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25年秋冬の一大トレンドと言えば、「レザーアイテム」は外せない。今回は、正解着こなしからいま買うべき名品まで、最旬4カテゴリーにわけて総力特集。ぜひショッピングの最高に!
新ファッションアイコンの
レザーの正解着こなし6選
「レザー=タフな男のウェア」って、いつの時代の話? 今やレザーは大人のエレガンス。今季は特に軽やかで現代的なデザインが増え、秋冬のレイヤリングにも絶好のアクセント!着こなしだってこれまでになく自由。新しい気分を楽しみたい。まずは、次世代を担う注目の俳優のスタイルから。
中沢元紀
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レザーに彩りを添えると自分らしく着られる

2005年春夏シーズンに展開した、フランク リーダーのレザージャケットをライダース風にアレンジ。ストイックな黒レザーと相反する色柄で遊ぶと、こんなにもポップでフレッシュなムードに仕上がる。

質実剛健なレザーのイメージを払拭する、軽くて柔らかいシープスキン素材のジャケットを主役に、全身深いグリーンでコーディネート。あえて裏返しに着用したテーラードジャケットや、ベロア素材のトラックスーツと合わせることで、ソフトどころか脱力感すら感じる装いに。
Nakazawa’s comment
「レザーって渋い男が着るイメージがあったんですが、こんなにポップに着こなせるものなんですね。今日の装いは新鮮な発見だらけです。またグリーンは、不思議な縁のある色。TBS系日曜劇場『下剋上球児』(2023年放送)で袖を通した野球のユニフォームも、ドラマNEXT『ひだまりが聴こえる』の衣装も、事務所主催の運動会のチームカラーも、すべてグリーン。どれも今日着たような深いトーンで、今では好きな色のひとつになっています。今年12月に公開する映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』ではレザーパンツをはいてアクションに挑戦しています。当然、重くて、動きにくかったのですが、今日のレザージャケットはゆとりがあってすごく快適。レザーの印象がガラッと変わりました」
黒川想矢
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レザーはまだ憧れと現実の間にあるもの

ムートンコートを主役に、レザー・オン・レザーやキルトスカートを活用したチグハグでメリハリあるレイヤードを楽しんで。

質でシルキーな手触りが魅力のザ・ダファー アンド ネフューズのスエードジャケットは、吸放湿性の高い裏地を配し、レザージャケットの弱点を克服。ナイロンジャケットの裾からボタニカル柄をのぞかせた複雑なレイヤリングもひるまずに思う存分楽しめる。
Kurokawa’s comment
「レザーというと、ハーレー乗りが着ていそうなツヤツヤした真っ黒のジャケットを想像していましたが、今日着させてもらったのはその真逆。どれも柔らかくて優しい印象で、花柄のアイテムやスニーカーを合わせたり、こんなに自由に着られるんですね。これまでレザージャケットは自分には似合わないって勝手な思い込みがあって、実はまだ1着も持っていません。作品で役を演じるときは、衣装として用意された靴に注目するのですが、それがどんな靴かによって、その人物の歩き方が見えてきて、性格もわかってくる。そんなふうに洋服は人をかたどるものだと思うんです。だからレザーも自分が見合う大人になってから。自分の成長とともに楽しむファッションアイテムとして近い将来に取っておきたい」
前田拳太郎
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中に着る発想はなかった。
まさにレザーの新境地

何世代も受け継がれてきたヴィンテージのような風合いを、味わいの異なるレザーをパッチワークのように継ぎ合わせて表現。シックなアースカラーを重ねた装いがレザージャケットの存在感をいっそう際立たせる。

