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先日、2015年春夏からスタートしたYOUNG & OLSEN The DRYGOODS SOTREのポロシャツが届きまして、なかなかニクめないヤツが胸元におりました。
猫です(確認済み)。
 ども、I鼻です。
メンズノンノモデルについて、今しか書けないことを担当がこっそり書いておこうという個人企画。
 第2弾は、酒と本と歴史を愛する、坂口健太郎です。
 池波正太郎の文庫本を持って、赤ちょうちんに誘われる1991年生まれ。渋い。
メンズノンノモデルの坂口健太郎といえば、カバーも飾る本誌の顔ですが、
(メンズノンノ2015年2月号表紙)
今から遡ること約4年半前…
2010年9月、柳俊太郎の翌年にメンズノンノモデルになった坂口健太郎は、はじめから順風満帆というわけでは、ありませんでした。
(メンズノンノ2010年10月号掲載)
わりと、普通です。良くも悪くも。
 モデル1年目は、あまり目立たず、ポツリポツリと撮影に呼ばれる程度。
しかし。
ある日、突然、坂口健太郎はカッコよくなってやってきます。
記憶している変化は、2年目のはじめ、モノクロ特集「LCCで行く! 格安男旅」(2012年3月号掲載)のとき。
一緒に旅した担当編集(男)曰く、「このときの坂口はやべぇぞ」。
「ちょっとワルさがあってさ、最高にセクシーなんだよね〜」と自慢げに写真を提供してくれましたので、ほんの一部を載せておきます。
男が惚れる男、坂口。
2年目は次に、プレスやスタイリストなど、本誌を読んでくださっているファッション業界の女性陣から、ジワジワと坂口の名前が聞かれるようになりました。
 菊池亜希子さんが編集長をつとめる『マッシュ vol.2』に登場したのが、2012年9月。
 2年目後半、ついに「塩顔男子」の波来たる。
「そんなにモテるなら面白い!」
 と(というのは冗談ですが)、本誌の撮影に呼ばれることが、ぐっと増えたのが、3年目。
とはいえ、撮影現場では、服のよさを表現することがシビアに要求されますから、上手くいったり、いかなかったりしながら、モデルとしての経験を積み、「坂口健太郎 モテ服のおきて」「坂口健太郎の新人編集着回し」など、名前を冠したファッション特集が出来るまでに。
 (なお、写真は、編集長のブログにもあった、2012年12月号のMNM13特集の舞台裏。)
その頃、現場のスタッフが発見したモデル坂口の特技は、
 「誰とでも、馴染む」。
メンズノンノだと伝わりにくいので、女性ファッション誌で話をすると、坂口が出演している女性誌は、ティーン誌から30代まで、テイストもいわゆる赤文字からモードまで、ものすごく幅が広い。
 多くはその雑誌の女性モデルと組写真で登場するのですが、ここまで世界観の違う雑誌で、彼氏役がつとまるのは、モデルとして地味に化け物です。
 それでいて、どこにいてもちゃんと坂口健太郎なのですから、調味料で例えるなら、まさに、塩。
 塩は顔だけではありません(笑)。
4年目。
2013年12月号、本田翼さんと初めて本誌の表紙に。
 2014年1月号、連載「坂口&サイトウのごはんラボ」がスタート。
 2014年6月号、25年ぶりとなる現役専属モデルの単独表紙が実現。
ただ馴染むだけでなく、作り手の要望に応えられる、頼りになるモデルになりました。
 役者としての活動が本格始動し、演技について楽しげに語ることが増えたのもこの頃。
 その影響か、本誌の現場でも「坂口が最近よくなった」「表現の幅が広がって深みが出てきた」という声が、クリエイター陣から聞かれるように。
そして今、モデル5年目。
 2015年2月号で二度目の単独表紙。
 この先はまだ記憶に新しいので、割愛しますが、確かな実力をつけ、今やメンズノンノの看板モデルです。
役者活動の方も、この一年で一気に世に出るものがあり、既に公開済みの『シャンティ・デイズ 365日、幸せな呼吸』(2014年10月)、『娚の一生』(2015年2月)からはじまり、『予告犯』(6/6)、『海街diary』(6/13)、『ヒロイン失格』(9/19)、『at Home』(2015年公開予定)と映画が続きます。
さて。
今回もまた、いち編集の個人的な印象を。(みなさま寛大な気持ちでヨロシクおねがいします)
私の中で、柳俊太郎が、得体の知れない男なら、坂口健太郎は、凪いでいる男。
 どんな状況でも、誰が相手でも、常にフラット。
以前、本人にそのことを指摘したら、「後でよく考えるとちょっと変だなって状況に出会っても、その時は、“そういうものなんだ”と思っちゃうんですよね」というようなことを笑顔で言っていました。
 ザ・平常心。うらやましい。
努力や苦労を表に出さないのも、隠しているわけでなく、それほど大変なことに思っていない風に、見える。
 突然カッコよくなった、前述のLCC特集の頃は、夜、走り込んで鍛えていたらしいと、その1年後くらいに、サラッと教えてくれました。
余談ですが、昨シーズンの「ホワイトマウンテニアリング」の撮影でも、ハードな山道を涼しい顔で登っていたなぁ。
 
いつも周りが見えていて、さっと困っている人のフォローができる。
 一緒に仕事をしていて、とても助かります。
 でも、そういう、見えてる人間に対峙すると、無駄に焦るタイプなのでワタクシ、怖いですね~、坂口は(笑)。
 あの前向きな諦観というか、平然とした誠実さは、どこからくるんでしょうか。
 (もちろん、本人は完全なる善意ですよ、念のため。)
凪いだ海のように、シンと静まっていて、おだやか。そこを突き詰めていくと、笑いながら平然と悪をなす残酷な役や、世を捨て堕落しきったダメ男なんかも演じられるんじゃないかと、確信しております。
というわけで、タイトル「坂口健太郎って、実は」の続き。
 それは、近い将来、みなさんが誌面やスクリーンで、発見できるのではないかと思います。
 表現者としての実力が磨かれて、彼の内面に追いついたときに。
 笑顔が爽やかな好青年、それは間違いないけれど、その先も持っているヤツですよと、丸投げしておきましょう(笑)。
 私もそれを楽しみにしている人間の一人です。
最後に。
 メンズノンノモデルズのアニキとして、「メンズノンノモデル全体を盛り上げたい」と言ってくれる坂口。その男気、惚れ惚れします。この場を借りて、本当にいつもありがとう。
松山にて、「よしあきくん」(註:メンズノンノモデル高橋義明)を発見して喜ぶの図。
 仲イイねぇ。(笑)
あと、前回のブログで予告した、「モデルについてのオフィシャルなまとめ」ですが、そのひとつが、次号、5月9日発売のメンズノンノ6月号に掲載されます。これを読めば、坂口の平常心の秘密も少し分かるかも!? ただいま鋭意入稿中。お楽しみに。
それでは、また~。
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