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長蛇の列、観覧1時間待ちとなった作品「Goldrain」も再び! 大注目の現代美術家、ユージーン・スタジオ/寒川裕人さんの展覧会が開催中

長蛇の列、観覧1時間待ちとなった作品「Goldrain」も再び! 大注目の現代美術家、ユージーン・スタジオ/寒川裕人さんの展覧会が開催中

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世界で最も注目される現代アーティストのひとり、ユージーン・スタジオ/寒川裕人さんの個展が、6月2日から天王洲・MAKI Galleryで開催されている。ぜひ実際に見て感じたい数々の出展作から、一部をここで紹介する。

ユージーン・スタジオ/寒川裕人
想像の力 Part1/3

ユージーン・スタジオ/寒川裕人《ゴールドレイン》2019 年 Installation view: Museum Of Contemporary Art Tokyo 2022 Photo: Keizo Kioku Courtesy of the artist   © 2019 Eugene Kangawa

1_「Goldrain」

過去にはオノ・ヨーコや草間彌生といった芸術家が個展を行っている東京都現代美術館において、過去最年少での個展を実現させたユージーン・スタジオ/寒川裕人さん。平成生まれのアーティストの個展は、同館では初のことだった。

記録的な盛況ぶりとなったその個展で、観覧まで最大1時間待ちとなった作品が「Goldrain」(写真上)。金色の粒子が、空気の流れによって絶え間なく動きを変えながら静かに降り注ぎ続けるさまは美しく、そして想像力を刺激する。


ユージーン・スタジオ/寒川裕人《Rainbow Painting series “Group portrait”》, 2021 Oil painting with brush, Museum Of Contemporary Art Tokyo, Private collection Photo: Keizo Kioku Courtesy of the artist  © 2021 Eugene Kangawa

2_「Rainbow Painting series」

1筆ごとに油絵具の色を混ぜ合わせ、少しずつ微妙に異なる色の「点」がキャンバスに描き加えられていく。合計いくつの点が存在するかは数えられそうにもないけれど、全体を眺めると、とても繊細なグラデーションとなっている。

横幅8mの大作も含む「Rainbow Painting」シリーズは、世の中にいるたくさんの人々が、一人としてまったく同じ色ではないのだ、ということを改めて思わせてくれる作品でもある。

    

3_「想像 #1 man」

完全に光を遮断した環境で制作、運搬、展示され、アーティスト含めこの世で誰一人そのかたちを見たことがないという彫刻作品。観覧者は1人ずつ暗闇の中に入室し、ゆっくりと歩いて作品に近づき、そっと手で触れながら鑑賞する。

その「かたち」はどういうものなのか? 想像するしか道はなく、正解は鑑賞した人の想像の中にしか存在しない。決してインスタにも上げられないしオンラインで味わうことも不可能だけれど、必ず人に話したくなるアート体験だ。

   

ユージーン・スタジオ/寒川裕人 《Light and Shadow inside me》, 2023 Photogram, Geratin silver print 202 × 300 cm © 2023 Eugene Kangawa

4_「Light and Shadow inside me」

こちらは新しく制作された作品。光に反応する印画紙を折り曲げ、光の当たる時間や強さなどの微妙な違いによって生まれるモノクロームのグラデーションで、「私の中の光と影」が表現されている。


ユージーン・スタジオ/寒川裕人 《Light and Shadow inside me》, 2023 Photogram, Geratin silver print 202 × 300 cm © 2023 Eugene Kangawa

   

住所非公開のアトリエを
この期間だけ特別限定公開(予約制)

天王洲・MAKI Galleryで行われるこの個展「ユージーン・スタジオ/寒川裕人 想像の力 Part1/3」の会期に合わせ、豊かな緑や里山に囲まれたアトリエ「EUGENE STUDIO Atelier iii」を、日数限定で特別限定公開するという興味深すぎるイベントも。

ユージーン・スタジオ/寒川裕人 EUGENE STUDIO Atelier iii , 《Yellow flower field drawing》, 2021 Oil, gouache, grease pencil on brass, 305 × 600 cm © 2023 Eugene Kangawa

ユージーン・スタジオ/寒川裕人《EUGENE STUDIO Studio/Atelier iii》 Courtesy of the artist © 2023 Eugene Kangawa

こちらは天王洲とは別会場(住所非公開)で、予約が必要。専用リンクで確認してみよう。

「ユージーン・スタジオ/寒川裕人
想像の力 Part1/3」
   

会期:2023 年6月2日(金)~ 8月5日(土)
会場:MAKI Gallery(東京・天王洲)
 〒140-0002
 東京都品川区東品川1 丁目33-10 TERADA
 ART COMPLEX I
開館日:火曜~土曜
 (休館日: 毎週日曜・月曜、7/4)
開館時間:11:30 ~ 18:00
料金:無料/予約不要

※会期中、トークや新作のパフォーマンスなどの予定も。
※入場制限を行うことがあるため、最新の情報は下記webサイトにて確認を。

展覧会webサイト(マキギャラリー)
vip-mkg-eugenestudio-kangawa-231.makigallery.com/

   
   

作家プロフィール

ユージーン・スタジオ/寒川裕人
EUGENE STUDIO / Eugene Kangawa

寒川裕人(Eugene Kangawa)は1989 年アメリカ生まれ。過去に東京都現代美術館 個展「EUGENE STUDIO 新しい海 After the Rainbow」(2021-22)、金沢21 世紀美術館
「de-sport:」(2020)、資生堂ギャラリー個展「1/2 century later.」(2017)、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)「89+」(2014)など。
そのほかスタジオとして「Play Earth Park」(2022, 東京・富山)のコンセプト設計のほか、過去に人工知能や農業、バイオテクノロジー領域などの研究開発への参加や招聘があり、
初期の活動は2017年に『アート×テクノロジーの時代』(宮津大輔著、光文社新書)にてチームラボらとともに日本を代表する四つのアーティストとしてまとめられている。
また2021 年アメリカで発表された2つの短編映画がブルックリン映画祭やUrbanworld Film Festival、パンアフリカン映画祭、ヒューストン国際映画祭、ロードアイランド国際映画祭など、米アカデミー賞クオリファイを含む複数の映画祭でオフィシャルセレクション選出や受賞など。
   
EUGENE STUDIO
https://the-eugene-studio.com/
instagram https://www.instagram.com/eugene_studio_official/

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