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ヒゲ剃りで肌が荒れる原因はやり方にあった? 今回は、人気バーバー『FRANK’S BARBER』の柿坂 宗一郎さんが、初心者でも失敗しない「正しい剃り方」を徹底解説!
カミソリ負けを防ぐ準備から、T字カミソリ・電気シェーバーそれぞれの正しい使い方、さらに難所である“顎下の剃り残し”攻略法やアフターケアまで。プロ直伝のステップで、毎朝の清潔感をアップデートしよう!
▼今回教えてくれたのは...
そのヒゲ剃り、肌をいじめてない?
プロが教える
「自分に合う道具」の正解
刃が直接触れる「T字カミソリ」と、
網刃越しに剃る「電気シェーバー」
ヒゲ剃り道具を選ぶ際、まず知っておきたいのが“刃と肌の距離感”。
▶︎T字カミソリ

T字カミソリは、鋭い刃がダイレクトに肌に触れる。ヒゲを根元から断つ「深剃り力」に優れている点が特徴。しかしその一方で、シェービング剤を使わずに剃るなど、適切な手順を踏まない場合には、表皮の角質まで一緒に削ぎ落としてしまうリスクもあるため、十分なプレケアが欠かせない。まさに“使いこなしが求められるツール”と言える。
▶︎電気シェーバー

対して、電気シェーバーは「網刃(あみば)」というガード越しにヒゲを捉える構造。電気シェーバーには大きく分けて回転式と往復式(振動式)の2タイプがある。
回転式は円を描くように刃が回転してヒゲをすくい上げる仕組みで、肌あたりがやさしくダメージが少ないのがメリット。ヒゲの向きがまばらな人でも捉えやすい一方で、深剃りはやや控えめ。
往復式(振動式)は刃が直線的に高速で動くことでヒゲをカットするタイプ。回転式より深剃りしやすい反面、肌への負担はやや大きくなる傾向がある。
双方とも、刃が直接肌に当たらないため、ヒリつきやカミソリ負けを最小限に抑えられ、肌のバリア機能を守る力に長けている。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
ツルツルの爽快感を重視するならカミソリ、肌へのやさしさや手軽さを優先するならシェーバー。
自分の肌質やライフスタイルに合わせて使い分けることが、肌への負担を抑えたシェービングの第一歩です!
夕方の青ヒゲが気になるなら...
「ウェット剃り」のT字カミソリを

朝にしっかり剃ったはずなのに、夕方になると目立ちはじめる「青ヒゲ」。その原因の多くは、ヒゲの根元まで捉えきれていない“剃り残し”にある。
この悩みに効果的なのが、シェービング剤でヒゲを柔らかくして剃る「ウェット剃り」。水分を含んだヒゲは膨張して柔らかくなり、T字カミソリの刃がよりスムーズに、そして深く入りやすくなる。
「ドライ剃り」に比べて摩擦によるダメージを抑えながら、より深剃りしやすいのもポイント。ひと手間かけることで、夕方のヒゲの目立ち方にも差が出やすくなる。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
シェービング剤をきちんと使うことで、カミソリはヒゲと一緒に、肌表面の産毛や不要な古い角質も優しくピーリングするように取り除いてくれます。
剃り上げた後の肌がなめらかに整い、顔色まで明るく見える。これはカミソリならではの特権ですね。初期の導入コストが低い点も魅力!
ニキビや乾燥肌の味方は...
「ドライ剃り」のシェーバーを

肌が荒れやすく、ニキビなどのトラブルを抱えているなら、電気シェーバーによる「ドライ剃り」を選ぶのがおすすめ。
カミソリは深剃りできる爽快感が魅力だが、その分正しいシェービング方法で行わないと、皮脂や角質まで削りすぎてしまうことも。対してシェーバーは、肌への接触を抑えながらヒゲをカットできるため、ダメージを抑えやすい。乾燥で粉を吹きやすい肌や、刺激を避けたいニキビ肌にも相性のいい選択肢。
さらに、シェービング剤でヒゲを“ふやかす”工程が不要なのもポイント。準備の手間を減らしながら、摩擦を抑えてヒゲを整えられる。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
デリケートな肌質の方でもヒリつきを抑えたシェービングが可能。また、水分やフォームを必要としないため、場所を選ばず使えるのもメリット。
出先でも素早く身だしなみを整えられる手軽さは、忙しい現代人にとって大きなポイントです。
「お風呂でじっくり」か
「鏡の前でサクッと」か...
ライフスタイルで選ぶなら?
しっかり深剃りしたいなら、お風呂場での「じっくりシェービング」がおすすめ。湯気と熱で肌が温まり、ヒゲが水分を含んで柔らかくなるため、毛穴が開いた状態で根元から剃りやすく、肌への負担も抑えやすい。
一方、忙しい朝には鏡の前での「サクッとシェービング」が便利。電気シェーバーなら短時間で身だしなみを整えられ、出かける直前に剃り残しもチェックできる。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
リラックスしたい夜や勝負日の朝は「お風呂」、日常のルーティンは「鏡の前」。シーンに合わせて使い分けるのも、おすすめの選択肢です!
【T字カミソリの使い方】
深剃りと肌保護を両立する
プロのステップ
STEP1:「蒸しタオル」で、
ヒゲを軟化させる

