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中島裕翔と、ヘアとメイクを考える。「ビューティ」から向き合う、自分の表現、自分のスタイル【Special Session】

中島裕翔と、ヘアとメイクを考える。「ビューティ」から向き合う、自分の表現、自分のスタイル【Special Session】

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中島裕翔

ヘアとメイクで、自分の
あらたな魅力を伝える表現を探す

「撮影、楽しかったですね! ヘアもメイクもファッションも、全部楽しかった。どれかに特化して見せるときもあると思うんですけど、今日は全部がマッチしていて“わぁ!”ってなりました。ビューティの撮影って面白いですよね」と、撮影後うれしそうに語った中島裕翔。“ヘアメイクの面から新しいスタイルを探してみよう”というテーマのもと、ビューティを主軸に撮影した今回。本人から事前に送ってもらった、やってみたいヘアスタイルのリクエストと、より魅力的な人物象が伝わるよう考えたメイクのアプローチをもとに、新年の幕開けにふさわしいポートレートが完成した。ヘアとメイクの両クリエイターの制作秘話も併せて楽しんでほしい。
2021年8月のインタビューでは、ファッションのこと、そしてモデルの自分、アイドルや俳優である自分が、その時々でどのように表現することと向き合っているかを話してくれたが、美容面ではどんなポリシーや、仕事によるスタンスの違いがあるのかを新たに聞いてみた。また、“男子美容”がどんどん広がりを見せている昨今のムーブメントに対して、自身が感じていることやセルフケアについても尋ねてみると、いつものように真摯な言葉がたくさん返ってきた。
撮影後、「どれもいい写真ばかりで迷うね」とスタッフみんなで話していると、「そう言われるとうれしいですね。 “選ばせたい”と思ってここに立っているから!」と、モデルとしての自信を感じる、頼もしい言葉も。
年の初めに“Bland new”な自分になりたいと思えるような気分の高まる、中島裕翔×メンズノンノのビューティスペシャル企画を、ここに!


INTERVIEW YUTO  & BEAUTY

いまの“男子美容”について思うこと

職業柄、幼い頃からスキンケアやヘアメイクが当たり前のように身近にあった。そんな中島裕翔は今、メンズノンノ世代の男子の間で美容への関心が高まっていることを、どう見ている?

「メンズノンノはずっと美容の企画を掲載していますよね。最近は世の中的にも “男子美容”っていうのが本当にメジャーになってきているなと感じますが、僕にとっては、もうちっちゃい頃からお仕事でメイクとかをしてきているから、むしろずっと普通のことだったんですよ。でも今より少し前、まだ男子でメイクとかスキンケアとかをする人が増え始めたばかりの頃って、わりと“え~? 男子が美容?”みたいな声もあったと思うんです。だからそういうのを聞いて、“…あ、そっか。普通しないのか”って、逆に新鮮な気づきだったくらい(笑)。それが一気に時代が変わってきて、今いろんなメディアが男性向けの美容に関することにすごく力を入れるようになったり、男子も使いやすいメンズ用のアイテムのラインナップが増えたりしているのを見ると、いいことだよなって。というより、“そりゃそうだよな!”に近いかも。だって、男子だって日焼けもするし、乾燥肌の人もいるし、いろいろ悩みがあると思うから。ケアをすることで、なにか自信が持てる手助けになるならすてきなことですよね。僕の場合は“ちゃんとやっておかなきゃな”という義務感ももちろんあるけど、それだけじゃなくて“お、なんだコレ使ってみよう!”みたいな好奇心も、両方あります。どちらも、“自分に意識を向ける”っていうことだと思うから、やること自体も重要かもしれないけど、そういう自分のケアを大事にするっていうのがいいなって思うんですよね。あと、やるとやらないとじゃ将来が変わるだろうなって思ってる! ずっと若々しくて元気な印象でいられるように、僕も頑張ります(笑)」

新しい自分のスタイルを、
ヘアで見つけるならば?

