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オシャレな人たちがこぞって愛用する「ヴァンズ」のクラシックなスニーカー。中でも特に人気なのが汎用性が高く、着こなしを大人っぽく仕上げてくれるブラックモデル。プレスやスナップ常連メンバーなど服好き5人の買ってよかったブラックスニーカーと正解着こなしをキャッチ!
1.ヴァンズの愛用黒スニーカー
VANS SKATE CLASSICS
SKATE OLD SKOOL 36+

高野 健さん/会社員
世界中のスケーターに長年愛されてきたVANSをけん引する定番モデル、オールドスクールの新しいスケートシューズ。短いトーキャップ、メタルアイレット、90年代のスケートシューズに着想を得た厚みのあるシュータンなどのディテールが光る、アイコニックなシルエットはそのままに現代のスケーターのニーズを満たす一足に仕上がっている。

マイ定番VANSのスニーカーに
ユニクロのリメイク古着を合わせて
「今日の半袖シャツにショーツのスタイルは、今履いているVANS SKATE CLASSICS『SKATE OLD SKOOL 36+』のキャンペーンルックをしていたパンクなガールズスケーター兼VANSのライダーをしているNelly Morvilleからインスパイア」。


古着のシャツの袖をカッティングして自分好みにリメイク。この粗いカットラインが好みなんだとか。



「ボリュームのあるシュータンを全面に出すためにもショーツをチョイスしたのですが、通常のポーラー ビッグボーイのデニムショーツは少し短くて自分のスタイルには合わない。これは友だちからもらったパンツを自分好みに裾上げして無理やりショーツにしたものでめちゃくちゃ調子いい。お気に入りの一本です!」。




「自分の好きなNYのスケーターがVANS『OLD SKOOL』のオールブラックに白いシューレースを合わせているムービーを見てからベタ惚れして長年VANSを愛用しています。僕のローカルはみんなNYのスケーターが好きで、そのせいで一時期ほぼ全員がVANSを履いてる時期があったほど(笑)」




「90年代のスケシューのようなルックスがお気に入り。履き続けていると足の一部みたいになるので、滑るときの繊細な動きもしやすいのもいい」。
2.ヴァンズの愛用黒スニーカー


中田圭祐/メンズノンノモデル
「ちょっと面白いTシャツを主役に、あとはシンプルにまとめました」。



コミカルなプリントTを目立たせて
「シュプリームと、アーティストのエイフェックス・ツインのコラボTシャツはとにかくかわいい。生地はほどよい厚みで安心感のある仕上がりです」。

「フルメタルなのに上品なG-SHOCKは、シンプルな夏コーデのワンポイントとして活躍。気取りすぎず、カジュアルすぎない塩梅が気に入っています」。





「ディッキーズの874 ワークパンツは、自分にとって間違いない、万能&定番アイテム。たくさんの色を持っていますが、最近はブラウンをワンクッションさせてはくのが気分です。新品のきれいなシルエットも、何回か洗ってくたっとした表情もどちらも好き」。






「874とオーセンティックなヴァンズはセットで使いたいアイテム。長い間履いているので、まるで上履きのように、無いと落ち着かない1足です。そのうち全く同じものを買いなおすつもりなんですよ」。
3.ヴァンズの愛用黒スニーカー
オーセンティック レザー

根田龍之介さん/会社員
1966年のヴァンズ創業時に誕生した最初のモデル「オーセンティック」をベースに、アッパー部分がキャンバスではなくレザーを採用したモデル。キャンバス素材に比べて耐久性と防汚性が高いという利点も。

暑くたって、シャツが着たい!
「シックなアイテムをあえて着崩すスタイルが今の気分。この蒸し暑い中でも、好きなシャツをいかに着こなすか、試行錯誤しています。インスタで見つけた海外モデルのグスタボ・ピアーズ・ミルトンさんのコーディネートは、とても参考になるんです」。





「小指には、80年代アメリカのボーイスカウトのリングを。他の指のリングは、祖母から譲り受けたものです。ゴールドとシルバーをあえてミックスすることで、スタイリングにほんの少しの違和感を出しています」。


「開襟の長袖シャツ自体、探すと意外と見つからない。さらにナイロン素材という希少さにひと目惚れしました。袖をロールアップすれば、炎天下でも軽やかに羽織れる一枚です」。




