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2025年10月13日まで大阪・夢洲(ゆめしま)で開催中の『大阪・関西万博(正式名称:2025年日本国際博覧会)』。開催直後から話題が絶えないこの万博へ、メンズノンノモデル 樋之津琳太郎が潜入!閉幕まであとわずかの大阪・関西万博の『メンズノンノ』的楽しみ方を紹介していく。
2025年 大阪・関西万博に
メンズノンノモデルの
樋之津 琳太郎が潜入!

「開催当初から話題の絶えない、2025年 大阪・関西万博。どんなものがあって何を見れるのか、今からワクワクしています。『メンズノンノ』世代代表としてその楽しさや学びをレポートしていくので、記事とYoutubeで公開しているvlog動画、どちらもチェックしてくださいね!」(樋之津)

「万博」とは世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントのこと。地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる特別な場だ。今回の万博で主な目標として掲げられているのは「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」と「日本の国家戦略”Society 5.0”※の実現」。未来の更なる発展のために世界各国がどのような取り組みをしているのか、という観点で会場内を巡ると、新たな発見に出会えるはず!
※サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会のこと。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会を指し、IoT(物のインターネット)、AI(人工知能)、ロボティクス、ビッグデータ、バイオテクノロジーといった技術により様々な地球規模の課題が解決される社会は、SDGsが達成された社会でもあると定義されている。
初めて行くならまずはここをチェック!
『メンズノンノ』的楽しみ方を紹介。
①大屋根リング

会場のシンボルとなる建築物「大屋根リング」。最大の木造建築としてギネス世界記録にも認定されているほど、実物は圧巻!大阪・関西万博の会場デザインの理念「多様でありながら、ひとつ」を表すシンボルとして、来場する人々を出迎えてくれる。

リングの中は通路になっており、撮影する人々はもちろん、夏場は日陰スポットとしても大活躍!併設されているエレベーターでは屋上に登ることもできる。

屋上は全周約2キロメートル。上から見る景色も壮観!会場が海沿いにあることから、心地よい潮風や日没なども楽しめる。場所によって見える景色も様々なので、まずはここを歩きながら会場全体を上から眺めて把握するのもオススメだ。
②イタリアパビリオン

最初に訪れたのは、イタリアパビリオン。ここには、通常なら現地でしか見ることのできないという、非常に貴重な美術品などが展示されているとの噂が。かなりの人気パビリオンなので、平日でも午前中から長蛇の列!基本的に事前予約が必要なので、必ず訪れたいという場合は公式サイトでのチェックをお忘れなく。

入場すると、没入感のあるオープニングムービーがイタリアの歴史や技術の進歩を紹介してくれる。そしてムービーが終わる頃、スクリーンがくるりと回転…!?

そして現れたのは、イタリアの過去、現在、未来の英知が集結した豪華な空間!「あれもこれも、ニュースで見たことある!」と樋之津も大興奮。

出迎えてくださったのは、イタリア政府代表のマリオ・バッター二さん。なんと今回は特別にパビリオン内を案内してくださることに!

天井に展示された木製の飛行機。こちらは驚くことに、日本と縁が深いものなのだそう。「大正時代にローマ-東京間飛行を成し遂げた木製の飛行機『アンサルドSVA9型機』です。全長約8メートルの骨格をイタリアから運び、職人が復元しました。レプリカではないので本当に飛べるんですよ。この他にも、イタリアパビリオンで展示されているものは全て現地から持ち込んだ“本物”のみ。レプリカは一切ないことも注目していただきたいポイントです」(イタリア政府代表 マリオ・バッター二さん)

冒頭でも紹介したこの像は『ファルネーゼのアトラス』。両手で肩の天球儀を持つ、天文学の巨神アトラスの姿を表現した大理石彫刻で、約2000年前のローマ時代に製作された作品だ。そしてこちらはなんと日本初公開。「星座や星のシンボルが施された“宇宙”を肩に持っていることから、この時代からイタリアは宇宙技術への関心がとても深かったことが伺えます。そしてそれは今も同じです。イタリアは美術品などのイメージが強いかもしれませんが、実は宇宙技術の最先端の国でもあるのです。その進歩や開発した技術なども豊富に展示しているので、このパビリオンをきっかけに、イタリアの未来を感じていただけたら嬉しいです」(イタリア政府代表 マリオ・バッター二さん)