シャツを2枚着た上にはおれるほどのゆとりのあるニードルズのレザージャケットを重ねて、さらにジャケットをもう1枚。袖を通すのが窮屈なら肩にかけるだけでも新鮮なスタイリングを楽しめる。モード・オブ・エレガンスを象徴するスタイル。
Maeda’s comment
「Tシャツ1枚で過ごせる夏より、いろいろな服を重ね着できる秋から冬にかけての時期が好き。レザージャケットも、これからが旬ですよね。今年に入って筋トレでデカくした体に合わせてちょうど新調したいと思っていたので、今日が絶好の機会になればと思って撮影に臨みました。モードっぽいブラックのレザージャケットと、味のあるヴィンテージライクの1着。両極端なアイテムが用意されていて、特にジャケットのインにレザーを取り入れるレイヤードは新鮮だったので、この秋は挑戦したい。中にはあまり着込みたくないので、レザージャケットって活躍するシーズンが短いと思っていたけど、インナー使いをモノにできれば、上にアウターをはおって真冬まで楽しめる。目から鱗な発見です」
Photos:Naoya Matsumoto Hair&Make-up:Taro Yoshida[W] Stylist:Michio Hayashi Model:Motoki Nakazawa Composition&Text:Keiichiro Miyata
人気ブランドのいま買うべき
「レザー名品」11選

オーラリーが宣言する、
ダブルライダースの復権
パリファッションウィークの常連となり世界基準の人気を獲得したオーラリーが、従来のブランドイメージにはなかったダブルライダースジャケットをリリースして世間を驚かせた。オーセンティックなデザインながらコンパクトなサイジングでハードな印象を払拭。久々の復権を予感させる。

コートの下にレザーをきかせる、
アウター・オン・アウターの新解釈
今までならカーディガンを選んでいたロングコートのインナーを、タイトフィットなモータージャケットにチェンジ。内側からのぞくレザーの光沢がさりげないエッジを加える。

難易度高めのレザー×レザーは、
ソフトなスエードでカジュアルダウン
アンユーズドらしいミクスチャー感を楽しめる、ヨークディテールがあしらわれたウエスタンスタイルのジャケットとダブルニーパンツのセットアップ。スエードのソフトかつマットな質感が、日常になじむカジュアル感を生み出す。

テッキーなムードが醸し出す、
レザースタイルの新時代
シャープなスタンドカラーデザインのジャケットは、腕の可動域を確保するガセットスリーブや伸縮性のあるエラスティックカフス、ドローストリングス付きの裾のディテールなど、アウトドアジャケットさながらのデザイン。リベット付きのプリーツパネルがアクセントになったパンツと合わせたテッキーなムードが新鮮だ。

ハイブリッド感が新しい。
2 in 1なドッキングアイテム
フライトジャケット型のカウハイドボディにダック地のラグランスリーブをドッキングし、ミリタリーとワークのエッセンスを融合。ユーズド加工を施し、着古して色褪せたような風合いを表現した。

風景画が描かれたロングスリーブTシャツとライダースジャケットが溶け合うようにつながる、唯一無二のスペシャルピース。実際に開閉できるフロントジップでシルエットもアレンジできる。タークならではの技術とアイデアが詰まった渾身の1着だ。

まじめ顔のレザージャケットを裏切る、
ポップなユーモアと遊び心
パレス スケートボードとアヴィレックス、日本の国民的アニメ『ドラえもん』がチームアップした豪華トリプルネームコラボレーションのバーシティジャケット。背面でこちらを見つめるドラミちゃんと、ドラえもんをそれぞれ象徴するイエロー×ブルーの配色で愛らしくまとめた。シンプルに着こなしたい。

エレガンスと防寒性の両立。
今年の真冬はムートン一択
軽くてしなやかなフランス原皮のムートンを使用したジャケットは、古い青銅器を参考にしたまろやかなブルーグリーンの色合いが美しい。中にはスウェットセットアップをラフに合わせて、寒空の下でムートンにくるまる心地よいムードを後押し。

イントゥダスクのレザージャケット
ウィリー チャバリアで経験を積んだデザイナー2名が昨年設立したイントゥダスク。テーマである“コントラスト”に基づき、クラシカルなトラッカージャケットを今日的なリラックスフィットにアップデート。

ノーメンテナンスのレザージャケット
アーカイブのキュレーターとして活動していた2人のデザイナーによるL.A.発のノーメンテナンスから。最高級ラムスキンを使用したオーセンティックなデザインに、レザージャケットの醍醐味を感じる。

アフィットのレザージャケット
2022年にデビューしたアフィットは、長く愛用できる普遍的な服を展開するブランド。しなやかで上質なゴートレザーを使用したレザージャケットにつく、シーズンに応じてつけ替えできるシープボアの衿ひとつからもその美学が見てとれる。

