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“キュン”ではなく“刺さる” 長編小説「夜行秘密」著者カツセマサヒコさんインタビュー 【今月のカルチャー】

“キュン”ではなく“刺さる” 長編小説「夜行秘密」著者カツセマサヒコさんインタビュー 【今月のカルチャー】

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BOOK

MASAHIKO KATSUSE

カツセマサヒコ

1986年、東京都生まれ。2014年よりWebライターとして活動を開始。2020年刊行のデビュー小説『明け方の若者たち』が若い世代から支持され、北村匠海主演で映画化。今年12月に全国ロードショー。ラジオパーソナリティを務めるなど活動は多岐にわたる。

「エモい青春小説からシリアスな群像劇へ」

デビュー作の『明け方の若者たち』から約1年。カツセさんにとって2冊目となる今作は、indigo la Endの同名アルバムとコラボした連作短編。

「14曲それぞれの短編小説を書くこともできたんですが、それでは音楽を超えられない。アルバムの核をずらさずにひとつの物語に置き換えることにして、曲のコアな部分とひもづいた登場人物たちを考えました。そうすればアルバムを聴き終えたときの感動と、小説の読後感がズレないんじゃないかと」

その言葉どおり多視点による群像劇になった。SNSで人気になったバンドのヴォーカル、岡本音色もそのひとり。

「indigo la Endとのコラボなので、音楽好きだけど小説はあまり読まないという人たちも手に取ってくれるはず。音楽をフックに音色とメンバーたちの成長を書きたいと思いました」

メンバーたちの成長は、カツセさんの小説家としての進化とも重なる。

「1作目は自分の内側に潜っていく内容だったので、2冊目は外に目を向けて書くようにしたかったんです。エモい青春小説を書く人、というイメージから脱却したいという気持ちもありました。この物語に“胸キュン”と言う人はひとりもいないと思います(笑)」

“キュン”ではなく“刺さる”――「いま」を生きる僕たちの物語だ。

 


『夜行秘密』


双葉社/¥1,540



映像クリエイターとして成功した宮部あきら、SNSでブレイクし売り出し中のバンド、ブルーガールのヴォーカル、岡本音色。2人の対照的な男と、彼らに関わる女性たちを通して現代社会に潜む光と影を描く連作短編小説。

Photo:Takahiro Idenoshita Text:Kenji Takazawa

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