イタリアパビリオン内に併設されている、バチカンパビリオン。バチカン市国がパビリオンに出展するのは今回が初!そしてここで鑑賞できるのが、バロック絵画の巨匠・カラヴァッジョによる名画『キリストの埋葬』だ。愛、献身、信仰の変革の象徴となったバチカン美術館所蔵作品なのだが、なんとこのパビリオンでは現地とは異なる位置やライティングで展示されているのだとか。「こんなに近くで見れるのはこれが初めてです。細部まで作品の息遣いを感じることのできる本当に貴重な機会なので、是非ゆっくり鑑賞してください」(イタリア政府代表 マリオ・バッター二さん)
その他にも、レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチや、ファッションアイテムの展示、さらに本場の味が楽しめるレストランなど、ここだけで2時間、、いや、3時間以上は滞在できそうなボリューム。万博に行くならまずは訪れたいパビリオンであること間違いなしだ!さらに詳しい内容はYoutubeでも公開中。是非、チェックしてみて。
③オーストラリアパビリオン

次に訪れたのは、オーストラリアパビリオン。事前予約も受け付けているが、比較的スムーズに入れるので当日入場にもオススメのスポットだ。

ここでも特別に、オーストラリアパビリオン 政府代表のナンシー・ゴードンさんがパビリオンを案内してくださることに!

まず目の前に広がるのは、オーストラリアの広大な自然を再現した『大地のカントリー』。ユーカリの森に足を踏み入れ、ブッシュウォーキング※を楽しむ没入型体験ができる空間だ。
※森を散歩しながら、動植物や自然観察を楽しむこと。オーストラリアの代表的なアクティビティで、世代を超えて愛されている。

「実は木の中にはオーストラリアならではの様々な動物が映像で潜んでいます。みなさんもご存知のコアラはもちろん、大きなリスのようなポッサムなど、初めて見た!という動物にも出会えるはずです」(オーストラリアパビリオン 政府代表のナンシー・ゴードンさん)

続いて『空のカントリー』。「これはオーストラリア、つまり南半球の夜空です。ここでは、先住民の方々の航法や季節、星が文化にどのように関わっていたのかをお見せしています。天の川がエミュー(オーストラリアの国鳥)に見えていたり、あそこに南十字星も!日本の夜空とはまた違う見え方を楽しんでみてください」(オーストラリアパビリオン 政府代表のナンシー・ゴードンさん)

そしてラストは『海のカントリー』。全面のスクリーンで自然美を感じながら、先住民の方々がどのように自然環境を保護してきたのかを目と耳で没入型体験をできる。「オーストラリアも日本と同じく島国です。オーストラリアに住む人々にとって、海は国境というよりも“つながり”。その雄大さと尊さを全身で感じられる空間だと思います。映像は全編2分ほどで、私のおすすめポイントはクジラが横切るシーン。動画でご紹介しているので是非チェックしてくださいね!」(オーストラリアパビリオン 政府代表のナンシー・ゴードンさん)



パビリオンの屋外には、オーストラリアのフードとドリンクを楽しめるカフェテラス「カフェKOKO」が。時間によっては併設のステージでスペシャルイベントが開催されるという贅沢な空間だ! 片手で食べられるメニューが豊富なので、ランチや軽食にもピッタリ。

大のコーヒー好き樋之津も唸った、淹れたてのオーストラリアン・フラットホワイト。フラットホワイトとは、エスプレッソにスチームミルクを注いだもの。通常のラテよりもミルクの比率が少ないのでエスプレッソの風味が強く、食事のおともにもピッタリ。オーストラリアでは定番のドリンクなのだとか。

そしてここで絶対食べて欲しいのが、クロコダイルロール。オーストラリアでは鶏肉や豚肉の代わりとしても親しまれているのだとか。ワニ…!?と驚きながらも食べたその感想は?「肉肉しくて強い味なのかと思っていたんですが、むしろ味は爽やかで美味しい!ツナサンドに似ているかも。さっぱりしているけれど旨みがあって、あっという間に完食しました」(樋之津)。この他にも、オーストラリア産ビーフを使ったバーガーやパイ、オーガニックドリンクなどを堪能した樋之津。渾身の食レポは是非、Youtubeでチェックしてみて。※商品・値段は変動する可能性がございます。
④未来の都市パビリオン


博覧会協会と12の企業・団体が共創した「15アトラクションによる未来体験」が魅力的なパビリオン。テーマは『幸せの都市へ』。人類が幸せに向かってどのように進化を遂げていったのかを振り返るとともに、未来をどのように創り上げていくのか、という問いかけへのビジョンをプレイス毎に紹介しており、来場者は実際に触れたり体験することができる。
●株式会社 日立製作所 / KDDI株式会社

