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“これ以上のTシャツは、自分の中にはないですね” おしゃれな人の「一生着たいもの」&「2022年ベストバイ」#1 落合宏理さん

“これ以上のTシャツは、自分の中にはないですね” おしゃれな人の「一生着たいもの」&「2022年ベストバイ」#1 落合宏理さん

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ファッションをこよなく愛する人に、「これは一生着続けたい」と思っている特別な1着と、2022年に一番買ってよかったアイテムを直撃! それぞれの買い物や洋服への考え方とともに教えてもらった。

お気に入りの1枚を現場に着ていく

「洋服は購入して終わるのではなく、着て育てていくものだと思っています。僕が若い頃にスラッシャーのTシャツを着ていって、その場でグラフィックを描いてもらったように、洋服って生の現場でしか味わえない体験や感動と共に変化します。気に入ったアイテムを身につけ育てることで自分を表現するというのは、洋服だからできる楽しみ。10代、20代にはぜひお気に入りの1枚を着て、気になる場所に行ってほしいですね」

 

一生着たいもの

THRASHERのTシャツ

THRASHER
本人私物

「22歳の頃、渋谷の路上でグラフィティアーティストのバリー・マッギーに直接ペイントしてもらったスラッシャーのTシャツ。Tシャツ自体は、ロゴのブルーのカラーリングが好きで原宿のスケートショップで3,000円くらいで購入したものでした。当時、Tシャツをコミュニケーションツールとしてイベントなどに着ていき、そこでサインを描いてもらったりして、現場の証を刻み込んでいました。これ以上のTシャツは、自分の中にはないですね」。


 

2022年ベストバイ

COGNOMENのシャツ

COGNOMENのシャツ
(コグノーメン)¥46,200/サカス ピーアール

「コグノーメンのデザイナーは、彼がブランドを立ち上げる前から知っている仲間です。このシャツは展示会でひと目見た瞬間から欲しいと思いましたね。彼のUKルーツが上品に落とし込まれていて、オリジナルのテキスタイルや切りっぱなしのディテール、縫製、そしてキューバシャツのようなシルエット、すべてが抜群によかった。彼の洋服作りへの想いも伝わってきて、自分にとって大切な1枚になりました」。

落合宏理/FACETASM デザイナー

FACETASM デザイナー

落合宏理 さん

2007年にファセッタズムを立ち上げ、現在はファミリーマートの「コンビニエンス ウェア」のデザインも手がける。最近の趣味は「写ルンです」。 ©2020 奥山由之


Photos:Yoshio Kato Stylist:Masashi Sho Text:Riku Ogawa Kanta Hisajima

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