「原宿の『Rabble』で購入。ぱっと見のデザインに惹かれて手に取ったのですが、使っていくうちに、至る所に配されたスナップボタン付きポケットの便利さに気付きました。楽なはき心地に甘えて、つい頼ってしまう一本です」。



ドローコードを絞ることで、ちらりと見えるユニクロのソックスがアクセントに。

「このスニーカーは、“汚くはく”がモットー。VANSは、むしろ汚れているほうが味が出るブランドだと思っています。革靴のようにきれいめにはくのではなく、あくまでVANSをスタイリッシュに見せたい、そんな思いで選んだ一足。無駄なことはしない引き算の美学が詰まっているんです」。



4.ヴァンズの愛用黒スニーカー
オーセンティック

後藤和弥さん/美容師
1966年、カリフォルニア・アナハイムの工場で誕生したヴァンズ最初のモデル「Style 44」。後に「オーセンティック」と呼ばれ、ブランドのルーツを象徴する存在となった。そのオリジナルの作りを忠実に再現したのが「アナハイムファクトリーコレクション」。現行のモデルとは一味違って、重厚なキャンバスやコットンシューレース、ヒールカウンターの4本ステッチなど当時のディテールを再現しつつ、履き心地は快適にアップデートされている。半世紀を超えてなお不動の人気を誇る、ヴァンズの原点にして定番の一足だ。

原点回帰! 古き良き
スケーターファッション
「スケーターだったときの自分を思い出すようなコーディネートにしました。パンツのサイズ感をひとまわり小さくし、キャップにサングラスを合わせるなど、周りとは違う少し大人な雰囲気を出すことを意識しています」。


「2019年にスタートした日本発の眼鏡ブランドである『Yin Year』が『JOHNDOE』とコラボしたサングラス。キャップと分厚いスクエアのサングラスは相性がいいんです。メタリックフレームの眼鏡を合わせるのは、個人的にしっくりこないんですよね」。

「青山にある『PP9』という古着屋で購入しました。一年のうち360日はキャップを被っています(笑)」。




「『ロードリップ』で購入したリーバイス® 569のデニムショーツは、リメイクされた雰囲気がお気に入り。膝下丈のワイドショーツが主流の中、少しタイトめなこのサイズ感が、一周回って新鮮に感じます」。


「職場の先輩に『自分が20代のときに愛用していたバッグだから、引き継いでほしい』と頂いた思い入れのある一品。もう10年以上使っているはずなのですが、とても頑丈な作りになっているので、まだまだ活躍してくれそうです。新品では出せない、使い込んだ生地のくたり感が気に入っています」。


「今では廃盤となってしまい、年々手に入りづらくなっています。自分にとっての定番スニーカーで、実は今履いているもので10足目なんです! どんなコーディネートにもはまる万能さが、多くの人に長く愛されている理由だと思っています」。



「10ozの厚手キャンバス生地は、スケートボードでも簡単に破れない丈夫な作りに。さらにヴィンテージ感のある渋い佇まいが加わって、これこそがヴァンズならではの魅力だと感じます」。

「現行モデルのヒールカウンターは2本ステッチですが、このモデルは強度を高めるために4本ステッチになっています。大きな違いがあるわけではありませんが、こうした些細なポイントが嬉しいんですよね」。
5.ヴァンズの愛用黒スニーカー
オーセンティック


大沢駿介/EDSTRÖM OFFICE PR
「この花のゴールドウイン ゼロのジャケットは蕾つぼみや種子から着想を得たデザイン。ボディからフードが生えているかのようなフォルムが特徴で、雨の日でも気分を上げてくれるんですよね。撥水はっすい性・通気性が高く、耐久性も優れているのでガシガシ着られます」。


ひと味違うデザインで差をつけて
「小雨程度であれば自転車で移動する自分にとって、機能性はもちろん、軽さや動きやすさも大事なポイント。とくに蒸し暑いこの時期は、内側の面は衣服内の湿気を逃がしてくれるパーテックスイクイリブリウムの機能性を重宝しています」。


「ドレスパンツのような美しいドレープの効いたパンツを合わせることで、防寒着っぽく見えないようにしました」。




「足もとはいつものヴァンズ『オーセンティック』。シンプルなデザインなのでどんなコーディネートにもなじむのがいいんですよね。雨の日も機能性問わずガシガシ履いているくらいお気に入りです」。

Photos: Shintaro Yoshimatsu Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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