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香水の“当たり年”とも言えた2025年。「メンズノンノ美容大賞2025」のスピンオフ・コンテンツとして、今年発売された新作フレグランスの中からメンズ人気の高いウッディ系/アンバー系のおすすめを、メンズノンノウェブ編集長・丸山の独断で10本に絞ってご紹介。
ホリデーシーズンのギフト選びにも役立てていただける香りのリストとして、発売日順にプレイバック!

- メンズノンノウェブ編集長が選ぶウッディ/アンバー系新作香水2025
- ル ラボ 「ユーカリプタス20」
- ディオール 「ラ コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール ボア タリスマン」
- サンタ・マリア・ノヴェッラ 「オードパルファム インチェンソ」
- ドルセー 「エクストレ ドゥ パルファン インセンス クラッシュ」
- ラルチザン パフューマー 「ラ セレモニー ドゥ ロンソン オードパルファム」
- メゾン マルジェラ フレグランス 「レプリカ オードパルファン セレスティアル ウィスパー」
- イソップ 「アバヴ アス、ステオーラ オードパルファム」
- ディプティック 「オー ド パルファン ラズリオ」
- シャネル 「ブルー ドゥ シャネル レゼクスクルジフ」
- ボンパフューマー 「502 オードパルファム」
メンズノンノウェブ編集長が選ぶ
ウッディ/アンバー系新作香水2025
ル ラボ
「ユーカリプタス20」
2025年2月3日発売


今年2月、クラシック コレクションとしては1年5か月ぶりの新作として登場。発売直後から高いメンズ人気を誇り、「メンズノンノ フレグランスアワード」癒しの香り部門では見事1位を獲得している。
フレッシュなユーカリとセダーウッドをメインに据え、ハーバルな清々しさがありながらどこか落ち着いた包容力を感じるのは、レザーに似たラブダナムのアクセントと、ベースのムスクノートやフランキンセンスの存在ゆえだ。
関連記事:「ル ラボ」から新しく登場した香水「ユーカリプタス 20」ってどんな香り? エディターが実際に試してきた![EUCALYPTUS 20]
ポイント:清涼感としゃれた色気
ウッディ系の香りには“大人っぽい”という表現がよく使われますが、その中でも「ユーカリプタス 20」はとっつきやすく爽やかな大人路線。ル ラボならではの洒落た雰囲気もあり、つけていてとても気分のいいフレグランスです。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
ディオール
「ラ コレクシオン プリヴェ
クリスチャン ディオール
ボア タリスマン」
2025年2月7日発売

ディオールの数々のフレグランスの中で最もラグジュアリーなコレクションが「ラ コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール」。今年のはじめ、その22種類のコレクションに新しく加わったのがこの「ボア タリスマン」。
クリスチャン・ディオール氏がお守り代わりに持ち歩いていた木片と、調香師フランシス・クルジャン氏にとってのお守りであった角砂糖。2つの“お守り(=タリスマン)”がリンクして生まれた香りは、セダーウッドとバニラの不思議な邂逅。
「ラ コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール」の関連記事:豊田裕大のホリデーはディオールと。香りのギフトに想いを込めて
ポイント:グルマンなウッディ
焚火のような温もりと、単純でない多層的なバニラの甘さがいつまでも重なり合う、不思議な魅力を持ったフレグランス。しっかり甘い“グルマンウッディ”な香りは、とりわけ秋冬のコートスタイルにばっちり似合います。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
サンタ・マリア・ノヴェッラ
「オードパルファム インチェンソ」
2025年2月14日発売


世界最古の薬局として800年以上の歴史を持つ、フィレンツェ発の「サンタ・マリア・ノヴェッラ」。オードパルファンのコレクション「ジャルディーニ メディチェイ(メディチ家の庭園)」の新作として2月にリリース。
「インチェンソ」とは、イタリア語でずばり“お香”。カルダモンやピンクペッパーのスパイシーさと、煙るようなインセンスがもたらす心の鎮静、シプリオールやベチバーが運ぶ温かなウッディノートのハーモニー。
関連記事:本棚に飾りたくなる香水!? 「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の新作フレグランスは家から出ない日でもまといたい香り!
ポイント:美麗なボトルもギフトに最高
年始にこの「インチェンソ」を試したとき、「今年の新作はウッディ系の傑作ラッシュになる」と予感しました。学生時代にお寺の近くの学校に通い、お香のかおりがマインドに染み付いた私のツボを全力で押してきた1本ですが、スモーキーな中にスパイスの熱量が感じられるのが印象的。そして、サンタ・マリア・ノヴェッラの香水はクラシックなパッケージも大きな魅力です。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
ドルセー
「エクストレ ドゥ パルファン
インセンス クラッシュ」
2025年5月23日発売


