▼ WPの本文 ▼
服の仕事に携わる人たちは、雨の日にどのブランドの、どんなアイテムを着ているのだろうか。今回は黒いアイテムのみにフォーカス。プレス、ショップスタッフ…服のプロ6人の「雨の日に頼れる黒アイテム」とその正解着こなしをコメントとともにお届け。
※掲載商品以外はすべて本人私物です。
雨の日に頼れる黒アイテム①
THE NORTH FACEのコートをどう着る?

しっかりカバーしてくれる心強いコート




「雨の日は全身をしっかりカバーしてくれる丈の長いコートがおすすめ。このコートはAラインのシルエットがきれいでクールに着こなせるのがポイント。蒸れにくく非常に軽い素材を使っているので、梅雨の時期にもいい」。


「そこに傘いらずでもいけるようなロングビルのキャップを合わせて手ぶらコーデを意識しました。インナーにも蒸れにくくて調湿機能があるメリノウールのアイテムをチョイス。着心地良く雨の日を過ごせるんですよね」。



「シューズはスウェードで撥水性を担保するとともに、少しドレッシーな雰囲気もプラスしています」。
雨の日に頼れる黒アイテム②
Goldwin 0のジャケットをどう着る?

ひと味違うデザインで差をつけて

「この花のゴールドウイン ゼロのジャケットは蕾つぼみや種子から着想を得たデザイン。ボディからフードが生えているかのようなフォルムが特徴で、雨の日でも気分を上げてくれるんですよね。撥水はっすい性・通気性が高く、耐久性も優れているのでガシガシ着られます」。


「小雨程度であれば自転車で移動する自分にとって、機能性はもちろん、軽さや動きやすさも大事なポイント。とくに蒸し暑いこの時期は、内側の面は衣服内の湿気を逃がしてくれるパーテックスイクイリブリウムの機能性を重宝しています」。


「ドレスパンツのような美しいドレープの効いたパンツを合わせることで、防寒着っぽく見えないようにしました」。




「足もとはいつものヴァンズ『オーセンティック』。シンプルなデザインなのでどんなコーディネートにもなじむのがいいんですよね。雨の日も機能性問わずガシガシ履いているくらいお気に入りです」。


EDSTRÖM OFFICE PR & Communications
大沢駿介 さん
雨の日に頼れる黒アイテム③
VEILANCEのジャケットをどう着る?

相棒にパッカブルという選択





「突然の雨に襲われるこれからの時期は、パッカブルウェアを持ち歩いていると便利ですよね。僕にとってはこれがベストバイ。ポケットに収まるくらいコンパクトになるので旅でも使えます。ロゴのないミニマルなデザインもいい」。



「重い印象にならないように、パンツも薄くて軽い素材のものをチョイス。スポーティな装いを意識しました」。



「じめじめした梅雨は通気性のいいシューズを取り入れるのもおすすめ。Vibram® Megagripのアウトソールなので濡れた路面でも安心です」。
ARC’TERYX ストアスタッフ
三野豪太 さん
雨の日に頼れる黒アイテム④
Patagoniaのジャケットをどう着る?

パタゴニアの定番ジャケットを味方に





「天候に合わせてクールなスタイリングを組むのがお約束。そんな僕にはシンプルなデザインの『Torrentshell 3L Rain Jacket』が理想。調節可能なフードとウエストのディテールもうれしいですよね。リサイクル100%の素材を使っているのもお気に入り」。



「今日はパタゴニアの定番を主役にしたかったので、基本的に暗めのトーンでまとめました。ただ、ナイロンパンツなどを合わせすぎるとテッキーになりすぎてしまうので、今っぽくスウェットパンツを合わせることで、こなれ感を演出しました」。




「こんな雨の日の足もとにはサロモンのゴアテックススニーカーが欠かせません。これは『XT-PATHWAY GORE-TEX』というモデルで、XTシリーズの特徴的な機能をすべて搭載しているのがポイント。配色もクールです」。
雨の日に頼れる黒アイテム⑤
WILD THINGSのセットアップをどう着る?

悪天候のときの正解例

「ただでさえどんよりとした気持ちなのに、パンツの裾がぬれて乾かなかったら気分はもう最悪。なので雨の日は速乾性のあるパンツをはいています。撥水機能はもちろん、通気性やUVカットまで兼ね備えているのが魅力。太すぎない今っぽいシルエットなのでデイリー使いしやすいです」。





「上も同素材のブルゾンをチョイス。こうやって楽してサマになるセットアップという選択もありですよね」。



「ナイロンのセットアップなので、足もとはゴアテックスを搭載したクラークスで大人っぽさをプラスしました」。
INS PR
渡邊康太 さん
雨の日に頼れる黒アイテム⑥
ASICSのスニーカーをどう履く?

アシックスのゴアテックスさえあれば

「雨の日に足もとが濡れるのがとても苦手なので、ゴアテックスのシューズに、防水・撥水のパンツを合わせるのが雨の日の定番です」。



「ジャケットはシューズに合わせてブラックをチョイス。このモンベルのアイテムは厚すぎず薄すぎずなちょうどいい厚みで、梅雨の時期にぴったりなんですよね」。


「また、この時期だと春夏らしいペールトーンのカラーを取り入れたくなるので、パンツは撥水生地のペールグリーンのパンツを差し色として取り入れました。色が多すぎるコーディネートは得意ではないため、できるだけカラーは統一しています」。





「これはアシックスのトレイルランニングシューズ『GEL-Trabuco 13 GTX』。アッパーには大胆にゴアテックスのロゴをオン。あえてゴアテックスをアピールさせて楽しむのが雨の日の醍醐味だいごみです。ぬれた路面でも滑りにくく歩きやすい、高いグリップ力はトレイルランモデルならでは!」。

Photos:Minami Okada
Composition&Text:Kazuki Ebina
▲ WPの本文 ▲