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編集部の注目の腕時計を毎月1本セレクトしている「今月のウォッチ」。2025年上半期に紹介した腕時計を総まとめ。憧れの一本から1万円台の名作まで今欲しいウォッチが揃っている。
1.Cartier
パンテール ドゥ カルティエ


さりげなく、しなやかに煌(きら)めく
1983年に誕生した、ブランドを象徴する時計のひとつ。キース・リチャーズやマドンナをはじめとした世界中のスターが愛用していたことでも知られる名作。やや丸みを帯びたスクエアベゼルは8本の小さなビスで固定され、優雅な雰囲気の中のアクセントに。繊細なブレスレットは美しいだけでなくつけ心地も抜群だ。小ぶりでさりげなく、輝きと品格を纏(まと)える1本。クォーツ。ケース径27×37mm。時計¥814,000/カルティエ カスタマー サービスセンター
2.HAMILTON
カーキ フィールド クォーツ 33㎜


武骨さは、小粋にしのばせる
アメリカ軍の軍用時計を多く手がけたハミルトンを代表するモデルのひとつ、「カーキ」コレクション。戦時中に必須の視認性や堅牢性といった要素を重視し、ムダな装飾を排した武骨なミリタリーウォッチだ。シンプルでストイックなムードの一方、小ぶりなサイズなのがこのモデルの特徴。すんなりと腕になじみ、コーディネートにタフなスパイスをそっと添えてくれる。クォーツ。ケース径33mm。時計(ハミルトン)¥64,900/スウォッチ グループ ジャパン
3.TISSOT
SEASTAR 1000 36MM


海でも街でも映える、洗練の“白”
1853年にスイスで創業したティソが手がける「シースター」。頑強なケースや高い防水性を持つダイバーズモデルは、日々の相棒として頼りがい抜群だ。この1本は36mmサイズで、使いやすさも言うことなし。コンテンポラリーなムードの白いベゼルは、どんな服とも相性バッチリ。ホワイトのラバーベルトも付属しているから、気分に合わせたつけ替えが楽しめるのもいい。クォーツ。ケース径36mm。時計(ティソ)¥68,200/スウォッチ グループ ジャパン
4.SWATCH
TRENDY LINES AT NIGHT


ポップな彩りはあくまで自然に
スウォッチといえば、プレイフルなムードの時計がその代名詞。これは、世界のトレンドを反映して定期的にリリースされる「SWATCH ESSENTIALS」コレクションの1本。ダークブルーの文字盤にベージュの数字がプリントされた品のいい佇まいながらも、オレンジ針がほどよくキャッチーで、スウォッチらしい遊び心もまとった時計だ。ケースの素材がバイオ由来というのも今っぽい。クォーツ。ケース径34mm。時計¥11,550/スウォッチ グループ ジャパン
5.Grand Seiko
SBGW291


研ぎ澄まされた美しさ
グランドセイコーのデザインのルーツとなる、1967年に誕生した「44GS」。これは、その時計の意匠をベースにして実用的に進化した「44GS 現代デザイン」の1本。シンプルなシルバーケース&ダイヤルのワントーンながらも、針やインデックスの多面カットがシャープな陰影と輝きを生む。“端正”という表現がぴったりな、日本らしい洗練された美意識を感じる。手巻き。ケース径36.5mm。時計(グランドセイコー)¥726,000/セイコーウオッチお客様相談室

山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは30足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し”です。
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