撮影前、事前に「やってみたいヘアは?」と本人に聞いたところ、「無造作だけどおしゃれなスタイルに憧れがあります」という答えが返ってきた。いつも、完璧にカッコよく仕上がった状態で表舞台に立つ人からのリクエストとして、意外なような、逆によくわかるような、とても興味深い回答。スタッフたちも熟考を重ねた。

「改めて聞かれるとすごく難しかったんですよ。でも僕は普段しっかりきまった状態で人前に出ることが多いから、その対比として完成されすぎていないものを見せられたら面白いかなと思って、“無造作”というワードを出してみました。L.A.とか、西海岸の人たちがしているようなイメージの、ラフな雰囲気に憧れがあるんですよ。潮風に吹かれて、ぼろぼろのTシャツを着ててもサマになっててすごくおしゃれ…なんでだよ! いいな! みたいな(笑)。でも、そういうのこそ再現が難しいですよね。そもそもシチュエーションも違うし、いきなり同じことを東京でやっても、なんか無造作というよりはみすぼらしいとか、だらしない感じになっちゃったりして、うまくいかなかったり。だから、今の僕に合うカッコいい無造作なスタイルを見てみたくて、リクエストしました。そしたらスタッフの皆さんでいろいろ考えてくださって、うれしかったです。この長さでなかなかこういう雰囲気って見たことがないから新鮮! きめすぎてないのにすごく洗練されていて、ちょっと耳まわりがはねていたりして、ウルフっぽくも見えるような絶妙な仕上がりですよね。あと、不思議と追い風を感じる空気感というか。質感もとてもいい感じです」


メイクで広がる、表現の世界

本人が今回の撮影で一番印象に残ったメイクのポイントは「アイライン」だという。昨年出演した舞台でのメイクにまつわるエピソードや、表現のひとつとして楽しみたいと考えていることについて、話してくれた。

「実は、似合うメイクっていうのは意外にあんまり考えたことがなかったけど、こうやってメンズ誌で、メイクもファッションやヘアと同じくらい一歩踏み込んで打ち出した写真って面白いですね。今日は薄くアイラインを引いてもらいましたが、目の印象がいつもと違った感じで強調されている! 僕、アイドルの仕事でも普段アイメイクってしないんですよ。でも去年の夏に『ウェンディ&ピーターパン』の舞台をやらせていただいたときに、初めて自分で毎公演アイラインを引いていたんです。舞台はやっぱり、ある程度パーツを大きく描かないと目立たないから、本番ではこういうメイクをやってくださいって言われて、初挑戦しましたね。最初はもう、手が震えるというか、“うおおおお…”ってなりながら描いてました(笑)。周りの女性陣に『どう?』って聞いて、『あ、うまいよー!』『えっ本当!?』なんてやりとりをしたりして(笑)。初めてメイクをするティーンの気持ちがわかったかも。でも、スタイルとしてひとつこういうものもあるんだなって実感したんですよ。今日のメイクも、自分で自分を見ても目がくっきりして強さがあると思ったし、雰囲気も変わるなって。そこはなんか、もっと研究したいなって思いました。こういうメイクをしたときはこういう表情が合うとか、そういうのはまだわからないから。新しく自分を表現するものとして、楽しみたいですね」

仕事における、ヘアスタイルの
こだわりは?

ヘアの仕上がりへのこだわりを、場面によって変えているのはどういう理由から? いろんな顔を持つ彼だからこその、興味深いスタンスが見えてきた!

「何が最適なのかは、TPOによって変わるということを大事にしています。例えばアイドルモードの自分がいたり、もちろんメンズノンノモードの自分がいたり、ビジュアルに関してはそれぞれ分けておく必要があるなって思っているんですよね。どれもそれぞれの場面で本気でいいものにしたいから。ファッションシュートでは、やったことのないヘアスタイルを鏡の前で見て、自分では“これで大丈夫かな?”と思っても、写真で見るとすごくカッコよく成立していたりするんですよ。だから、ゆだねることも大事なんだなと考えるようになりましたね。モデルをやって一番大きかったのは、そういうふうに作品になったときの視点が加わったことかなと思います。逆に、アイドルの仕事のときには『ここはもうちょっとこうしてください』って自分から結構言ったりします。そこはファンの皆さんを意識している部分でもあるし、サービス精神を大事にしてますね。“みんな前髪おろすの好きなんだよな! よし、今日はおろすか~!”みたいな。ちゃんとマーケティングしてます!(笑) 今日の撮影みたいに、1枚の作品を撮るっていうときとはまた違うから、それぞれの違いを、見る人には楽しんで受け取ってもらえたらなと思っているんですよ。いろんなことにチャレンジできるのが、僕自身もすごく楽しいから。やっぱりそこには、“飽きさせたくない”っていう大きな理由が自分の中にひとつあるんでしょうね。常に同じものしかないって感じだと、エンターテインメントとしても面白くないですよね。そのときそのときの画作りに合った髪型にするのって、自分も楽しいし、大切なことなんだな~って思ってます」


プライベートでは、どんな
セルフケアをしている?