洗顔後、お湯で絞ったタオルでヒゲを1分間程覆う。熱と水分でヒゲを柔らかくし、毛穴を開かせることで、刃の引っかかりと肌ダメージを最小限に抑えることができる。
STEP2:「シェービング剤」で肌を守る

シェービング時は、“きめ細かいシェービングフォーム”や“ジェルタイプ”のシェービング剤を使うこと。


塗り方のコツは、頬から顎、反対側の頬、そして鼻の下へと、泡の厚みをしっかり残しながら塗り広げる。毛の隙間に入り込むよう丁寧になじませることで、ヒゲが根元から立ち上がり、肌への摩擦を最小限に抑えながらスムーズな深剃りが可能に。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
シェービング剤は、刃の滑りを良くし肌を守るクッションの役割を果たしてくれます。石鹸や洗顔料を代用するのはNG。必ずT字カミソリ専用のシェービング剤を選びましょう。
STEP3:毛の流れに沿って、
優しく「順剃り」


ヒゲの生えている方向に向かって、カミソリを撫でるように動かす。刃を強く押し当てず、撫でるような軽いタッチでOK。
刃に詰まった泡はこまめに洗い流し、常に鋭い剃り味をキープしよう。
STEP4:“斜め45度”を意識して、
肌を張って剃る

追い剃りする箇所を指先で濡らし、毛の流れに対して“斜め45度”から刃を入れる。
また、顎周りなどの肌がたるみやすい場所は、手で肌をピンと引っ張り、平らな状態を作ることで、刃の引っかかりを防ぎながら深剃りすることができる。
【電気シェーバーの使い方】
肌荒れを防ぎ、剃り残しを
ゼロにするステップ
STEP1:垂直に当て、
肌を引っ張り「逆剃り」


ヘッドを肌に直角(90度)に密着させ、毛の流れに逆らうように動かす。さらに、空いた手で肌を進行方向と逆に軽く引っ張る「逆張り」を加えることで、寝ているヒゲが起きて根元から剃りやすくなる。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
電気シェーバーのポテンシャルを最大限に引き出すには、カミソリとは逆に「肌とヒゲが完全に乾いた状態」で始めるのが基本。シェーバーを当てる前に、まずは自分のヒゲの向きを確認しておくのもおすすめです。
ヒゲが乾いて硬い状態だと、毛の流れを把握しやすい。あらかじめ方向を見極めておくことで、この後の「逆剃り」の角度も決めやすくなります。
STEP2:難所の顎や喉の辺りは
凹凸に密着させ、
多方向から刃を入れる


顎や喉はヒゲの向きがバラバラなため、一方向だけでなく角度を変えながら剃るのが正解。複雑な骨格の凹凸にヘッドをしっかりと沿わせ、肌との間に隙間を作らず密着させることを意識しよう。
押し付けすぎない力加減で動かすと剃り残しを防ぎやすくなる。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
顎や喉の辺りは、ヒゲの向きが複雑に入り混じっていることが多いです。一方向だけでなく、刃を入れる方向を細かく変えながら剃り進めるのがコツ。
肌を軽く引っ張り、常に平らな面を作りながら当てることで、どんなに頑固な剃り残しも捉えることができます!
【アフターケア】ヒゲ剃り後は
「導入美容液→化粧水→乳液」の
順でケア!

シェービング直後の肌は非常にデリケートで、乾燥しやすい状態に。カミソリ負けなどの肌トラブルを防ぐためにも、まずは導入美容液で肌を落ち着かせるのがおすすめ。1円玉大を手に取り、顔全体を包み込むようになじませていこう。
さらに、T字カミソリでヒゲを剃ることで古い角質もオフされ、化粧水のなじみがよくなるというメリットも。スキンケアの浸透効率が高まる、いわば“ゴールデンタイム”とも言える。(※1)
※1:シックジャパン調べ

次に、化粧水を多めに、乳液はやや控えめのバランスで重ねていこう。きちんと保湿をすることで、シェービング後の肌トラブルを防ぎやすくなる。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
シェービング後の保湿はマスト! 「化粧水はたっぷり多めに、乳液はベタつきを抑えるために少し控えめ」のバランスを意識するのがポイントです。
【事前準備】
ヒゲを剃る前の「洗顔」が、
肌と刃を守る!

