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服好きたちの私物のなかでも、とくに思い入れの強い「人生のベストバイ」を教えてもらう連載。ひとつには絞りきれないって? なら、3つ教えてください!
人生のベストバイ、3つ教えて!

今回の服好きゲストは、BEAMSでプレスを務める原田大嗣さん。
1.〈Old Church’s〉の革靴

「このオールドチャーチは、ビームスでアルバイトをしていた大学時代に買った、自分にとって初めての革靴。洋服は大学時代にかなり集中して買って、おまけにいまだに着ているものも多くて、今日紹介する3点も、気づけば全部その頃に買ったものでした」

「当時、バラクータにM47を穿いてっていう、ザ・アメカジみたいなスタイルをしていて、でもそこに合わせる革靴は、軍モノとかじゃなくて、ちょっと綺麗なやつがいいなと思っていたんです」

「旧チャーチには憧れがありましたね。町田のJAMで見つけて、これなら冠婚葬祭もイケるし、のちのち成人式も控えているしっていうので、購入。いまでも、友人の結婚式で履いたりしています」

「そのあとから、革靴はいろいろ履いてみるようになりました。ジャコメッティとか、アワーレガシーのミュールとか、いろんな系統を」

「大学4年間で、着る服やスタイルもかなり変わっていきました。最初はアメカジで、それからストリートとか、ビームス プラスっぽい服装でタイドアップするとか。インターナショナル ギャラリー ビームス寄りの、モードなスタイルも通りましたね」

「革靴は、そうした変遷の軸になっていたと思います。こうした革靴を履いてきたからこそ、いろんなジャンルを横断してこられた。そんな気がします」
2.〈American Optical〉のサングラス

「アメリカンオプティカルの、70年代のヴィンテージ。これも同じく、大学生の頃に買ったものです」

「グラスは色入りなんですけど、だんだん目が悪くなっていた時期だったので、“サングラスとして”というより、ファッション的にも日常的にも掛けられるような眼鏡を探していました。それで、レンズは度入りで、色は屋内で掛けっぱなしにできる15%の濃さに」

「いまとなっては、自分のアイデンティティ的な要素になっていると思います。前髪パッツンで、ちょっと色の入った眼鏡。それが自分のキャラで、ひとにも覚えてもらいやすい気がする」

「これを見つけたのは、当時のビームスの先輩と一緒に買い物に出かけていたときなんです。洋服の知識もまったくなかったですし、先輩と一緒に古着屋に行って、いろいろ教えてもらうことが多かったですね。いまだにそうですが」

「大学4年間の変遷もそうですが、影響を受けるのは、いつもそうした先輩とか、身近でリアルな人間関係が多かったですね。ビームスにはいろんなブランドがあって、それぞれにカッコいい先輩がいるので、異動する先々で影響を受けて吸収していく、みたいな。そうやっていまの自分のスタイルがあると思います」
3.〈Marvine Pontiak Shirt Makers〉のシャツ

「その先輩と、大阪に旅行に行ったとき、セレクトショップのイマジンを訪れて買ったシャツ」


「これも本当に着すぎて、破れたり、スレたり、もはやヴィンテージの域。袖とかもかなりイッちゃってます……(笑)」

「このシャツは先輩と一枚ずつ買ったのですが、イマジンの谷(篤人)さんはビームス出身ということで、きちんとしたかったのもあるし、カッコつけたかったのもあって、値段も見ずにポンとレジへ持って行っちゃったんです」

「で、先輩が先に会計しているのを見ると、5万円くらいで……。そんな値段のするシャツはそれまで買ったことなかったし、ただでさえ旅行でお金を遣っていたので、汗が吹き出ました(笑) それも含めていい思い出」

「イマジンの岩井(祐二)さんの方は編集者なので、僕がPRになってからは仕事でお世話になるように。あるときこのシャツを着て行ったら、覚えていてくれて、話が盛り上がったりました。そういう繋がりがあると、すごく感慨深いですね」
Photos: Shintaro Yoshimatsu Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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