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中田圭祐とモデルオーディション「突然、未来が変わる瞬間に出会えますよ!」

中田圭祐とモデルオーディション「突然、未来が変わる瞬間に出会えますよ!」

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大学1年生のときに合格し、2021年にメンズノンノモデルとして8年目を迎えた中田圭祐。実は、専属モデルになる2年前からスナップ企画などで活躍していた。服をこよなく愛する彼が、メンズノンノモデルとして生きることの魅力を語ってくれた。 スナップに出るようになったきっかけは?

「こう見えて僕、ずっとスポーツ少年だったんですよ。高1のときに部活を辞めたら、それまでスポーツ以外の趣味がなかったせいで、暇を持て余すようになってしまって。当時は思春期ど真ん中だからモテたいし、彼女が欲しい。そのためにはまずおしゃれにならなきゃ! と、ファッション誌を読んだり、原宿に通ったりするうちに、服の虜になっていました」


「そんなある日、フリマでかっこいいパンツを見つけて興奮していたら、売っていた男性から“高校生? 似合いそうだからあげるよ”と譲っていただいたんです。翌週、いつものように原宿で買い物をしていたら、その男性とばったり出会って。なんと、メンズノンノの編集さんだったんです!」

「“スナップ企画の撮影中なんだけど、参加してみない?”と言われ、“もちろんです!”と即答。小さくてもいいから載ってるといいな、なんてドキドキしながら発売日を楽しみにしていました。バイト先のコンビニで入荷してすぐに開いたら、めちゃめちゃデカく載っててびっくり! テンションが上がって、バイト仲間に“これ、俺です!”って自慢しまくりました(笑)」

メンズノンノモデルを目指した理由は?

「それをきっかけに、スナップや一般人のファッション企画に呼んでいただくようになりました。そんななか、当時通っていた美容室でアルバイトをしていた(成田)凌さんが、メンズノンノのモデルになると聞いて。原宿のファッションシーンでアイコン的存在だった凌さんがモデルになるのか! と、モデルという職業に興味を持つようになりました」


「ただ、僕は芸能界に入りたいという願望が一切なかったし、そもそも僕にモデルが務まるとも思っていなかったですね。でも凌さんから撮影で最新の服が着られると聞いて、それは最高だな! と(笑)。スナップの撮影はいつも楽しいし、凌さんもいるし! ……っていう軽い気持ちで、オーディションに応募しました」

オーディションで印象に残っていることは?

「一番印象に残っているのは、確か面接官が8人くらいの面接。凌さんからいただいたアドバイスを参考に、挨拶は大きな声で、質問は素直に答える、を意識して向かいました。あと、そのとき一番お気に入りだった服を着て行ったかな」

「なんとかなるっしょ! と思っていましたが、実際に面接が始まると、普段の撮影とは全く違うピリッとした雰囲気に萎縮しましたね。社会人に囲まれて、慣れない敬語を使わなきゃいけない。最初はしどろもどろでしたが、服の話になった途端、ペラペラと話せた記憶があります(笑)。語れることをひとつ持っておくといい、というのが僕からできる唯一のアドバイスです」

メンズノンノモデルになって良かったことは?  

「僕が入ったころは、今よりもモデル同士の上下関係がはっきりしていたんですよ。凌さんも現場では厳しくて、“食べ終わったら自分で片付けろ”“椅子をもとに戻してから帰れ”などたくさん注意されました(笑)。こんなに体育会系だと思っていなかった! と不満もありましたが、そのおかげで、社会人としてのマナーが身に付いた。自分が先輩の立場になって初めて、人を注意するのって気を使うものなんだと気づき、ありがたい気持ちになりましたね」


「緊張はしたけど、先輩たちに会える撮影は刺激的でワクワクしました。栁(俊太郎)さんを筆頭に、守屋(光治)さん、坂口(健太郎)さん、キヨ(清原 翔)さん……それぞれ自分のスタイルがあって、めちゃめちゃかっこいいんですよ。それを間近で見られるだけで興奮しましたね。フランクに話せるようになってからは、ファッションの話から、趣味、仕事のことまで、自分が知らない世界をたくさん教えてもらいました」

「もちろん、撮影で大好きな服とたくさん触れ合えるのは、昔も今も最高に楽しい。普通だったら、自分で考えたスタイリングしか着られないじゃないですか。自分では思いつかないような着こなしに挑戦できるから、知識がさらに広がり、もっとおしゃれが好きになりました。それでお金がもらえるんだから、服好きの僕にとっては、まさに天職!(笑)」

メンズノンノモデルになって学んだことは?

「始めた当初、モデルはあくまで大学在学中の仕事で、将来はアパレル業界で働きたいと考えていたんですよ。でも続けるうち、モデルとして自分を表現することの楽しさにハマっていって。さらに撮影で動画を撮るようになったら、スチールとはまた違った表現ができると知り、面白さが増したんです」


「ちょうどその頃、坂口さんが映画やドラマで活躍し始めて、モデルから俳優という道もあるんだ! と。先輩たちから“おしゃれの参考になるから”と勧められて、映画をたくさん観るようになったのも影響していますね。メンズノンノモデルはいろんな分野で活躍する人がいて、趣味・嗜好もさまざま。新しい世界に触れる機会にあふれていて、人生の可能性がぐんと広がりました」

自分にとって、メンズノンノはどんな存在?

「先輩たちが卒業する際、必ず“メンズノンノはホーム”と言うけど、今の僕にとってもまさに同じですね。モデル仲間はもちろん、編集の方たちもみな家族のように暖かい存在。別の仕事が忙しいときも、メンズノンノの現場に来るとホッとして、元気をもらえるんです」

「モデル仲間は良き友であると同時に、ライバルでもある。ドラマや映画のオーディションがかぶることもしょっちゅうあるから、よく“仲が悪くならない?”と聞かれますが……まったくないですね。もちろん自分が落ちたらヘコむけど、僕の場合は、さらに努力するモチベーションになるので。仲間の活躍は素直に嬉しいし、あいつが頑張ってるから僕も頑張ろう! と思える仲間がいるって、いいですよね(照)」

応募者へメッセージを!

「とりあえずやってみる精神でここまで来た僕が痛感しているのが、挑戦することの大切さ。“やらないで後悔するくらいなら、やって後悔したほうがいい”って平凡な言葉ですが、その通りだなと思うんです。もしメンズノンノのオーディションを受けていなかったら、僕の人生は180度違っていた。不幸せになっていたとは思わないけど、今以上の経験や知識は得られていなかったと断言できます」


「突然、未来が変わる瞬間に出会える。それほど夢がある仕事、なかなかないですよ!? その上、モテるし(笑)。僕も含めて、最初から完璧なモデルになれる人はいません。だから今は自信がなくてもいいし、じっくり育ててもらえるのもメンズノンノならでは。みなさんと撮影で会える日を、楽しみにしています!」

Text:Ayano Nakanishi Photos:Teppei Hoshida

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