忙しいときでも、いつもベストなパフォーマンスを必要とされる中で、どんなふうに自分をいたわっているのか。自宅でやっているオススメのケアを、かなり具体的に教えてくれた!

「スキンケアやヘアメイクとは少しはずれるけど、リラックスタイムにやっていることといえば、ボディケアかな。靴下にテニスボールを4つくらい入れたやつで、ごろごろ~って全身をマッサージして、“筋膜リリース”をしています。去年舞台に一緒に出ていたダンサーさんに教えてもらって手作りしたんですが、すごく気持ちいいんですよ。マッサージのグッズって、市販のものだとたまに硬すぎたりしないですか? 痛い刺激ってよくないんですよね、力んじゃうから。でもこの“靴下テニスボール”は、硬さが本当にちょうどよくて愛用しています。おすすめは、ちょっとスマホとかテレビとか観すぎて目が疲れたなってときに、枕みたいにして寝ること。ヨガブロックの上に置くのがベストだけど、なかったら適当に見繕って、首の後ろ~後頭部辺りに当たるようにすると、最高です! これひとつで全身ほぐせるし、やってみてほしいですね。ダンサーさんが教えてくれることって、間違いないじゃん! と思って、ずっと使っています」

2022年の抱負

新年最初のインタビューということで、最後に少し今年の抱負を話してもらった。

「えっ、この記事、メンズノンノウェブの新年目玉企画なの? わー、緊張する~、目玉になりますように!(笑) (『もちろんなるよ!』というスタッフたちの声)いやぁうれしいですね。うーん、そうですね、僕個人でいうと、アイドルとモデルというのもそうだけど、今まで交わらなかったものがつながっていくような仕事をこれからもしたいんですよね。いろんな面から自分が見られるし、会ったことのないスタッフさんとたくさん関われるっていうのは、新しい自分が見つかることにもなるから。Hey! Sɑy! JUMPのメンバー以外にも仲間が増えたり、これまで知らなかった場所で歓迎されることって純粋にうれしいんです。そしてグループ活動に関しては、この間メンズノンノでアニバーサリーな表紙もやらせていただきましたが今年15周年です。もう僕の人生の半分以上の年月になりました。いや本当にびっくり! 皆さんに祝ってもらうことのほうが多い年になると思うので、だからこそ何か恩返しになるようなことがしたいと思っています。コンサートをはじめとして、少しでも触れ合える瞬間をつくりたいので、どんどんいろんな場面に出ていきたいですね」


HAIR

ヘアを担当したKANADA氏へ、渾身のヘアスタイリングとコンセプトについてインタビュー!

「当たり前のことだけど、あらためて中島くんはとにかく男前。それはそうだろう、ジャニーズの第一線をずっと走っているのだから。でも今回はいろんな先入観を排除して、28歳のひとりの男性として向き合い、彼にとってステキなことが提案できるといいなという気持ちで、みんなで撮影に臨んだ。28歳という年齢は、すごく若いということもなく、かといって歳をとっているというわけでもない、なんとも絶妙なとき。少年っぽさは薄れつつあるけれど、まだまだ渋さには到達しない。だからこそ、いろんなテイストに振れる面白さもある。僕個人としては、人としての色気がどんどん出てくる年齢だと思っている。
さて、そんな彼にとって、“新鮮”とはなんだろう。いろんなシーンで仕事をしてきて、何百回、何千回とヘアメイクされてきている中で、それでも彼が新鮮だと思ってくれるものは、“完成と完成の隙間”に見つけられるのではないかと考えた。そういうところに、つくられたものではない、人としてのドキッとするような色気も垣間見られるのではないか、と。そのために、まずは既存のスタイルありきで完成像に彼を当てはめるのではなく、とことん中島くん本人の髪質や毛の生え方、顔立ちとのバランスを観察し、それをカッコよく生かす手法だけを考えた。彼の求める“無造作”についてみんなで話し合ったが、本当に手を加えないという状態ではもちろんないし、かといって“無造作をつくる”というのもあざとい感じがして、きっと本人が求めているものと違うだろうと思う。だから彼の素材が一番よく見えること、そこにプラスアルファで人としての生っぽい色気を感じる仕上がりを、可能な限り恣意(しい)的ではない方法で見せることがめざすべきゴールではないかということになった。作り手の意向が見え隠れするようなナチュラルは、冷めてしまうからね。素材が最もいい方向に見えるものを探すことと、こちら側のテクニックが見えるか見えないかのぎりぎりを攻めたかった。自然に毛が広がる状態を変に押さえつけず、立たせもせず、ありのままの動きをベースに質感を加える。慎重に頭の形を見極めて、トップのボリュームのベストなバランスを探し、ちょっとだけ膨らみを抑えたくらい。通常気合を入れて手を加えることが多い前髪の処理は、あえて最後に、本当に少し触っただけ。ここに抜けをつくるかどうかが、作為と無造作の大きな分かれ道となる。スタイリング剤でキープされているのではない、濡れている質感も大事にした。しっかりキメているのとも、ちょうどよくおさまっているのとも違う。中島くん自身のポテンシャルだけでつくり上げたスタイルだ。顔立ちがエレガントな分、このくらいラフに仕上げても品があるのもすごい。うん、実に色っぽいね!」


