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芳根京子インタビュー 映画『ファーストラヴ』で父親殺しの容疑者を演じ新境地に

芳根京子インタビュー 映画『ファーストラヴ』で父親殺しの容疑者を演じ新境地に

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MOVIE

「その場で感じた感情を、そのまますべて出しました」

「脚本を読んで、難しくも重要な役どころである環菜を演じられることが、すごくうれしかったです。そして、島本理生さんの原作を読み終えたとき、この環菜を演じるんだと一気に現実的なプレッシャーを感じました」

 父親殺しの罪で逮捕された聖山環菜は、事件の真相を追う公認心理師の真壁由紀を相手に、真意の見えない言動を繰り返し、ときに気持ちを殺し、ときに激情をぶつける。この複雑なキャラクターを演じたのは、近年高い演技力で注目を集める女優、芳根京子だ。己の力が試されるような難役を務めたことについて、「難しいけれど、とてもやりがいのある役だった」と振り返る。

「環菜の言うことは、わかるところもあれば、やっぱり理解できない部分もあって、どちらかというとわかってあげたいという気持ちでお芝居をしていました。ただ、彼女にあれだけ感情が持っていかれたっていうことは、私自身と重なる何かがあるんだろうと。なので、撮影現場では、そのときに出てくる感情は、我慢せずに殺さずに全部出すことにしたんです。環菜と同じような経験をしてはいないけれど、真壁先生にかけられた言葉に、素直に反応する。もし間違っていたら、堤(幸彦)監督が止めてくれるはずなので。自分の中で生まれる気持ちを出すことで演技のヒントを得て、環菜という役をつくっていければいいと考えました」

 事件の動機を探るために繰り広げられる容疑者と公認心理師の面会。反発し合いながら、徐々に心を近づけていく環菜と由紀のやりとりは実にスリリングであり、大きな見どころのひとつ。

「相手が北川さんでなかったら、私は環菜になれなかった。撮影中に演技について悩んでいて、心に余裕がなかったのですが、その様子に気づいてくださったのが北川さん。私はすごく救われたけど、こういった洞察力は環菜にとって怖いのではないかと思うようになったんです。それから北川さん演じる由紀と対峙(たいじ)していく中で、素直な感情を出すことができました」

 そんな中、芳根は不思議な経験をしたと語る。これまでキャラクターに入り込むという役づくりをしてきたが、今回は「役に体を貸した」という。

「今まで、泣かなきゃと思うと泣けなくて、緊張ではやる心臓の音を聞くと我に返ることが多かったのですが、今作では心臓の動きを感じながら、冷静に怒りや悲しみなどの感情をとらえることができていたんです。客観的に環菜を見られていましたし、まるで体が二つに分かれたみたい。だから、環菜として素直に感情を表現できました」

 面会を重ねるたびに加速していく物語に、観ている者も素の感情を抑えきれず、胸が締めつけられる。

「この作品は、共演者同士の感情合戦。とてもリアルでライヴ感があって、勢いがある。ぜひこの世界観に入り込んでほしい。後悔はさせません!」

 


好きなサスペンス作品は?

夢中で見た『ドクター・デス
の遺産–BLACK FILE–』

『ファーストラヴ』とは違うクールな北川(景子)さんを観たくて劇場へ。サスペンス作品なので、最初は恐る恐る観ていたのですが、殺人犯を追う緊張感のある展開にのめり込んでしまいました。あっという間の2時間。迫力のある物語とお芝居を目の前に、自分もこういう大人の役ができる日が来るかなと考えてしまいました。なかでも、北川さんのビンタシーンに心をつかまれました!

芳根京子

KYOKO YOSHINE

1997年2月28日生まれ、東京都出身。2013年のドラマ『ラスト♡シンデレラ』で女優デビューし、16年の朝ドラ『べっぴんさん』のヒロイン役で注目を集める。近年の代表作は、ドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』や映画『居眠り磐音』『記憶屋 あなたを忘れない』など。6月18日公開予定の『峠 最後のサムライ』が控えている。

 

『ファーストラヴ』



川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください」と語る容疑者・聖山環菜(芳根京子)。事件を追う公認心理師・真壁由紀(北川景子)は、動機を探るために面会を重ねるが、二転三転する供述に翻弄(ほんろう)される。しだいに由紀は環菜に自分と似た“何か”を感じ始める。
●全国公開中
©2021「ファーストラヴ」製作委員会

カーディガン¥42,000・ワンピース¥82,000(ともにルール ロジェット)/ブランドニュース イヤーカフ¥2,250/チャビ ジュエリー 中に着たニット/スタイリスト私物

Photos:Yuko Yasukawa Hair & Make-up:Kotomi Harada Stylist:Ami Michihata Interview & Text:Hisamoto Chikaraishi

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