現代に甦った、200年の歴史を持つフランスの老舗メゾン「ドルセー」。2020年に表参道のフラッグシップショップがオープンして以来、日本での人気もますます高まっている。
人物のイニシャルをつけたフレグランスで知られるが、今年新たに、香料の濃度が最も高い“エクストレ ドゥ パルファン”のコレクションをデビューさせた。同時に発売された3つの作品のうち、「インセンスクラッシュ」のテーマは一目で恋に落ちる出会い。フランキンセンスを核とした、濃密で熱量の高い香り。
ポイント:香りが男を引き上げる
クローブやカルダモンのスパイスで幕を開け、レザーのニュアンスをまといながら、シダーやオークのスモーキーなムードを帯びていく。圧巻のストーリー展開に「香水は芸術」と思い知らされたのでした。これをさらっとまとったらそれだけで相当カッコいいし、われわれの“大人度”を引き上げてくれると思います。あと、これは非常に香りの持ちがいいなと思いました。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
ラルチザン パフューマー
「ラ セレモニー ドゥ ロンソン
オードパルファム」
2025年7月1日発売


今年待望の日本再上陸を果たした、ニッチフレグランスの先駆者的存在、パリ発のメゾン「ラルチザン パフューマー」。
7月に発売した新作は、香水の起源ともいわれる、香木を焚きしめた「お香」に着想して生まれた。オリバナム(フランキンセンス)とシダーウッド、ペッパーの調和。全体を支配する穏やかな安らぎの中で自分自身を見つめたり、時空を超えた遠い場所に思いを馳せたくなる静寂の香りだ。
関連記事:深い余韻。香水ファンが待ち望んだ日本再上陸「ラルチザン パフューマー」の新作は、心やすらぐ聖なるインセンス
ポイント:ストレスからのエスケイプ
今までフレグランスに安らぎを求めたことはなかったんですが、スモーキーな柔らかさの中に一筋の清涼感が漂うこの香りは衝撃的でした。旅行中にお寺に立ち寄ると、なんだか自然と気持ちが静まり“凪(なぎ)”の状態になれるんですが、この「ラ セレモニー ドゥ ロンソン」をひと吹きするだけで、日常生活の中にいながら、自分を“凪”に持って行けます。つけた日数で言うならば、これが今年の個人的No.1。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
メゾン マルジェラ フレグランス
「レプリカ オードパルファン
セレスティアル ウィスパー」
2025年8月7日発売


2024年に再編集されて登場した「レプリカ オードパルファン」。透明なボトルに白いラベルのオードトワレに対し、オードパルファンは黒を基調にしたボトルとシルバーのラベル。どちらも新作が出るたびに話題となるが、オードパルファンのコレクションに今年新しく加わったひとつが「セレスティアル ウィスパー」。
テーマは、悪しきものから身を守る“聖なる煙の香り”。天然のオリバナムから抽出されたインセンスを中心に、アルデヒドがメタリックなニュアンスや軽やかさを加えているのが印象的だ。
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ポイント:お守りがわりの1本
インセンス系という点では、前述の「インチェンソ」や「ラ セレモニー ドゥ ロンソン」と同じくくりに入りますが、それらがわりと直球で“お香っぽい”のに対して、「セレスティアル ウィスパー」にはモダンな解釈が加わっているなと感じました。これも心を安らかに保ってくれる“自分のためにつけたい”1本です。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
イソップ
「アバヴ アス、ステオーラ
オードパルファム」
2025年9月1日発売