株式会社 日立製作所とKDDI株式会社が共同で出展しているのが、ここ『ミライシアター』。

「未来は自分たちで変えられる」をコンセプトに、120名の参加者が2035年の未来をのぞき、課題解決に参加できるというサイバー空間だ。

参加者にはそれぞれ専用のタブレットが配られ、2035年という未来で起こりうる環境問題や都市開発計画について理解し、それぞれが抱える“課題”への解決策を選んでいく。

最も投票された選択肢に未来は進んでいくため、どのような結果になるかは毎公演異なるのだとか。「僕が選んだ選択肢は今回ほとんど少数派でした…(笑)。提示される課題がどれもリアルだから、今から自分たちが何かアクションを起こさないと、住みやすい未来は実現しないのだと、現実的に考えさせられるきっかけになりました」(樋之津)。
●川崎重工業株式会社

人類には移動をすることで幸せを感じるDNAが存在するという研究結果から、「移動本能」を解き放つモビリティを具現化し、見学することのできる川崎重工株式会社のブース。

こちらは未来の鉄道車両を表したもの。個室?と思うかもしれないが、実はこれ4人乗りの「キャビン」。この箱自体が飛行機や船や鉄道車両にはめ込むことのできる仕様で、実現すると、駅や空港で乗り換えをする必要がなくなるのだという。なんと画期的!

窓はモニターになっており、家族との電話や医者からの診療など、個人的なスペースだからこそ利用できる設備も充実。ロボットアームが身の回りの動きもアシストしてくれるという、まさに未来の『移動手段』だ!
●日本特殊陶業株式会社

いつでも、何処へでも、誰にでも資源エネルギーを届ける「自律可搬型循環技術」を提案し、水と 空気の循環「CyclusNiterrium(サイクラスニテリウム)」を紹介するのは、日本特殊陶業株式会社 のブース。

映像が浮かんで見える特殊なボックスの中に手を入れてみると… ?「すごい!画面に触れないで空間を撫でているだけなのに、しっかりと何かに“触っている”感覚 がある!」。これは超音波を特定の場所に集める ことで、任意の空間に触覚をつくることができる技術なのだとか。

将来この技術が通信可能になれば、遠隔でも脈拍を測るなどの触診を実現することができるのだそう。「現時点でここまでリアルな感覚だから、人同士のコミュニケーションに利用するのもそう遠くない未来で実現されそう。普段生活していたら知ることのできない、日本の最新技術を肌で感じられたパビリオンでした。他にもまだまだたくさんのブースがあるので、全部周ってみたい!」(樋之津)。

⑤EUパビリオン

最後に訪れたのは、ここEUパビリオン。欧州連合(EU)と日本の関係は1959年に始まり、それ以来、両者は平和と民主主義の推進、人権の尊重、公正な貿易の促進など、さまざまな分野で緊密に連携している。近年では、気候変動対策やデジタルトランスフォーメーションの推進にも取り組んでおり、これらは大阪・関西万博のテーマである「未来社会のデザイン」とも深く結びついているのだそう。

EUのモットーである「平等と持続可能性」を促進した内容など、意外と知らないEUの様々な取り組みについて理解を深めることができるこちらのパビリオン。

パビリオン全体は「欧州バウハウス」の理念に基づいて作られており、コルク素材のソファやコーヒーのカスを利用した鉢カバーなど、本来なら捨てられるべき素材を再利用するという、未来のことを考えた環境にやさしい空間なのも嬉しいポイントだ。
閉幕は10月13日!
現地を訪れてこの感動を味わおう。

今回の万博紹介はここまで。「万博内を歩いていると、建築物などにそれぞれ特徴があって、それだけでもすごい楽しかったです! 各パビリオンは本当に見応えがあって、今日は4か所のみの紹介になりましたが、人類が未来に向かって様々な取り組みを進めているということを、この目で見て感じる貴重な体験ができました。万博って何をしているか分からないな…という人こそ、まずは一度訪れてみてほしい!この場所に来るだけで、新たな発見やインスピレーションに必ず出会えるはずです」(樋之津)。
2025年大阪・関西万博の開催は10月13日まで。この貴重な機会に是非、足を運んでみて。
レポートしたのは…
万博vlog動画もチェック
大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)
Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan
■開催期間
2025年10月13日(月)まで
■開催場所
大阪 夢洲(ゆめしま)
■公式サイト
https://www.expo2025.or.jp/
Model:Rintaro Hinotsu[MEN’S NON-NO model] Photos&Composition & Text:Risa Kawamoto
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