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半年間の武者修行スタート! 中島裕翔が「GAROU」で撮影技術をストイックに磨く!

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INTRODUCTION

「ライティングの勉強をしたいなと、ずっと思っていました。これまでの『GAROU』では、カメラひとつでいろんな場所に行って、自由に作品を撮らせてもらってすごく楽しかった。でもランドスケープやスナップって、いろいろ考えれば意図的に撮れるものもありますが、“今たまたま光がきれいでいい感じに撮れたな”というように、偶発的だったり、運だったりの要素も結構あるよなと思うんです。だから、もっと自分で撮影環境を作っていくクリエイションにも挑戦できたら...と考えたとき、もう少し未知のテクニカルな部分への学びにフォーカスしたくなりました。
ということで、ここから半年くらい“武者修行”を裏テーマに、僕の技術面をブラッシュアップさせていこうと思います。そして初回からいきなり『物撮り』っていうマニアックなテーマです(笑)。ちょっとアカデミックなGAROUに、どうぞお付き合いください」
(from 裕翔)

中島裕翔

file 1.

スタジオにこもって「物撮り」に初挑戦! 作品ができるまでの全プロセスを学ぶ

スタジオライティングの物撮りのセッティング

撮影するのは...
ガラスのフレグランスボトル!

「これまでいろんな雑誌でお仕事をさせて頂いてきたので、メンズノンノや女性誌の美容ページに載っている化粧品の写真を、きれいだなぁってよく見ていたんです。特に僕は“光”が好きなので、反射が美しいガラスのボトルは大好物。“このキャップに写り込んだ光、どうやって撮ったのかな”なんて眺めていました。物撮りっていろんな技術が詰まっていそうだけど、わからないことも多いので、今日は工程のスキップなしで、たくさん勉強します!」(from 裕翔)

先生による参考作品の フレグランスボトル

今回の先生

裕翔さんが出演したメンズノンノのフレグランス企画でも物撮影を担当したフォトグラファー・さとうしんすけ氏。〈スタジオ勤務を経て山口恵史氏に師事、2017年独立。雑誌や広告を中心に活躍中。美しい物撮りが人気!〉


1. MATERIAL

まずは、撮影するアイテム選び。組み合わせるプロップも、構成を考えながら選ぶ

撮影用の小道具
撮影用の小道具を選ぶ中島裕翔

スタジオに用意されたのは、編集部から運び込まれた大量のフレグランスボトルと、スタイリストが集めたプロップたち。事前に裕翔さんが「光がきれいな作品にしたいな」と話していたことから、ガラス玉やヴィンテージのアクセサリーなど、反射が効いてきそうなものが用意された。「なにこれビュッフェみたいじゃん! 楽しすぎ!! どれを撮ろうかな~」と目を輝かせながら撮影するアイテムを選んでトレーにのせていく。


選んだ小道具

悩んだ結果、ひとまず裕翔さんが選んだのが↑こちら。「実際にライトを組んでみて、どんなふうに光が透過するかを見て微調整するかも。液体に色がついているのかと思いきや、瓶の色なんだ!っていうものもあって、今目で見ている印象とも変わってきそうだし」と、早くも玄人感のあるコメントで、スタッフをざわつかせる。「あらためてじっくり観察すると、香水瓶ってどれも個性があってすてきですね。組み合わせも迷うなぁ。今後いいボトルを見かけたら、作品撮りのために“パケ買い”するかも(笑)」

2. SETTING

きれいな作品を撮るための、地味だけど確実に必要な作業

フレグランスボトルを手に取って確認

撮影用に配置されたフレグランスボトル

物撮りには、知られざる“下ごしらえ”が。撮影したときの見栄えをよくするため、ボトルの裏に貼られた成分表示のシールをはがしたり、入念にクロスで拭いたり。それを経てはじめて撮影台に並べることができる。「強いライトを当てると、気づかなかったところに指紋がついているのが見えてしまい、撮り直しになることも。しっかりきれいにしましょう」という、さとうさんのアドバイスに「僕、こういう作業めちゃくちゃ好きです!!」と持参したマイ・ブロアー(空気の圧力でホコリやチリを吹き飛ばす道具)片手に黙々とガラスボトルをきれいにしていく裕翔さん。恐ろしく手際のいいスタジオマンみたいだ...とスタッフも感心(?)。

 
 

Point!

