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おしゃれな部屋に住む人のインテリアを取材したら、みな“スポット”にこだわっていた。魅力的な空間づくりにひそむそのテクニックを学べば、僕らも自分の部屋をもっと好きになれるはず。今回は、“流しのビリヤニ”・イベント企画・奈良 岳さんのお部屋をご紹介!
4畳半の秘密基地
奈良 岳さん /“流しのビリヤニ”・イベント企画
Room DATA – 1R / 7m²
SWEET SPOT
極小スペースだからこそ好きなものを詰め込める
蔵前のとあるビル。その最上階にある奈良さんの部屋は、4畳半とミニマルながらも、自分の好きな世界観をぎゅっと詰め込んだ魅力的な空間だ。「このエリアには創業100年以上の老舗もあれば、新規出店もさかん。だから住んでいて飽きません。ただ部屋は狭いので、外に雄大な景色が広がっているように見えるかなと、壁にエベレストのポスターを張ってみました(笑)。風呂なしの物件ですが、出かけた先で銭湯を探すルーティンも新鮮で楽しいです。いろいろな街に出向いてビリヤニを作るのが仕事の僕にとっては、ぴったりの部屋なのかもしれません」
「じつはカーテン代わりのブランケット。bfgfというブランドのもので、意外と光を遮ってくれます」
お店が並ぶ
ビルのひと部屋を借りて
「室内のスイッチが外付けで、それを隠すために表札をかけました」。渋いデザインがおしゃれ。
「ここに住んで銭湯巡りが趣味に。左下は僕の仕事、“流しのビリヤニ”オリジナルのタオルです!」
「後ろにある額はどちらも、僕が好きなグラフィックデザイナー、小林一毅さんの作品です。前にある大きなほうは土器作家、DOKI MIZUHOさんの作品。一度にたくさんの植物を育てるのが苦手なので、できるだけ植物モチーフのアートを飾ってそれっぽい気分を味わうことにしています(笑)」
「レコードは環境音楽を聴くことが多いです。おすすめは京都にあるメディテーションズというお店で、オンラインショップをよく利用しています」
殺風景だったドアにはアート作品のポスターを貼った。「置物やアート作品と同じ理由で、植物の写真にしました(笑)」
Photos:Shinsaku Yasujima Text:Masahiro Kosaka[CORNELL]
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