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洋平'sノンノ
「たかがバイト、されどバイト」

「たかがバイト、されどバイト」

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 思い返せばいろんなバイトをしてきたなーと、ふと思う。携帯電話の販売、弁当屋、ファミレス…わりとメジャーなものはひととおり経験した。

 一方で、一風変わったバイトもやっていた。不動産屋の窓に張っている物件の間取りをCADというソフトを使って作成するバイト(部長さんに態度が悪いと言われクビになった(笑))や、あと珍しかったのは調査会社のバイト。都内の飲食店を回ってとあるメニューを頼み、それがどんなものだったのかをメモするというなんとも不思議なバイト。自分でも気になったから「これなんの調査なんですか?」とバイト先の店長に聞いたが「知らないほうがいい」とひと言。でもタダ飯も食えて、給料もらえるという金がない若者からしたら大変ありがたいバイトだったなー。

 そんな中で私が最後にやったアルバイトがテレアポである。ランダムに顧客様に電話をして商品の紹介をする、つまり電話営業である(こうやって書くとなんかいかがわしいものを売りつけていたようなとらえ方をされるかもしれないけどまったくもってまともなものだったことを記しておきます(笑))。デビューが決まり、会社員を辞めた当時、私はまだミュージシャンの稼ぎだけでは食べていけなかったため、そのバイトをすることになった。確かヒロが見つけてきたのかな。というわけでメンバー全員でやることになった。

 そこには半年ほど在籍した。短い間だったけど、その当時のバイト仲間たちは10年たった今でも仲がいい。在籍者は当時で100人近くいた気がする。その中でいくつかの班に分けられて、10人ほどの小規模チームで回していくというもの。だから結束力がバイトにもかかわらず、かなり強かった気がする。それが今でも会う理由なのかもしれない。そんなにしょっちゅうは会わないけど、1年に1度ぐらいは誰かしらと会っている。

 同じような志を持った者たち同士。何かヤリタイことがあるんだけど、まだそれだけでは食べていけないから…みたいな理由で在籍している人たちばかりだった。だからなんとなく自然に親近感みたいなものが湧いたのだと思う。シフトの融通がきいたというのもあるのだろう。学生さんやパートさんという感じの人たちは少なかった。それこそ自分のように駆け出しのミュージシャン、役者の卵、カメラマンの卵、デザイナーの卵、起業家をめざす者、などなど。本当に様々なジャンルの“めざす者たち”が集まった場所だった。だからお互い刺激し合っていた気がする。

 辞める理由も様々だった。諦めて正社員の道を選ぶ者。まったく違う道を選ぶ者。そして本業一本で食えるようになった者。仲間だから喜ばしくもありつつ、同時に悔しさも感じ合っていた。「いつか自分もここから抜け出さないと」というふうに。だからバイトとはいえ本当にいい経験ができたし、何よりステキな仲間たちに出会えた。

 その当時の仲間たちはほぼもうそこから卒業し、それぞれ自分の道に進んでいる。自分も含めて。バリバリのホストだったやつはピシッとしたスーツを着て海外出張に出回る一流企業の営業マン。いかつい風貌だった元ヤンキーはアパレルの社長。カメラマンの卵だった女の子はイギリスとN.Y.を行き来する売れっ子カメラマン。そんな彼らと、たまーに集まると刺激的な話が耳に入ってくる。そしてそれが活力につながる。自分も負けてられねーな、と。

 学生時代のクラスメートというのももちろんすばらしいが、バイト仲間というものはまたさらに社会に一歩出たうえでの仲間だから得難いリアルな刺激を与え合う存在になるはずだ。バイトは卒業したけど、まだまだお互い切磋琢磨していきたいと思っている。

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