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大の漫画好きで、漫画にまつわるコンテンツをともに手がける芸人・野澤輸出さんとマユリカ・中谷さん。原作者・吾峠呼世晴へのリスペクトとともに原作愛を語り尽くす。最後は二人と栗花落カナヲの意外な関係性が判明!?
マユリカ・中谷×野澤輸出が語る
「少年漫画の理想が詰まった、
キャラ造形に激 る!」

©吾峠呼世晴/集英社 『鬼滅の刃』(集英社刊)6巻第45話
中谷 僕はジャンプを毎週購読しているんですけど、連載が始まったときに「えらいトガってる作品だな」と思って。善逸や伊之助が出てきてから、キャラクター同士の掛け合いがめっちゃおもろいやんってなって、一気にコミックスを買いましたね。昔漫画を描いていた身として、他にも舞台が大正時代とか奥義や呼吸とか、ちょっとした設定のずらし方も抜群に上手だなって思いながら読んでた。
野澤 自分もトガってるって印象を持った。最初から人が容赦なく死んだりするし。主人公の顔に、傷のように見えるものがあることもなんかひっかかって、「どんな主人公なの?」って興味が湧いた。ただトガりだけじゃなく、しっかり王道も通ってるのが好き。
中谷 ですよね。僕はまず善逸を好きになったんですけど、彼は雷の呼吸の霹靂一閃というひとつの型しか使えない。『NARUTO‒ナルト‒』のロック・リーみたいに、忍術は使えないけど体術でめっちゃ強いっていう、男の子が大好きな設定があったり。あと、柱や鬼殺隊もいいですよね〜。『忍空』の忍空組や『BLEACH』の護廷十三隊、十刃みたいに序列のある組織やその中のトップが異常にカッコいいという設定は、ジャンプのDNAをしっかり感じられるんです。上弦と下弦ってシステム、おしゃれすぎるやろ!
野澤 柱や鬼もそうだけど、「こいつでこんなに強いなら、一番強いやつはどれだけ恐ろしいんだよ」ってワクワクする。少年漫画の理想がしっかり詰め込まれてるんだよね。
中谷 まさに。野澤さんは『鬼滅の刃』を好きになったきっかけは何ですか?
野澤 第4巻の帯に、敬愛する冨樫(義博)先生が「(希望:絶望)≒(憎悪:愛情) 私が好きになる作品の黄金比率です」と書いてて、「何言ってんだろう」と思って(笑)。
中谷 確かに帯を書いているイメージがない。
野澤 そうなの。だから絶対面白いんだと思って読み始めて、さっきのトガりも感じたし、物語にぐぐっと引き込まれた。特に敵である鬼の過去も丁寧に語られるのがいい。鬼になった理由はだいたい切ないんだけど、それが説明的ではなく、「これは何の記憶だ」とか言いながら鬼本人が記憶を辿っていることを、ちゃんと描いてる感じがするんだよね。だから、読んでるこちらもスムーズに一緒に思い出している感覚になれる。

©吾峠呼世晴/集英社 『鬼滅の刃』(集英社刊)11巻第96話
中谷 そうなんだよな。なぜ今の自分に至ったのか? という点を人生を振り返りながらしっかり説明してくれる。吾峠先生がつくるキャラクターの造形って本当にすばらしいと思う。キャラクターでいうと、原作を読んでいてうれしいことがあったんだよね。
野澤 中谷が描いてるキャラとかぶった?
中谷 嘘やと思われるかもしれないですけど、漫画を描いていたときに書きためていた設定メモに、「何も決められなくて、コインを投げて決めるやつ」って書いていたんですよ!

©吾峠呼世晴/集英社 『鬼滅の刃』(集英社刊)7巻第53話
野澤 栗花落カナヲ!
中谷 その場面を読んだとき、「発想が吾峠先生にちょっとかすった!?」ってうれしくて。
野澤 すごいね。実は僕もカナヲとは縁があって。僕はかなり優柔不断で、20年ぐらいずっと携帯の時計を見て、分数が奇数か偶数かで、やるかやらないかを決めてるんだよね。
中谷 マジっすか!?
野澤 マジで。ほぼカナヲみたいな生き方してて。のちに胡蝶カナエがカナヲに「きっかけさえあれば人の心は花開くから大丈夫」と言っていたので、俺もカナヲみたいに早く花開きたいなっていうのはありますね。
中谷 何をやねん!(笑)

芸人
Nakatani
1989年10月23日生まれ。幼なじみの阪本とマユリカを結成。ラジオ関西Podcast「マユリカのうなげろりん!!」(毎週土曜23時頃〜)を配信中。

芸人
Yushutsu Nozawa
1986年12月24日生まれ。ピン芸人。YouTubeチャンネル「ハンターハンターチャンネル」を配信。中谷と漫画愛を語る「双龍砲」を定期開催。
鈴木ゆうかがときめいた
竈門兄妹の温かい絆
少年漫画経験値ゼロの鈴木ゆうかさんが初めてどハマり。気づけば推し活をしていたその魅力とは?
今まであまり漫画を読んでこなかったのですが、『鬼滅の刃』にハマってから、グッズを集めたりして推し活までするようになりました! 特に惹かれたのは、竈門兄妹が厳しい世界で生きながらも、他人への温かい気持ちや家族への愛を大事にしているところ。蜘蛛の鬼の累との戦いで、禰豆子は兄に加勢しかばいながら、血鬼術・爆血で勝利を後押し。炭治郎は悲しみのにおいがした累の最期に寄り添います。『鬼滅の刃』が大好きになった話のひとつです。

©吾峠呼世晴/集英社 『鬼滅の刃』(集英社刊)5巻第43話
キャラクターとしては、堕姫ちゃんは圧倒的に美しくて好き。強めの性格も魅力的で、「遊郭編」を読んでいたときは、仲よくなれるかわからないけどずっと会いたいと思っていたくらいです(笑)。


©吾峠呼世晴/集英社 『鬼滅の刃』(集英社刊)9巻第75・76話

俳優・モデル
Yuka Suzuki
1996年10月1日生まれ。俳優、モデル。現在、雑誌『andGIRL』レギュラーモデルや情報番組『ZIP!』キテルネ!リポーターを務める。
宇垣美里が胸を打たれた!
勧善懲悪、鬼の生きざま
原作の絵が大好きと語る宇垣美里さん。漫画ならではの魅力を挙げればキリがないという、あふれる愛をお裾分け!
鬼殺隊も鬼も、物語に絡むキャラクター一人ひとりに愛情を注いで、緻密なプロットを立てて描いていることが、背景や描写から伝わってきます。単行本の空きページに書かれている物語や設定の大量のこぼれ話からもわかりますよね。同時に、どんな悲しい境遇を持つ鬼であれ、また死に際の夢で家族が迎えに来ようとも最期は地獄の業火に焼かれる。世界を見据えるシビアな目線も好き。彼らはひとつ歯車がズレていたら、鬼殺隊にいたかも、とまで考えさせる余白がある。

©吾峠呼世晴/集英社 『鬼滅の刃』(集英社刊)8巻第64話
鬼殺隊ではしのぶさんが好き。毒を使う自分なりの戦い方を選んだ彼女は、カナヲたち後進を守り育ててきた保護者でもあって。困難に立ち向かう人間の強さを体現していると思います。

©吾峠呼世晴/集英社 『鬼滅の刃』(集英社刊)16巻第141話

アナウンサー・俳優
Misato Ugaki
1991年4月16日生まれ。アナウンサー、俳優。主演ドラマ『できても、できなくても』が放送中。『週刊文春』では漫画評を連載している。
Interview&Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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