ヒゲを剃る直前の準備を「プレシェービング」と呼ぶ。シェービング前には、まずは顔に付着した目に見えないホコリや皮脂汚れをきれいに落とすことから始めるのがおすすめ。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
日中の外出時はもちろん、寝ている間にも顔には皮脂や汚れが溜まっています。これらを放置したまま剃ると、カミソリの刃に汚れが詰まり、切れ味を鈍らせる原因に。
刃を長持ちさせ、スムーズに肌の上を滑らせるためには、事前の洗顔が不可欠です。
絶対に守って! ヒゲ剃り初心者が
陥るNGポイントと鉄則
カミソリ負けの元凶。
古い刃を使い続けるのは
「凶器」と同じ?


FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
少しでも引っかかりを感じたら、それは刃の寿命のサイン。ケチらず新しい刃に交換するのが基本です。
さらに、古い刃の溝にはヒゲくずや皮脂汚れ、雑菌が溜まりやすく、そのまま使い続けると肌トラブルの原因にもなります。定期的に刃を交換することで、清潔に保ちながら快適なシェービングが可能です。
清潔とは言い難い状態の刃で剃り続けると、小さな傷から菌が入り込み、ニキビや炎症などの原因になることもある。
逆剃りから始めるのはNG!
正しい順番がトラブルを最小限に
深剃りしたい一心で、いきなり毛の流れに逆らって刃を当てる「逆剃り」から始めていないだろうか? 実はこれが、カミソリ負けや出血を招く原因に!

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
ヒゲが硬く長い状態でいきなり逆剃りをすると、刃が毛に強く引っかかり、無理やり肌を引っ張り上げてしまいます。
これが、目に見えない細かい傷を作り、ヒリヒリとした炎症の原因に。
ニキビがある時のヒゲ剃り、
どうすればいい?


FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
できれば、ニキビの上は避けて剃るようにしましょう。
どうしても剃り残しが気になる場合は、電気シェーバーを使うのがおすすめです。網刃がクッションの役割を果たすため、カミソリより肌への刺激を抑えやすいのが特徴。ニキビの上は、軽く撫でるように優しく滑らせるのがポイントです。
もっと知りたい!
ヒゲ剃りに関してのQ&A
Q1. ヒゲは毎日剃っていい?

A. 肌に異変がなければOK。
基本的には毎日剃っても問題ないが、赤みや痛みがある日は無理に剃らず、肌を休ませることも大切。
毎日剃る場合は、肌に優しい電気シェーバーを選び、剃った後の保湿を抜かりなく行うことが清潔感を維持するポイント。
Q2. ヒゲは朝と夜どっちが
剃りやすい?
A. 起床後がおすすめ。
ヒゲは寝ている間に最も成長すると言われている。朝起きたタイミングが、一日の中で最もヒゲが長く、剃りやすい状態!
Q3. 青ヒゲが残らない剃り方は?
A. 肌を軽く引っ張り、毛穴の奥にあるヒゲを表面に出してから剃るのがコツ。
T字カミソリの場合は、あらかじめしっかり温めてヒゲを柔らかくしておくと、剃った後に毛が肌の奥へ沈み込みやすくなる。
ドライ専用シェーバーの場合は、温めるのではなく、ヒゲを“乾いた状態”で立たせて剃るのが基本。肌を軽く引っ張って毛穴の奥のヒゲを表面に出し、乾いた肌のまま剃るとスムーズ。
Q4. 刃の交換頻度は?
A. T字カミソリの場合は3〜5回に1回がベスト!
ヒゲの濃さや硬さにもよるけれど、基本的には3〜5回使用したら新しい刃に交換するのが理想。

FRANK’S BARBER
柿坂宗一郎
さん
おろしたての刃は角が立っているため、デリケートな肌には刺激が強く感じることも。
そんな時は、剃り始める前に刃を手のひらで数回、優しく滑らせて“慣らし”をしておくのがおすすめです。
ロンT¥9,900/フーズフーギャラリー ルミネエスト新宿店 その他スタイリスト私物
【問い合わせ先】
フーズフーギャラリー ルミネエスト新宿店
Photos:Kaho Yanagi Stylist:DAYOSHI Hair & Make-up : Yumiko Chugun Model : Hikaru Matsuoka[MEN’ S NON-NO model] Composition & Text:Maya Kondo
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