コラムからの出会い | 洋平’sノンノ | MEN'S NON-NO WEB | メンズノンノ ウェブ

洋平’sノンノ

2018年 1月号

コラムからの出会い

こんにちは。

 皆さん風邪などひいてないでしょうか? 当たり前だけどとにかく手洗いうがいが大事です。とくにうがいは一番手頃な対策です。喉を乾燥させないこと。鼻で息を吸って、口で吐く。口で吸っちゃだめです。これだけでだいぶ防げるはず。おせっかいヴォーカルからのアドバイスでした。

 さて、先日マネージャーから聞いたのだが、今月号で洋平’sノンノ、なんと3年目を迎えるのだ。始めた頃は半年で打ち切りになるだろうなと思ってたけどありがたいことにまだ書かせてもらえてる。メンノンが毎月もらえるからやりたいなとバチ当たりなことを思っていた自分が微笑ましい。

 でも、コラムを書くのってよく考えたら難易度高いな、と思う。内容はかなり自由に書くことができる(メンノンの編集チームは太っ腹です)。だからどちらかというとエッセイに近いのかなとも思う。「コラム」と「エッセイ」の中間。まぁ名称はなんでもいいんですが。自由だから一見楽そうに思えるのだけど、これがそうでもない。

 「どういうスタンスで書くか?」でいつも悩む。というのも私が「誰」で、読む人は「誰」なのかをある程度想定しておかないと、まず内容が定まらないのだ。

 当初、そうだ俺はメンノンの読者層より年上なのだから少しアドバイスっぽいことを書こう、先輩スタンスかなと思って始めた。ものの、人にアドバイスできるほどアドバイスの手持ちがないことに気づく。じゃあロックバンド「アレキサンドロス」のヴォーカル・ギター川上洋平! として書こうとしたけど、これはこれで宣伝くさくなるし、毎月宣伝があるわけでもない。「今月もスタジオでロックかましてるぜ!」ってのも違うだろうし。

 いや、この2つのスタンス、どっちも間違ってないし事実ではあるんだけど。なんかこう、もっとふんわり読者と接したかった。もっと言うと「出会い」たかったのだ。最終的にたどり着いたスタンスが「先日知り合ったばかりの友達にメールを送る」であった。わざと小難しい内容を書こうとか、インテリな単語を使ったりとか、それはちょっとダサいからしたくないなーと思う。ブログ、というか友達に長めのメールを送ってるような感覚です。誰が読んでくれるだろう? って想像するときに頭に浮かべるのは最近知り合ったばかりの友達。それもちょっと年下の。でも後輩とはちょっと違う。ちょっとだけアドバイスっぽいことも話せるけど、基本的にはとりとめのないことを話すスタンス。自然と「その感覚」を持って書くのがちょうどいいなーと思い、今に至ります。だから一人称も様々だし、たまに語尾が敬語だったりそうじゃなかったりするのもそれが理由です。文章として正しいか、正しくないかは知ったこっちゃありません。

 話が逸れますが、飛行機に乗ると用意されている冊子を読むのを毎回楽しみにしています。正直そこまでよく存じあげない方の2ページほどの書き物、旅をしたときの話や誰々にお世話になった話など、とりとめのないパーソナルな話を読むのはなかなかに乙だからです。とても心地よい「出会い」だと思います。例えるなら、喫煙所でタバコを吸っていたら、隣の他人がたまたま同じ銘柄を吸っており、目が合い「あは、これは、どうも」と軽く会釈する感じだ(タバコ吸わないから全くの想像であるが)。

「アレキサンドロス」も「川上洋平」も全然知らない方でも、この洋平’sノンノは読めるようにしたいなと思う。それはこのコラムを通して、知らない誰かと心地よい出会いを果たし、一時の友情を築きたいが故である。それは音楽では果たせない曖昧さと心地よさをはらんでいるから。お互いの肩書を取っ払い、ひとりの「とある社会人のとりとめのないパーソナルな小話」をこれからも書き続けていきたいなと思…います。

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