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「ジェンダーレス」という言葉をよく聞く昨今。性別の垣根を越えた表現が礼賛されるのはすばらしいが、ただ表面上「フラットなら今っぽい」という解釈に落ち着くのではなく、その中でもさらに自分らしさを極めてほしい。一歩踏み込むことが、個性を磨く。今回登場するのは、モデル志望の佐藤峻輔さん(20歳・学生)。どんなテイストも吸収できるフラットさがある分、印象に残る個性も欲しいところ! 今回挑むのは…?

モデル志望の彼は、己の見せ方を模索する意識が高い。例えば眉毛。何か人と違う雰囲気をつくりたくて眉だけブリーチしたらしい。これが正解かはさておき、そういったアプローチはなかなか実践できることじゃないし、受け身じゃない子に出会えてワクワクした。素の彼はジェンダーレスでどんなテイストも似合いそうなフラットさがある。ヘアやファッションを、彼の持つ柔らかさを生かしてフェミニンに仕上げるのも、逆にマスキュリンなテイストにするのもどちらも無理なく想像がつく。あるいはそのミックスだっていい感じだろう。選択肢がいくらでもある彼だからこそできる新しいスタイルを模索した結果「70 ’sのニューアイドル」というテーマを思いついた。
当時は今のような「ジェンダーレス」という言葉はなく、中性的な男性アイドルに対して「王子感」や「少年っぽさ」という言葉が使われた。中性的な魅力を、高潔さや無垢さに訳すというのが当時の感覚だったのかもしれない。そんな王子スタイルを現代の彼に落とし込んだらどうか。手始めに左右対称だったワンレンにサイドレイヤーを入れて少しクラシックにした。スタイルとしては古いが、彼の求める「人と違う雰囲気」がぐっと高まった。ただフェミニンに寄るわけでもなく、古くさくもない。あえてそのスタイルに挑戦したことにより強い意志も感じる。テーマは過去から掘り出したものでも、焼き直しでなく自分のものにする。そういうスタイル探しも大いにアリ!
スタイルの幅が広がるサイドレイヤー

一見古く見えるサイドレイヤー。今回は王子感をめざして清潔さと重さを出したが、無造作にする・ぬれた質感にする・かき上げる…など、スタイリングで意外にもバリエが出る。スタイルが古くたって、実際やるのは現代のキミ。いい化学反応を期待して臆せず挑戦を
[上写真]コート(イーヴォ)¥82,000・シャツ(ギャルリーヴィー)¥21,000/トゥモローランド 古着のニット¥1,100/原宿シカゴ 神宮前店 ネックバンド(J.W.ANDERSON)¥20,000/LHP 原宿
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photos:Go Tanabe Stylist:Takayuki Tanaka
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