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ニュース番組などで一度は聞いたことがあるだろう「サイバー犯罪」。「ターゲットはお年寄りでしょ?」と思ったら大間違い。じつはネットネイティブ世代が続々と被害に! 人生が台無しになりかねない犯罪から身を守るためにも、正しい知識を学ぼう。
自分は大丈夫、と思ってない?
ふとしたことで大惨事に…
僕らが気をつけるべきことって?
知るべし! 最新版ネットセキュリティ
今からでも遅くない!
セキュリティ対策Q&A
実際に被害に遭ったときの対処法から、安全なサイト&アプリの見分け方までをわかりやすく解説! 基礎ルールとの合わせ技でセキュリティをさらにパワーアップさせて、サイバー犯罪に打ち勝とう。
教えてくれたのは
佐々木成三さん
元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補。学生を犯罪リスクから守ることを目的に設立された「一般社団法人スクールポリス」の理事として講演を行うほか、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍。著書に『あなたのスマホがとにかく危ない』『スマホで子どもが騙される』などが。
Q1.フォロワーは何人以上いればそのアカウントを信頼できる?
A1.フォロワーやいいね!の数は信用しちゃダメ!
「現金プレゼント企画を機に前澤友作さんの偽アカウントが急増、フォロワーが2万人を超えているものも。認証バッジの有無からアカウントの開設日まで、きちんと確認を!」
Q2.SNSを乗っとられたらまず何をするべき?
A2.パスワードを即座に変更!
「パスワードを変えられる前に、素早く変更することが大切。そうするとページが自動でログイン画面に切り替わり、犯人が使用できなくなります。知らぬ投稿やフォローがされていないか確認し、二段階認証を設定してセキュリティを強化!」
Q3.不正アプリの見分け方が知りたい!
A3.まずは公式アプリストアで検索! レビューの数やコメント、開発元のウェブサイトも確認を
「不正アプリはスマホ内の情報を流出させたり、アダルトサイトの広告をしつこく表示したりします。人気アプリに扮(ふん)していることが多いため、DL(ダウンロード)前に必ず情報を調べること!」
Q4.クレジットカードは悪用されてもカード会社が補償してくれるでしょ?
A4.何か月も見逃していると補償が適用されない場合も!
「日頃から愛用しているサイトで、しかも長期にわたって使われてしまうと、不正利用であることが立証しにくい。自己負担になってしまった、というケースもあるので、明細の確認は欠かさずに!」
Q5.画面にウイルス発見の警告がポップアップ! ウイルスを駆除する方法は?
A5.そのポップアップ、偽警告かも!
「偽警告とは、ウイルス駆除をうたって金銭を得る手口のひとつ。まず、ウイルス対策ソフトを入れていない場合、このようなポップアップが出ることはありません。入れている場合は、正規の通知を調べて見比べましょう」
Q6.おすすめのウイルス対策ソフト&アプリは?
A6.王道の「ノートン」&「ウイルスバスター」は間違いなし
「PCだけでなく、スマホにも入れておくと安心。無料のものも多数ありますが、それ自体がウイルスという可能性も否めません。定番ブランド&有料のものが無難です!」
Q7.写真から場所を特定されないために注意すべきことは?
A7.位置情報は必ずOFF! さらに背景をボカすとなおよし
「情報社会の今、電柱やマンホールの絵柄からも場所を特定されてしまいます。友達のアカウントを介して個人情報が漏れてしまうケースも多いので、タグづけも注意が必要」
自分は大丈夫、と思ってない?
Photo:Yumi Yamasaki Illustrations:Hiroyuki Ishii Composition & Text:Ayano Nakanishi
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