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俳句とイラストで綴る恋の風景【フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ】Vol.9

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連載「フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ」

お笑い芸人としてだけでなく、独特の視点とセンスで詠む短歌と俳句が話題の、フルーツポンチの村上健志さんの連載。メンズノンノWEBでしか読めない、”恋”にまつわる俳句とエッセイ、そしてイラストを隔週でお届けします!

「日本語は凄いぞ」なんてことをたまに思う。「木漏れ日って言葉が他の国にはないらしい」なんて話を聞くと誇らしい気持ちになる。まあ、僕の耳に入ってくるのは日本語贔屓の偏った情報だし、他の言語に精通しているわけではないので比べようはないのだが、それでもやはり日本語が好きだ。けれど、これは負けてるねという言葉もある。ブルーより青の方が好きだが、緑よりグリーンの方が好きだ。そして「デート」という言葉は圧倒的だ。そもそもデートを辞書で調べても「あらかじめ約束をして、待ち合わせて会うこと」といった説明の言葉しかない。逢引ともあるがそこには密かさがあってなんか違う気がする。「デート」実にいい言葉だ。聞いただけで嬉しくなる。

デート。遊園地、水族館、映画館、イルミネーションを見に行く。そんなデートをずいぶんとしていない。親しくなった女性と会うとしたらご飯を食べに行くだけだ。その後に公園でブランコに乗ることもない。これをデートと言っていいのかわからない。渋滞に巻き込まれても余裕な顔をして穏やかさをアピールすることもできないし、誰かにぶつかられた勢いで相手に触れてしまうというハプニングもない。けれどデートだ。

スペインバルの壁の黒板に書かれたメニューを見渡しながらコートを脱ぐときのワクワク。何を頼もうかと悩むときアスパラは確定だねと一致する意見。アヒージョの熱さに驚いて顔を見合わせる。普段あまり飲まないワインをせっかくだからと頼む「せっかく感」。「赤?白?どっちにしようか?」「う~ん。どっちがいいですか?」「どっちでもいいけど、、、じゃあ、せーので言おうか。」「赤」「白」食い違って振り出しに戻る。一緒ならデートだ。「美味しかったね。正解の店だったね。」「ね。」とコートを着る間も会話が止まらない。ブランコに乗りに行こうという勇気はなく別れる。家に着く前に『楽しかったです。今度は赤を飲みましょう笑』とラインが来る。絶対にデートだ。デートがしたい。

★Profile/1980年生まれ。茨城県出身。お笑いコンビ”フルーツポンチ”のボケ担当。TV『プレバト!!』(MBS系・毎週木19:00~)での奮闘ぶりが話題に。また、情報サイト『好書好日』の連載をまとめた『フルーツポンチ村上健志の俳句修業』(春陽堂書店)も好評発売中。自身のYouTubeチャンネル『フルーツポンチ村上の俳句の部屋』での俳句実況もチェックを!

Haiku & text & illustration : Kenji Murakami

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