 

撮影のポイント 1
撮影のポイント 2

←転がりやすい丸いボトルは、後ろに小さく「ねりけし」を装着し、滑り止めに。↑ある程度置く場所が決まったら、実際の撮影イメージに近いライトをつけて、影の伸び方などを確認する。

きれいになったボトルを並べて、裕翔さん自ら配置を考えていく。「バランスが悪いから、すりガラスのボトルはやめて、キラッと光を反射させるもので統一しよう」とラインナップを再考。さとうさんの「ライトを低くするほど影が伸びるよ」というアドバイスをもとに、「今回は影の存在感が強すぎない方がいいから、少し上げようかな」とベストなライト位置を探る。

セッティングしながらさとうさんが教えてくれた「ライトは撮影する物と近いほうが精密な調整がききます。だからセットを組む場所は狭いほどいいんです」という話に「モデルカットだとスタジオは広いほうが使い勝手がいいけど、物撮りはミクロの世界。狭いほどいいというのは目から鱗! たしかに、本当にちょっとしたライトの調整で影や反射の具合が全然変わってくる...」と驚く裕翔さん。

3. SHOOTING

いよいよシャッターを切る! アングルは、“真俯瞰”に

撮影の様子

フレグランスボトルをラフに転がし、色とりどりのプリズムで自由に遊んだようなムードを狙うため、裕翔さんは真俯瞰(撮影物を垂直に見下ろすアングル)での撮影を選択。また、この連載はスマホでの閲覧率が高いということを聞き、「画面で少しでも大きく見たいよね!」と、横位置ではなく縦位置で撮ることに。裕翔さんが初めて使う『ウェイトスタンド』と呼ばれる機材にカメラを固定し、ベストポジションを見つけるべく試行錯誤。「光の具合もだけど、どういう画角にするかでも印象が変わる...考えることが無限にあって、今日終わらないかも(笑)!」


4. FINE-TUNE

こだわるほどゴールの見えない世界!? “突きつめ型”の裕翔さん、沼にはまる...!

撮影中のカメラ
モニターに映された写真

シャッターを切ったら、PCの大きなモニターで確認。「うーん、思ったより影が濃く伸びすぎていてアイテムを邪魔してるかも。プロップも少し間引いた方がいいのかな...」と、脚立とモニターの間を行ったり来たりしながら、何度も微調整。さとうさんの「コントラストが気になるなら、銀レフ(反射板)で全体の明るさを起こすという手もあるよ」というテクニックを拝借しつつ、これだ!というトーンを探っていく。「ここの写り込みがいやだなとか、この変なハイライトはなんだろうとか気になり始めると、全部変えたくなっちゃう...」と夢中になる職人気質な裕翔さんを、「もう朝までやろう(笑)!」とスタッフ一同見守ります。一体どんな渾身の作品が完成したかは...後半で!

and...もう1パターン挑戦!

アプローチをガラッと変えた2作品目、どんな仕上がりに?

もう1パターンの撮影に挑戦 1
もう1パターンの撮影に挑戦 2
もう1パターンの撮影に挑戦 3
もう1パターンの撮影に挑戦 4

物とプロップを選び、ボトルをきれいにしてセッティング、撮影と微調整...という基本的なプロセスは同じ! 「気を付けるポイントや、自分的にこだわりたい点が1枚目の撮影である程度わかった」と手際よくセッティングしていく裕翔さんを見て、「カメラの予備知識があるとはいえ、のみ込みが早すぎる...!」と、さとうさんも驚いた様子。「せっかくだから、ひとつめの作品とは全然ちがう感じにしたいな」と、ボトルのテイストやプロップなど、“艶消し”方向のアイテムを選んでいく。撮り方もアプローチを変えて水平アングルにしたりと、随所に工夫が。


YUTO NAKAJIMA’S GAROU Interview

FINISH!

001

中島裕翔が撮影したフレグランスボトル 1

撮影/中島裕翔

“僕は光が大好きだ”という思いを物撮りに込めたらこうなりました、という1枚。自由で軽やかなムードを大切にしました

「GAROUを読んでくださっている方はご存じのとおり、僕は光というものがとにかく好きで。自分の匙加減で美しい光を作れる幸せを噛みしめながら、この作品を撮影しました。
ガラスを光が透過して、その先に生まれる色がきれいだとか、光の通り道ってたまらないなというのはカメラを始めてからずっと思っていたのですが、写真集『Hue I am』の制作時にそれをあらためて実感したことがありました。写真集の中に、僕がロンドンのレストランでレモネードの瓶を撮影した作品があるんです。『レモネード光拡散割り』とタイトルをつけたように、逆光のなか置かれたガラスのボトルがすごくきれいで印象に残っていて、その1枚が撮れた時、もっと光にこだわって物を撮影できたら面白いだろうなと思いました。
だから今日はそれが叶った感じがしましたね。さとうさんにアドバイスを頂きながら、どのボトルだったら光がきれいにこぼれるかなと考えセットを組みましたが、“それをやりたいんだったら、じゃあライトはこの位置ってことになるよな!”というふうに、頭を使いながら撮影する楽しさがありました。
それから、光をきれいに見せるには影の存在も欠かせないんだなと......奥深いですよねぇ。シャドウ部分をどうコントロールするのか、こだわり出すと細かいところまで気になる性分なので、途中終わりが見えなくなりかけましたけど(笑)。でも一発目ということで、自由な構図でできるだけのびのびとやってみたつもりです」
(from 裕翔)

002

中島裕翔が撮影したフレグランスボトル 2

撮影/中島裕翔

2枚目は、シックで落ち着いたトーンに。実際に雑誌の香水特集で使ってもらいたい、という気持ちで撮りました(笑)

