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ドキュメンタリー好きな映画監督 加納土さんが選ぶヤバいドキュメンタリー3選

ドキュメンタリー好きな映画監督 加納土さんが選ぶヤバいドキュメンタリー3選

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刺激的で危険なドキュメンタリーはまだまだある。ドキュメンタリーをよく観ているあの人に、「ヤバい」という観点でおすすめ作品を挙げてもらった。これを観れば、どんどんその魅力にのめり込んでいくこと間違いなし!

ドキュメンタリー好きがガチリコメンド!

気になるあの人の
ドキュメンタリーの愉(たの)しみ


加納 土が選ぶ
ヤバいドキュメンタリー

加納 土さん

映画監督


1994年生まれ、神奈川県出身。2015年に大学の卒業制作として、さまざまな大人たちに育てられた自身の生い立ちを描いたドキュメンタリー映画『沈没家族』の撮影を開始。2019年に劇場版として全国公開。


『A』

オウム真理教の広報部副部長・荒木浩が多くのマスコミ対応に奔走する。

自分と似てるかも、いややっぱり違う…という揺さぶり

この人と自分は似てるのかもしれない。それまで遠くに感じていた人のことを、そんなふうに愛(いと)おしく思うようになるドキュメンタリーが好きです。その意味で特に衝撃を受けたのが、地下鉄サリン事件後にオウム真理教の内部に入って撮影された『A』という映画。僕はリアルタイムで地下鉄サリン事件に接していない世代です。だから最初は偏見もなく見始めて、当時のマスコミや社会がオウムのことを悪魔の集団と糾弾している映像を新鮮に観ました。

この映画が面白いのは、オウムの中から社会を見ていること。起きた事件や報道を見るとただのヤバい人たちにしか思えなかったのに、森達也監督のカメラを通すと異常なだけには見えなくなってくる。広報部副部長の荒木浩さんが、悲惨な事件があっても信仰を続ける意味について悩みながら、マスコミ対応などで矢面に立ち続ける姿が印象的です。想像以上に人間味のある彼に感情移入しながらも、ヤバそうな飯を食べていたり「やっぱり自分とは違うんだな…」と引いてしまう瞬間もたくさんあって、揺さぶられ続けます。

ドキュメンタリーは、この善悪とか何が正解かとかのはざまで悩み続けることの大事さを教えてくれます。

高校生でドキュメンタリーに興味を持ったきっかけの映画。当時から新聞はよく読んでいたけど、メディアが伝える「わかりやすさ」や「正しさ」に収まらない多面性があると知ることができたのはこの映画のおかげです。社会はオウムを悪と「決めつけ」、信者たちは教団にとどまる意味を「悩み続ける」。その対比も面白かった。マクザム/DVD¥5,280

この作品もおすすめ!


©疾走プロダクション

『極私的エロス・恋歌1974』


原一男監督が、沖縄へ旅立った元恋人を追い、彼女の生きざまを記録した映画。自分自身や周辺人物にカメラを向けた作品を特に「セルフドキュメンタリー」と呼びますが、元恋人との関係を保ち続けたい一心で撮影された本作は強烈。監督のこれほど熱い動機がないと面白くならないのかも、と思わせられます。DIGレーベル/DVD¥4,180

©HBO Europe Programming/Strada Film

『トトとふたりの姉』


ルーマニアのボロアパートでふたりの姉と暮らす10歳のトト。お母さんは麻薬売買で服役中、上のお姉ちゃんもやがてドラッグに手を染めてしまう。厳しい現実の中にも生活があって、どうやったらこんなものが撮れるんだろうと思う美しい映像ばかり。監督と被写体の信頼関係あってこその作品だと思います。紀伊國屋書店/DVD¥4,180


Illustrations:Goro Nagashima Text:Kohei Hara Shunsuke Kamigaito

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