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ファッションに、「個性」を!
スーパーヒーローになりたい
featuring imase
自分の殻を破り、個性を思う存分表現できるアイテムが今季もめじろ押し。あとは何事も恐れず、一歩踏み出す勇気を持つだけ。ヒーローへの階段を駆け上がるアーティスト、imaseさんが注目のアイテムを着こなす。
自分の“好き”を貫く

バンドTやフォトTだけがおしゃれじゃない。自分の推しをファッションに取り入れる心意気にこそ、誰にも負けない個性が宿る。アニメや漫画好きなら、推しのキャラTだっていい。これはマンガ『僕のヒーローアカデミア』作中で、主人公の緑谷出久が着用した、憧れのキャラ・オールマイトが描かれた「メンズノンノの全サ第五弾Tシャツ」を製品化したもの。現在、東京・京橋で開催中の「堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』原画展」会場のみでの発売(Tシャツ¥5,500、売り切れ次第終了)。軽快なシャツ、旬なワイドスラックスと合わせて、胸を張って街へ繰り出したい。
ときに大胆さが武器になる

無地中心では、無難なコーディネートしか生まれない。でもハンドペイント風のフラワープリントが施されたパンツが加わるだけで一点突破できる。カオスなムードになることが心配なら、ネイビージャケットや白いレザーシューズといった清潔感あふれるアイテムとともに。これを心得ておけば、新境地も恐れるに足らず。
モードの最前線を攻める

定番を、ブランド独自の感性で刷新したアイテムは明らかに存在感が違う。日韓で人気浮上中のミハラヤスヒロのデニムは、2本が前後にドッキングされた変わり種。同じく話題のザ ダファー アンド ネフューズからはスクールジャケットの袖をカットオフしたベストが登場。共通するパンクな雰囲気が異なる個性をまとめ上げる。
柄on柄を恐れない

むやみやたらに柄を取り入れるのは、ただの無謀。勇気とは呼ばない。きちんと柄on柄のいい関係を知る。例えばチェックなら同系統で柄の大きさが異なるものを組み合わせる。細かなギンガムチェックシャツの上に、大柄のチェックシャツをはおるとメリハリが出る。
半端丈を、やり切る

“やるからには、やり切る”姿勢が人に負けない個性を育み、ヒーローへの道を切り開く。“半端丈”でもしかり。ネクストトレンドの七分丈パンツは、しっかりと白ソックスやベルトをきかせて抜け目なくコーディネート。Tシャツをタックインすると短足に見えず、全体のバランスがとれて完全にワードローブの味方にできる。
夏の常識を塗り替えていく

レザーは春までと誰が決めたのか。夏だって、薄手のベストなら軽快に着こなせる。タフな見た目で柔らかい、リバーバレイトのラムレザーベストは、たくましさと優しさを備えたヒーローの姿そのもの。等身大のショーツとのコンビなら、いつもの夏の装いに新鮮さをもたらす救世主となる。
武道館ではファンの皆さんのヒーローになれたら
──今回は“スーパーヒーロー”をコンセプトに6つの衣装を着ていただきましたが、いかがでしたか?
「とても楽しかったです! 特に印象に残っているのが、チェックonチェックの着こなし。普段着はもちろん、衣装でもあまり着たことがなかったのですが、実際に着てみたらすごくかわいい。意外と似合っているかもって思いました。『メンズノンノ』の連載でも、オーラリーのギンガムシャツを紹介したことがあるのですが、チェックのアイテムは普段取り入れることも多くて。今後はこういう着こなしもしてみたいです」
──コンセプトにちなみ、imaseさんが“ヒーロー”から連想する人は?
「学生時代のヒーローはリオネル・メッシ。当時はプロをめざすくらいサッカーに打ち込んでいたので、メッシが僕にとってのヒーローです。彼のプレー動画を観たり、サッカーノートに書いてプレーの分析もしていました。同じアーティストで挙げるなら、Vaundyかな。ライブのときの言動やパフォーマンスにヒーローらしさを感じます。Mrs. GREEN APPLEさんやChevonも、人々を引きつける圧倒的なパワーがヒーローっぽい。僕自身はヒーローというより、脇役のほうがキャラクター的にしっくりきます(笑)」
──本誌の連載取材時、ひとり海外旅行のお話を何度か伺っていたので、恐れ知らずな面はヒーローと通ずる部分があるのかなと思っていました。
「いやいや! 『ひょうひょうといろいろなことに挑戦されていますね』と言っていただくこともよくあるのですが、内心はいつもビクビクです(笑)。本来はチャレンジはできることならしたくないし、殻に閉じこもっていたいタイプ。でもこの活動を通して、得るものがあることを実感してから、意識的に挑戦するようになりました。大変ですが、成長痛みたいなものだと割り切るようにしています(笑)」
──imaseさんの楽曲の主人公はヒーローというよりは、いい意味で普通の人が多いように思います。そこは制作時に意識されているのでしょうか。
「“等身大”の言葉は歌詞を書くときに意識していますね。僕の身の丈に合っている言葉というか。あと、聴く人の背中を目いっぱい押してくれる楽曲は、自分にはあまり求められていないのかなとも思うんです。あ、もちろんタイミングがあれば、サンボマスターさんのようなパワフルな曲も作ってみたいなと思っています!」
──最後になりますが、7月25日開催の、初武道館ライブへの意気込みを教えてください!
「武道館は多くのアーティストが目標に掲げる場所のひとつ。自分にとってはもちろん、お客さんにとっても特別な1日になるはず。だからこそ今までで一番いいライブにしたいし、そのための準備もしっかり進めています。最高のパフォーマンスをして、来てくださった方の心の中のヒーローのような存在になれたら。ぜひメンズノンノ読者の皆さんも遊びに来てください!」
PROFILE
imase
アーティスト
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。21年にメジャーデビュー、22年に発表した「NIGHT DANCER」が大きな話題に。メンズノンノ本誌では「imaseの『新世代ソング』に嫉妬した!」を連載中。7月25日には自身初の日本武道館公演「imase LIVE “Have a nice day” in NIPPON BUDOKAN」を開催。
Photos:Toshio Ohno[CEKAI] Hair&Make-up:Daisuke Mukai Stylist:Kodai Suehiro Model:imase Composition&Text:Keiichiro Miyata
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