「1枚目が自由な感じだったので、すこし大人っぽく撮ろうと思いました。となると、そもそものプロダクトの選び方から変わってくるんですよね。ガラスの質感や色味、プロップをいずれもドライな雰囲気のものにするなど、ちょっと渋めを意識しました。
最初はボトルを横一列に並べていたんですが、画角が縦位置だとどうしてもひとつひとつの物が小さくなっちゃうし、上下が空きすぎるのがイマイチだなぁと悩んだんです。そうしたらさとうさんが“積む”というアイデアをくださって! “はー、たしかに!! こんなのもありなんですか!”って感動しちゃいました。積み木みたいにボトル同士を重ねたり、思い切って横に倒したり...たしかにこういうの、雑誌で見たことがあるはずなのに、いざ自分でやると出てこないもんですね。一発で絵になるような組み方を思いつく瞬発力みたいなものも、物撮りカメラマンには必要なんですね。
そしてこの写真に関しては、本当に僕が美容のページの撮影を依頼されたとしたら...ということを、実は少しだけ考えながら撮りました。せっかくプロの方々に囲まれて撮影したので、作品ではなく仕事として納品するつもりで皆さんが写真のどこを気にしているのかを聞いてみると、なるほどなぁと唸ることばかりでした。今日何回「なるほど!」って言ったかわからない(笑)。たとえば、“この写真をレイアウトに使うとき、編集さんはどこに文字を入れられるか気にするんだな”とか、“デザイナーさんがトリミングするかもしれない可能性を考えて、念のため余白込みで撮影したほうがいいよな”とか、皆さんが使いやすい1枚にするために気をつけるポイントがたくさんあって。そのあたりはすべて意識したつもりです。伝わらない部分ではあるけど(笑)、僕の気の持ちようって感じですね。
ちなみに、一番のお気に入りポイントは左端のボトルのキャップと、そのすぐ下のガラス部分のハイライト。やっぱり光が好きなんだなと思います(笑)
(from 裕翔)

YUTO NAKAJIMA’S GAROU Interview

撮影を終えて

「今日はもう、ほんっとうに楽しくて公私混同すぎました(笑)! みんなでわいわい作業するスタジオのムードもよくて、大人の職場体験かな? いや合宿かな? ここは部室?っていう感じだった。また物撮りしたいなぁ。
実は少し前に自分で買った灯体(ライト)が家にあるんです。確度や高さによって光がどのくらい変わるのかを実験したり、アタッチメントをいろいろ試してひとりで遊んだりしてて...あ、引いてないですか?(笑)。でも今日、実際に第一線で活躍されているプロの方とご一緒して、よりライティングの魅力を知りました。ちょっとした加減で光の表情をコントロールできるのがすごく楽しくて、撮れたものはすべて自分の責任のもとできあがっている、というところにやりがいを感じましたね。その分緊張感もあるし、こだわるほど終わりの見えない怖さもあるけれど、好きなことはとことん突きつめたくなる僕には非常に向いています。
そして撮影の間ずっと思っていたのは、なにかを撮るというのは、被写体が持つよさを見つけるということなんだなと。今日のガラスボトルも“この子はどこが見せどころなんだろう、どこを写してあげるといいんだろう”と、細かいところまでしっかり観察して個性を探しました。それって人物にも風景にも当てはまると思うので、“あぁ、カメラマンってそういう仕事なんだな”と腑に落ちましたね。
来月以降もテーマを変えて、写真の技術を磨くチャレンジをしていきます。今年はもっともっとパワーアップしていきますんで! 何かを撮ってほしいとお願いされたとき、何がきてもちゃんと「撮れます!」って言える頼もしいカメラマンになりたいので、それを目指して頑張ります」
(from 裕翔)

Photos: Yuto Nakajima(still) Teppeihoshida(model) Hair and Make-up:NOBUKIYO Stylist:Takeru Sakai Cooperation:Shinsuke Sato UTUWA AWABEES

[メインカット]ジャケット¥121,000/ヴィヴィアーノ その他すべて/スタイリスト私物

 

Instagram


中島裕翔のプロフィール画像

Profile

中島裕翔(なかじま ゆうと)
1993年8月10日生まれ。東京都出身。2017年6月号より2025年12月号まで、1号も欠かすことなくメンズノンノレギュラーモデルを務めた。この写真連載「GAROU」とともに、メンズノンノとの友情はこれからも続いていく。1st写真集「Hue I am」(集英社)が大好評発売中。

INFOMATION

『連続ドラマW シリウスの反証』

冤罪の救済に挑む弁護士たちの戦いを描く社会派ミステリー。これがWOWOWオリジナルドラマの初主演となる裕翔さんが演じるのは、冤罪被害者の救済に取り組む団体「チーム・ゼロ」に所属する弁護士の藤嶋翔太。正義と真実をめぐる重厚なテーマに巧みな犯罪トリックを盛り込んだ骨太な作品に、裕翔さんが真っ向から挑戦します!
1月より放送・配信中。
詳しくはコチラ

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