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鶴田七瀬さんと話す「人間関係も人生も豊かになる、正しい性教育」のこと【今会いたい、同世代の活動者たち】

鶴田七瀬さんと話す「人間関係も人生も豊かになる、正しい性教育」のこと【今会いたい、同世代の活動者たち】

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「僕たちの未来はどうなるんだろう」。暗いニュースを聞くたびに、そんな不安が頭をよぎる今日この頃。社会を変えようと活動する人々は、今どんなことを考えてどんな未来が見えているのだろうか。同じ時代を生きる彼らと共に考えながら自分なりの希望を探してみよう。今回は、一般社団法人ソウレッジ 代表・鶴田七瀬さんにお話を伺いました。

 

鶴田七瀬さんと話す
人間関係も人生も豊かになる、
正しい性教育
のこと

 


一般社団法人ソウレッジ 代表
鶴田七瀬さん

PROFILE

1995年生まれ、静岡県出身。22歳のときに大学を休学し海外の性教育の現場を視察。2019年、一般社団法人ソウレッジを設立し「性教育トイレットペーパー」を販売開始。

男性は悪じゃないし
女性は我慢しなくていい。
そんな社会が理想

性犯罪の原因は男性でも
女性でもなく、社会の構造

――大学在学中に親友から性被害を告白された経験が、活動を始めるきっかけになったとか。

「それが大きな要因ではあるのですが、ちょうど同時期、#MeToo運動が世界的に広がっていたんです。自分も幼い頃に道端で卑猥(ひわい)な言葉をかけられたりした経験を思い出し、フェミニズムや性教育について学び始めました。私は性被害を受けないためには女性が自衛しなければいけないと学んできたのですが、どうして女性ばかりが我慢を強いられるんだろう? すべての男性が危険と見なすのはおかしくない? など、様々な違和感を抱いて。一番の問題は性について間違ったメッセージを発信する社会の構造であって、根本的に解決するためには正しい性教育を広めないといけない、という考えに至りました」

――正しい性教育とは?

「ユネスコによる国際的な性教育の基準には、人間関係の育みかたや、相手の人権を尊重することの大切さを学ぶことも含まれているんです。それを実践する海外の学校をいくつか訪問したのですが、最も印象的だったのがオランダ。5歳くらいから性教育が始まり、相手が嫌がることはしない、嫌なことをされたらNOと言っていい、などコミュニケーションの基礎から教えられるんですよ。その効果が顕著に表れているのが性犯罪の件数。日本とさほど変わらないのですが、性被害の暗数が極めて少ないオランダに対して、日本は非常に多い。日本で実際に起きている性犯罪は、報告件数の10倍ほどだと予想されています」

――海外の教育現場を巡りながら思いついたという「性教育トイレットペーパー」は、どのように誕生したのですか?

「もともとは性教育を発信する電子メディアを作ろうと思っていたんですけど、活字離れが著しい今、記事は読む人が限られるな、と。他人にバレるのを恐れる子も多いだろうから、人目が気にならない場所で学べるもの……と考えたときに、トイレが思い浮かんだんです。トイレットペーパーに印刷すれば日々の生活の中で学べ、ムダなゴミが生まれないこともポイントになりました」

正しい性の知識がある
男性はモテます!

――性の相談を受けることも多いそうですが、男性特有の悩みは?

「性の悩みを打ち明けられない、打ち明けてもちゃかされてしまう、という声が多いですね。例えば射精の異変を相談したら“風俗行くか!”と返された、など、性=エロネタに結びつけてしまう傾向が強い。これは男性が弱みを見せてはいけないというジェンダー規範と、人間関係の育みかたを教えてもらえない環境が原因だと考えています。ちなみに女性からすると、性について真面目に学ぶ男性は魅力的で、軒並みモテている印象。生理や避妊の正しい知識がある人は信頼できるし、安心感がありますからね。性教育を学ぶ利点のひとつと考えていただければ!」

――今後の課題は?

「今は避妊具の無償化を訴えていて、その理由に、低容量ピルやアフターピルなど女性主体の避妊具が手に入りにくい状況があります。現在、日本ではコンドームによる避妊が主流ですが、望まない妊娠をしてしまった場合、出産するにしろ中絶するにしろ、女性にかかる負荷が圧倒的に重い。なのに避妊は男性任せって不思議ですよね。このような性差の話をしたときに、責められていると感じ、無力感や罪悪感を抱く男性が多いんですけど、女性は決して男性を責めているわけではなくて。前出のとおり、社会の構図や法律に問題があるんですね。そして社会を変えるためには、男性の賛同が必要不可欠。性教育を通じて、男性と女性が力を合わせ、より生きやすい社会をつくっていけたらいいなと思います」

性の不安を
相談できずに
悩む男性、
すごく多いんですよ


「ユネスコの『国際セクシュアリティ 教育ガイダンス』をもとにした『性教育トイレットペーパー』のほか、プライベートゾーンについて学べるカードゲーム『プラベ』も販売しています」

Photos:NAE.JAY Composition & Text:Ayano Nakanishi

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