカラフルなラグです。ただ、ポップさだけで攻めても子どもっぽくなってしまう。そこでテレビボードやキャビネットは、ウォールナット材を使ったミッドセンチュリー調の重厚なデザインを選び、遊び心と大人びた雰囲気のバランスを意識。季節や気分に合わせて植物や雑貨を入れ替えながら、その時々のちょうどいい配色を探すのも楽しみのひとつ。何げない日常の中でも、好きな色やデザインに囲まれて過ごす時間が、やっぱり一番の贅沢ですね」(椎葉さん)

年代ものに見えるキャビネットは、実はアマゾンで見つけたという掘り出し物。趣味のレコードプレーヤーの定位置だ。

カリモク家具のテレビボードは、ウッドと金属の組み合わせが珍しい。

モロッコのボシャルウィットラグに置いたローテーブルは、なんとニトリのガラステーブル。透け感がいいアクセントに。
[3LDK→1LDK 72㎡]夢を詰め込んだ
リノベーションハウス
name
福岡瑛太さん(31歳)
福岡柚希さん(28歳)
Occupation
会社員
Home Layout
3LDK→1LDK(72㎡)
都内の企業に勤める会社員。大の漫画フリークで、好きな作品のフィギュアやトレーディングカード、プラモデルを収集する趣味もある。お気に入りを詰め込んだ書斎を設けて大満足だそう。

「中古マンションのリノベーションに以前から憧れていて、結婚を機に“二人で理想の家をつくる”という夢を叶えました。もともと3LDKだった間取りは、思い切って1LDKに変更。既存の内装をすべて取り払い、イメージをゼロから形にしていく工程は、楽しくもあり、かなり大変でもありました(笑)。そうして完成したマイホーム。賃貸暮らしが長かった僕ら二人の理想が詰まっています。特にこだわったのは、広いリビングと大きなウォークインクローゼットです。リビングは20畳以上を確保し、ゆったりとした時間を過ごせる空間に。インテリアは重厚なウッド家具をベースに、白壁でまとめて明るさと落ち着きのバランスを演出しました。暮らすほどに愛着が深まり、この家こそが生活の中心であり、これからも長く大切にしていきたいと思える存在になっています」(福岡さん)

神宮前のボブズボックスで購入したヴィンテージのオープンシェルフ。「妻がひと目ぼれしたもので、背面の壁の幅はこのシェルフに合わせて決まりました(笑)」(福岡さん、以下同)。

帰宅後すぐに手洗いができるよう、廊下の一角に設置されたホテルライクな独立洗面台。

ダイニングテーブルはイギリスのG-PLANのヴィンテージ。柔らかな明かりのペンダントライトはデンマークのヴァーナー・パントンがデザインしたフラワーポット・ランプ。

ソファはボブズボックスで購入したヴィンテージ。日当たりのよさも物件選びの条件だったそう。

天井にはダクトレールを配置して、好きな場所を照らせるように。

こだわりのウォークインクローゼットはショップのバックヤードのように大容量。「妻が美容師ということもあって、かなり服が多い僕ら。これだけの容量があれば安心です」。

「ウォークインクローゼットの奥には、僕の趣味のスペースが。趣味のフィギュアやプラモデルが詰まった僕だけの秘密基地です。こんなわがままを許容してくれた妻に感謝!」
Photos:Rorito Ohazama

▲ WPの本文 ▲