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寝ちゃいけないのに寝てしまう
よくあるシーンのを解説!
そんなつもりはまったくないのに、自分の気持ちとは逆に、いつの間にかまぶたが閉じて夢の中へ…。ということが多々あるキミへ! シャキッとしたい、その状況に打開策をお届け!
1万人の睡眠の悩みを解決してきた快眠セラピスト
三橋美穂さん
寝具メーカーの開発者を経て独立。講演、著書の執筆など、多岐にわたり活躍中。数々の睡眠に関する悩みを解決。
シーン1 授業中に気がつくとウトウトしている
退屈に感じてしまう心理
「本来、集中しなくてはいけない授業中こそ、つまらない、わからない、という気持ちから退屈に感じてしまうことも。その心理が、睡眠を呼び寄せています」(三橋さん、以下同)
超簡単な耳ストレッチ
「大胆な動きが取れない授業中は、簡単にできる耳のストレッチを。耳には100以上のツボがあり、刺激が伝わりやすく、体がポカポカして活動モードに切り替わりやすくなる!」
耳を軽く持ち、上部は上方向、中央は横方向、耳たぶは下方向に軽く引っ張る。耳を広げるように引っ張ると効果的。
シーン2 徹夜しなきゃいけないけど、もう眠い
脳の疲れと睡魔
「すでに眠いとわかっているのに徹夜をすると、パフォーマンス低下につながります。脳が疲れているため、血中アルコール濃度0.05%のときと同じくらいの作業効率の悪さに」
90分または、15分の仮眠
「横になって寝られる時間がある場合は、照明はつけたまま、アイマスクなどをして90分寝ましょう。時間がない場合や、90分寝た後にも眠気がある場合は、15分の仮眠を取ってみて。15分仮眠の場合は携帯電話などのアラームをセットし、横にならず机に伏せて寝るように。快適な環境で仮眠を取ると、起きられなくなってしまう可能性もあるので注意」
シーン3 電車で爆睡してたら終点に
心地よい揺れ
「電車の座席に座ると、適度な揺れを感じることで体の力が抜けて眠気を誘発します。寝たいのに寝られないシーン4の説明が、自然にできてしまっているのです。そのため熟睡してしまうことも」
携帯のアラーム!
「アラームをかけることが最適。でも、周りの人に迷惑にならないようにバイブレーションにしておくことを忘れずに。また、それでも起きられないという人は、座らず立ちましょう!」
シーン4 朝起きてもボーッとする
整っていない体内時計
「不規則な生活で体内時計が整っていないため、起きてもボーッとしたり、寝ても疲れが抜けないのかも。朝は時間がないから、と朝食をとらないのも、体内時計を狂わせたままにする要因のひとつ。頭は起きているのに体が寝ている、アンバランスな状態を招きます」
起床後1時間以内の食事
「起きてからできるだけ早く朝食をとると、体内時計のリセット力が強く働きます。炭水化物、タンパク質、ビタミンやミネラルなどをバランスよくとるのが理想ですが、ご飯入りのスープやリンゴから始めても◎。体内時計を調整するには胃腸を動かすことが重要です。朝食を抜くと太りやすくもなるので、できる限り食べるように心がけましょう」
シーン4 二度寝するつもりじゃなかったのに寝坊した
アラームのスヌーズ機能
「起きなければいけない時間の30分前から、アラーム機能をかけていませんか? その30分間は睡眠が細切れになるので睡眠効率が下がり、快適な睡眠を妨げられているのです」
遠くに置いた目覚まし時計
「自分が起き上がらないと、アラームが止められない場所に目覚まし時計を置きましょう。人間の体は大きな筋肉に力が入ると目が覚めるので、実は、これがかなり効果的!」
ポロシャツ(フレッドペリー×ビームス)¥14,000/ビームス 原宿 中に着たTシャツ/スタイリスト私物 [P.162/左上]パンツ¥18,000/コンバース トウキョウ 代官山 その他/スタイリスト私物 [P.162/左下]Tシャツ¥2,800・トランクス¥2,800(ともにポロ ラルフ ローレン)/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター
Photos:Yuki Kato Hair & Make-up:Naoko Matsuoka Stylist:Masashi Sho Models:Shunya Iwakami Composition & Text:Mariko Urayasu
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