へイン・ソのレザージャケット
リアーナが着用したことから人気に火がつき、いまや多くのKポップスターも愛用しているヘイン・ソ。スーパータイトフィットのライダースジャケットにレザーコーティングを施し、エッジィなムードをプラスした。
Photos:Kei Sakakura Hair:MEI[W] Stylist:Masashi Sho Models:Daina Matsui Koji Moriya[Both are MEN’S NON-NO models] Kazuma Anzai Composition&Text:Kenichiro Tatewaki
いま買うべき脱ブラックで脱ハードな
ブラウンレザーアイテム7選

アワー レガシーのレザージャケット
今シーズンのトレンドカラーであるブラウン人気はレザーウェアにおいても顕著。ダークブラウンボンバージャケットとベージュのスラックスでつくる優雅なグラデーションコーディネート。


エイチ ビューティー&ユースの
レザージャケット
ブラウンに地染めした後に表面にブラックの顔料をのせ、ムラ感が出るように洗い加工をオン。ヴィンテージのような味わい深い風合いを表現した。

ナイスネスのレザージャケット
1890年代の鉄鋼作業員が着ていたワークウェアから着想。大判の原皮にオイルを染み込ませた、フランス産のプルアップレザーを使用。

エーレザーのレザージャケット
定番のトラッカージャケットが、姫路の軟水でゆっくりと染め上げられた銀付きのキャメルスエードで、トレンド感あふれる1着に。

タナカのレザージャケット
光沢感のある表地には、着込むほどに味わい深く変容していく牛革を使用。衿と袖口の裏地、ポケットのパイピングをブラックにしてモダンな感性をプラス。

ベッドフォードのレザージャケット
ベルベットのように滑らかな手触りのヌバックレザーと同素材の着脱可能なネクタイで、スイングトップをエレガントに昇華。

セブンバイセブンのレザーパーカ
ブランドの新たな顔であるアンティーク加工レザーシリーズから。アメリカの某有名ワークウェアブランドの名作を、独自のシルエットで再解釈。
Photos:Kei Sakakura Hair:MEI[W] Stylist:Masashi Sho Models:Daina Matsui Koji Moriya[Both are MEN’S NON-NO models] Kazuma Anzai Composition&Text:Kenichiro Tatewaki
“ジャケット以外”にもご注目。
ライトなレザーアイテム6選
レザーと言えばジャケットを思い浮かべがちだけど、今シーズンは“ジャケット以外”も豊富にラインアップ。人気ブランドの絶対におさえておきたい6選をチェックして。

シュガーヒルのレザープルオーバー
レザーコードをメッシュ状に編み込んだ、シュガーヒルのクラフツマンシップを感じられる1着。手作業ゆえのランダムな編み目が、革特有のプリミティブなムードと絶妙にマッチする。

ユニバーサル プロダクツのレザーシャツ
ギリギリまで薄く漉いたシープレザーを贅沢に使い、1枚仕立てのオーバーサイズシャツジャケットに。すべてのボタンをドットボタンにすることで、軽やかでカジュアルなムードを後押しした。

フューチャー アーカイブのレザーパンツ
やや長めのレングスで映える細身のフレアシルエットに1970年代のムードが宿る1本を、鮮烈な赤色でストリートライクにブラッシュアップ。光沢のあるカウレザーに高級感が漂う。

キジマ タカユキのレザースカーフ
キジマ タカユキからシンセティックレザーの大判スカーフが登場。頭からフードのようにかぶるだけでなく、使い方はアイデア次第。さらりと取り入れるだけで格別のエレガンスをまとえる。

アニエスベーのレザーネクタイ
しっとりと柔らかい質感のシープスキンを使用したレザータイ。クラシカルなシャツのタイドアップスタイルも、素材でわずかに変化を加えることでモダン&スタイリッシュな印象に早変わり。

ティーのレザーベルト
ティーが製作過程で生じた余り革を1本のベルトに。型押しのスネークやクロコダイルにヒョウやカウ柄のレザー、質感も色味も異なる素材をつないだデザインは主役級。
Photos:Kei Sakakura Hair:MEI[W] Stylist:Masashi Sho Models:Daina Matsui Koji Moriya[Both are MEN’S NON-NO models] Kazuma Anzai Composition&Text:Kenichiro Tatewaki
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