人気作「タシット」を手がけた調香師セリーヌ・バレル氏による新作。製品名の“ステオーラ”は古英語で星のこと。俳人・黛まどかの俳句「流れ星 行方知らずの 恋をして」にもインスピレーションを得て、夜空に輝く星をテーマに作られた。
肌につけてすぐはカルダモンのスパイス感。時間とともにフランキンセンス、ラブダナム、バニラビーンが織りなす温度感のあるアンバー調へと移行していく。
関連記事:【2025年秋新作】イソップが紡ぐ新たな香りの章。夜空の星座をイメージしたオードパルファム
ポイント:甘さとスパイスのバランス
NEWoMan高輪のお店で香りを試し、「これは絶対買っちゃうやつだ」と瞬時に悟って即決した1本でした。こういう温もりのある香りは秋冬に好まれますが、「アバヴ アス、ステオーラ」は甘さが軽やかなので、Tシャツ1枚の夏場につけるのもカッコいい気がします。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
ディプティック
「オー ド パルファン ラズリオ」
2025年9月2日発売


昨年デビューしたディプティックのプレミアムフレグランスコレクション「レ ゼサンス ドゥ ディプティック」は、サンゴや砂漠のバラといった、香りを持たない自然のモチーフに着想。今年ラインナップに加わった「ラズリオ」も、実にクジャクの羽がテーマである。
その目を見張る美しさを表現するウッディアンバーノートを構成するのは、ルバーブの酸味とベンゾイン(安息香)の温かな甘さとのコントラスト、そしてローズやベチバー。「メンズノンノ美容大賞2025」フレグランス部門にも見事ランクインを果たしている!
ポイント:人の魅力は、多面性
つけた瞬間はとても爽やか。時間とともにやわらかく肌になじんで、地に足の着いたムードになりますが、それでもどこか華があるのはローズのしわざでしょうか。「ウッディ系」とひとくくりにするのがはばかられる多面的、多層的な魅力は、なるほどクジャクの羽の色彩です!(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
シャネル
「ブルー ドゥ シャネル
レゼクスクルジフ」
2025年9月5日発売


ティモシー・シャラメがアンバサダーを務める名香「ブルー ドゥ シャネル」。オードゥ トワレット、オードゥ パルファム、パルファムに続く4つめの香調として、フランス語で“特別(エクスクルーシブ”の意味を持つ「レゼクスクルジフ」が仲間入り。香り立ちはパワフル。長くて深い余韻を残す大人の1本だ。
発売直前に実現した調香師オリヴィエ・ポルジュ氏へのインタビューでは、香料として使われるサンダルウッドの産地や蒸留方法への徹底したこだわりが語られている。
ポイント:香りで色気を手に入れよう
ブルー ドゥ シャネルの最高峰。男の色気とはまさにこういうこと、と言いたくなりますが、濃厚であっても重くはなく、色っぽいけど甘すぎず、どんな年代の人でも素敵にまとえるバランス感はさすが。そして、1プッシュで没入させてくれる引力の強さ! これをまとった人とすれ違ったら、誰でもつい振り向きたくなるはずです…。正面から見ると正方形のガラスボトルも、圧倒的に美しいです。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)
ボンパフューマー
「502 オードパルファム」
2025年10月22日発売


エシカル、クリーン、サステナブルな原料選びと、メイド・イン・フランスにこだわるパリ発のフレグランスハウス「ボン パフューマー」。香りの名前が数字で表されているのも特徴だ。
秋に出た新作「502」の香調は、ちょっとユニークなウッディ&グルマン。マンダリンやプチグレン、ラム、ユーカリといった香料のラインナップのなかで、なんといっても印象的なのはカカオ。
ポイント:グルマン系香水の初挑戦に
ローストされたようなカカオのナッティな香ばしさと、ウッドの落ち着きが調和した面白いバランス。男子がつけても、女子がつけてもなかなかチャーミングだと思うし、「それ何の香水!?」と尋ねられることうけあいです。(メンズノンノウェブ編集長・丸山)

メンズノンノ 統括・ウェブ編集長
丸山真人
2021年よりメンズノンノウェブ編集長、2024年よりブランド統括編集長を兼務。人生初の香水はシャネルの「エゴイスト」。名古屋駅の名鉄百貨店でドキドキしながら購入したことを今でも覚えており、いまだにウッディ~スパイス系の香りを愛好。
メンズノンノ美容大賞2025
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メンズノンノ美容大賞2025
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メンズノンノ美容大賞2025
ルール1
2022年1月以降に発売もしくはリニューアルした新商品を対象に、厳選したラインナップ。
ルール2
全15部門・107点ものアイテムがエントリー
ルール3
約300名の選考会参加者が、部門ごとに投票。得票順に各部門のランキングを決定。
ルール4
全アイテムの中で特に注目を集めたアイテムを、グランプリに選出!

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