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読者のひとりにフォーカスし、個性豊かな趣味やライフスタイルに迫る。ECに特化したアパレル関連の会社に勤め、商品開発を行っている川村さん。彼が暮らしているこだわりの部屋におじゃまして、インテリアを組む際の考え方や、家具選びの視点について話を聞いてみた。
川村和也さん / 会社員(27歳)

コンクリート打ちっぱなしの無機質さと、壁やフローリングの木の温かみが溶け合う、メゾネットのデザイナーズ物件。大きな窓から差し込む自然光がなんとも心地よさそう。休日はこのソファでくつろぐのがお気に入りなのだとか。

1LDK、約45㎡。リビングダイニングと寝室が階層によって分けられており、オンとオフの切り替えもばっちりだ。コンパクトにまとまった水まわりの使い勝手も抜群なのだとか。


窓際にはアートカレンダーやブランドのポストカードを張ってポップな要素をプラス。足もとのシェルフは、ホームセンターで購入した棚板とコンクリートブロックでDIYしたもの。お気に入りの雑貨やかさばるブーツを見せて収納する。

白のラウンドテーブルは、角があるものと比べ圧迫感が抑えられ、空間を広く感じさせてくれる。イームズのシェルチェアとフェルモブのガーデニングチェアを合わせて、カフェのようなムードに。

寝室の壁面収納もDIY。2×4材を立てかけ、そこに専用金具を取りつけ、店舗のようなディスプレイラックを設置した。
部屋も服も、考え方は同じ!
不動産ポータルサイトで物件を探すのが趣味にもなっているという川村さん。無数にある都内の賃貸情報から見つけたのは、メゾネットの1LDKだった。
「大きな吹き抜け窓に、打ちっぱなしのコンクリートと木の組み合わせ。画一化した東京の賃貸物件らしからぬ、洗練された雰囲気に惹かれ入居を決めました」
また一方でレイアウトや家具選びにはファッションとの共通点もあるのだとか。
「ベーシックな服に、シューズや帽子で色を足すのが自分のスタイル。部屋づくりの考え方もそれと同じです。動線を意識しつつベースはシンプルに、そしてファブリックや小物でアクセントを加えながら、奥行きのある空間を演出する。HAYやイケアなどの北欧ブランドで家具を探すことが多いですね。彼女や友人と一緒に夕食を囲むのが、ささやかな楽しみです」
Photos:Norito Ohazama Composition&Text:Kanta Hisajima

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