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俳句とイラストで綴る恋の風景【フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ】Vol.10

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連載「フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ」

お笑い芸人としてだけでなく、独特の視点とセンスで詠む短歌と俳句が話題の、フルーツポンチの村上健志さんの連載。メンズノンノWEBでしか読めない、”恋”にまつわる俳句とエッセイ、そしてイラストを隔週でお届けします!

クリスマスとの付き合いは長い。子供の頃はプレゼントが貰えるし、いつもと違う豪華な夕食が食べられるので無条件に嬉しい日だった。いつからかクリスマスを一緒に過ごす恋人がいることが人生を謳歌していると感じるようになった。恋人がいなくてもクリスマスを一人で過ごすのはありえないでしょという空気が流れていた。クリスマスが近づくと「恋人のいない人たちで集まって寂しんぼナイトしよう」と女友達に声をかけた(自分にはそんなことを言う勇気がないので、友達がそう言った後に「いいね」と乗っかっていた。)「逆に男だけでの方が楽しくない?」と強がったりもした。とにかく一人で過ごさないために予定を立てた。クリスマスを一人で過ごすなんて負けだと思っていた。バイトを入れたりもした。クリスマスとは距離をとり勤労青年になった訳ではない。飲食店でバイトしていた僕は「良いよな、恋人さんたちは。家帰ってチュッチュッですか。こちとら皿洗いですわ」とクリスマスにバイトしている俺ダサいっすよねと言う自虐のような言葉を自慢げな声で言っていた。「てかクリスマスって365日分の1日でしょ。」とクリスマスどうでも良いですよ感を出した時が一番クリスマスを意識していたかもしれない。

クリスマスだけに、クリスマスなのにとはあまり思わなくなった。クリスマスを絶対に謳歌しようとも思わないし、拒絶することもない。クリスマスソングが聞こえてくる電飾にかたどられた街中を歩くのは気分がいいし、別にクリスマスを一人で部屋で過ごすこともなんともない。まあチキンくらい食べようかなと楽しんだりもしている。クリスマスと程よい距離感がとれている気がする。けれど、12月20日を過ぎる頃に誰かを食事に誘う時、ただその時期になっただけなのに、こいつクリスマスだから誘って来やがったと思われたくないと思ってしまう。「別にクリスマスとか関係なく普通に時間あったから」と言うと尚更意識してる感じが出るし、「クリスマスの予定は?」はもちろん言えない。丁度いい言い方を探してしまう。「ご飯行かない? てかクリスマスか。どこも混んでそうだけど、、、まあ空いてればw」

もし会えることになってもプレゼントは持って行かないことにしよう。意識しているみたいだ。乾杯の時は一応「メリークリスマス」と言うかもしれない。

★Profile/1980年生まれ。茨城県出身。お笑いコンビ”フルーツポンチ”のボケ担当。TV『プレバト!!』(MBS系・毎週木19:00~)での奮闘ぶりが話題に。また、情報サイト『好書好日』の連載をまとめた『フルーツポンチ村上健志の俳句修業』(春陽堂書店)も好評発売中。自身のYouTubeチャンネル『フルーツポンチ村上の俳句の部屋』での俳句実況もチェックを!

Haiku & text & illustration : Kenji Murakami

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