MAKE-UP

メイクを担当した宮本由梨氏へ、本人の魅力をより生かすために考えたメイクアップについてインタビュー!

「はじめてメンズノンノで、そしてはじめて中島裕翔さんのメイクをさせていただきました。新しい試みをしてほしいということと、今の彼を切り取った28歳のポートレートとしても最高のものを、という編集部からの難しいリクエストだったので(笑)、ご本人の魅力が生きる“生っぽさ”を出しつつ、普段あまり見たことのない印象になるようなメイクを考えました。中島さんはびっくりするほど肌がきれいだったこともあり、毛穴を消しすぎず、さらにナチュラルな質感を残したほうが色っぽいと判断しました。鼻まわりを本当に薄くスティックファンデーションでトントンとぼかしただけで、パウダーも一切つけませんでした。その代わりひとつこだわったのは、“温度感”を上げるということ。何もしていない状態よりも体温が高く見えるようにしよう、それが色っぽさにつながると思いました。そこで使ったのが、温かみのあるオレンジのベース。それを全体に薄く仕込むことで、ほんの少し顔全体の温度が上がったような、柔らかみが足されたような、クリーミーな印象を演出しています。対して、中島さんの魅力である、顎や頬骨などの精悍(せいかん)なフェイスラインは強調するようにシェーディングを入れました。ただしこちらもパウダーでなくクリームタイプのものを使ったので、こっくりとした柔らかさを保ちつつ、男っぽい陰影が生まれたと思います。眉も元々しっかりあったけれど、ペンシルで隙間を埋めて毛を上に立たせることで、そこにもさらに自然な強さを足しました。そして中島さんも一番新鮮だったのはきっとアイラインだと思いますが、これは黒目の真ん中に、ちょっとだけインラインを仕込んで全体にぼかしています。まつげも長いので、切れ長でドキッとするような目もとに仕上がりました。ちょっとした変化でなく、“今日はどこか違うな”って人にわかるくらい仕込めるものって、やっぱり目だと思うんです。だからこそ、やりすぎると本人から離れてしまう。そのさじ加減は慎重に行いました。
メイクはするのだけど、“キレイ”や“可愛い”という方向に仕上げるのではなく、あくまで中島さんの“カッコよさ”を前面に出したかったです。男前の中に、繊細な美しさもあるというバランスが、ご本人らしくもあると思います。メイクだけでなく、毛先のニュアンスの残り方、衣装のジャケットの絶妙なかけ方での肌の見え具合とアクセサリーのバランスなど、ベストな1枚ですね。メンズのファッションシュートの、奥深さも感じる1枚だなと思いました」


INFORMATION

「Sing-along」
Hey! Sɑy! JUMP
ジェイ・ストーム

『世界体操・世界新体操 2021』のテーマソングにもなった、グループの15周年イヤーの幕開けを祝うような1曲。メンバーの知念侑李さんが振り付けを担当したことも話題に。

中島裕翔(なかじま ゆうと)
1993年8月10日生まれ、東京都出身。2017年6月号よりメンズノンノのレギュラーモデルを務める。2021年11月にデビュー15周年目を迎えるHey! Sɑy! JUMPのメンバーとして活動し、俳優としても数々の話題作に出演。

ジャケット¥19,800/ツナギ ジャパン シャツ¥22,000・中に着たシャツ¥25,300・メッシュT¥11,000・ネックレス¥23,100/ジャンティーク タンクトップ/スタイリスト私物

Photo:Saki Omi[io] Hair:KANADA[LAKE TAJO] Make-up:Yuri Miyamoto Stylist:Taichi Sumura Model: Yuto Nakajima

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