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【永山瑛太 オリジナルインタビュー】自分の心に正直に向き合い、やりたいことを探求。オリジナルな表現を生み出し続ける現在地とは?

【永山瑛太 オリジナルインタビュー】自分の心に正直に向き合い、やりたいことを探求。オリジナルな表現を生み出し続ける現在地とは?

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映画、ドラマ、舞台など、さまざまなフィールドで活躍し、揺るぎないキャリアと存在感を獲得している。近年は俳優活動にとどまらず、フォトグラファーとして作品を発表したり、短編映画の監督を務めたり、さらには自身が制作したアート作品をSNSに投稿したりと、そのクリエイティブな才能は多くの人の注目を集めている。自分の心に正直に向き合い、やりたいことを探求し、オリジナルの表現を生み出し続けるこの人の現在地についてインタビュー。

永山瑛太さん

ACTOR

1982年、東京都生まれ。モデルとして活動後、2001年にドラマ『さよなら、小津先生』で俳優デビュー。20年1月に瑛太から現在の名前に改名。主な代表作に、ドラマ『それでも、生きてゆく』『最高の離婚』『ハロー張りネズミ』『西郷どん』『リコカツ』『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』や、映画『サマータイムマシン・ブルース』『ディア・ドクター』『ミックス。』『友罪』、『まほろ駅前』シリーズなどがある。主演を務める正月時代劇『幕末相棒伝』(NHK総合)が22年1月3日に放送される。

不安みたいなものが絶対的なエネルギーになる

――2022年に放送される『アクターズ・ショート・フィルム2』(WOWOW)で映画監督に挑戦します。以前から監督業には興味があるという発言はされていて、自主映画を撮ったことはありますが、本格的な映画は今回が初めてです。どういった気持ちで臨もうとしているのですか?

役を演じるときもそうですけど、僕の場合、不安みたいなものが絶対的なエネルギーになってくるんです。もしお芝居でわからないことがあれば、監督やプロデューサーに相談したり、ときには共演者と話し合いをすることで不安をなくし、前に進むためのエネルギーに変えていきます。今回は監督としてですが、撮影期間も予算も決まっていて、何を撮るかというのも頭の中でイメージはできているので、あとは現場で自分が船頭としてどう仕切れるかということなのかなと。すべてを細かく完璧にコントロールしようというのではなくて、どこかで勢いというか、衝動で撮っていくことも大事だと思うんです。編集で何とかなるっていうのはこれまでの経験でわかっているので(笑)、現場で起きることをとにかく楽しんでやっていきたいですね。

――では、俳優業に関してはどうですか。今年の3月に長年所属していた事務所から独立しましたが、何か変化はありますか?

変わったことは特にないです。当然作品選びをじっくり考えることも大事なんですけど、焦りみたいなものも必要だと思っていて。その対比の中で自分が何を選択して、どういう作品に関わっていくのかを今まで以上に考えるようにはなりました。よくインタビューとかで「どんな役をやってみたいですか?」と聞かれることがあって、昔はいろいろあったんです。でも、今は何でもいいというか、こんなこと言ったらおこがましいかもしれないですけど、どんなものでも自分に落とし込むことは可能だなという感覚があるので、どういう作品にめぐり合うかは本当に縁だったり、出会いだなと思いますね。


俳優というのは誰でもなることができる

――最近はフォトグラファーとしての仕事も多いですが、自分の中ではどう位置づけているんですか?

自分が俳優をやっていて、そのご縁で撮らせていただいているから、そういった意味では本来のカメラマンさんの仕事とは違うと思っています。ありがたいことにカメラマンの仕事も増えているんですけど、現場に行くと、やっぱりわからない単語がいっぱい出てくるんですよね。「何ですか、それ?」みたいなことはよくあって、そのたびに勉強しなくちゃなって。これは僕の考えですけど、俳優って勉強しないでもなれちゃうんですよ。

――そうなんですか!?

別にセリフを覚えなくてもいいんですよ。カンペをつくってもらえばいいので。堂々と「カンペください」と言える勇気があって、お芝居で圧倒的な存在感があれば、たぶん上までいけます。もちろんそんな人は今までひとりも見たことないですけど、極端に解釈すれば、俳優というのは誰でもなれると思います。でも、カメラマンの場合、いざ撮るとなったときに、「光がこうだから、シャッタースピードと露出と感度はこんな感じね」みたいに一瞬でわかることは、少なくとも僕の中ではないんですよね。やっぱり一度撮ってみないとわからない。真剣にカメラと向き合ってもっとたくさん撮っていくことでわかってくることはあるかもしれないけど、今まで単にカメラが好きというだけで撮っていただけなので、それが仕事になってきちゃって、ちょっとやばいなという感じです(笑)。

――でも、瑛太さんに撮ってもらうということは、いわゆる一般のカメラマンとは違うものを期待しているからですよね。

そうなんですよね。雑誌で写真の連載をしているので、おそらくそういうのを見てオファーしてくれていると思うんですけど、僕自身は一貫して人間との距離感を撮っているつもりでやっています。でも、お仕事になってくると、技術も必要になってくるし、何分で撮りきらなきゃいけないといったことも考えないといけない。だから、シャッターを押していれば何かしら撮れるだろうという部分と、もっと勉強しなくちゃいけないなという部分が両方ある感じですね。

――普段からカメラを持ち歩いて撮っているんですか?

僕の母親がすごく写真を撮る人で、ものすごい枚数の写真が全部アルバムに収められていて、その性質を受け継いだのか、僕も家族の写真をすごく撮っています。子どもの食べ方が面白いなと思ったら撮るし、嫁がちょっと疲れていると思ったら撮る。家族を撮ることはもう日常になっていますね。ちょっとかっこつけた言い方になりますけど、そういうことをしないと何か埋まらないというか、別にストイックにやっていますみたいなことではなくて、やっぱりどこかで生み出したいとか、何か表現してないと生きられないという感覚があるんですよね。

――自作の絵もときどきインスタに上げたりしていますけど、それも同じことですか?

絵に関しては、「なんで俺、インスタに上げたんだろう」と思うんですよね(笑)。たぶん描きあがると、どうしても誰かに見てもらいたいみたいな気持ちが出てきてしまうんでしょうね。でも、描いているときはそういうことをできるだけ考えないようにしようとしていて。真っ白のキャンバスを見ると、「あぁ、ゼロだな」って思います。そこから何かができあがっていくのは楽しいですね。

――その割に、インスタには絵を描くことに飽きてきたみたいなことが書いてありましたけど、あれはどういう意味ですか?

自分に飽きちゃうみたいなことですよね。それこそ役を演じることはずっと続けていられるんですよ。脚本という手紙をもらって、それに対して返信するみたいなことだから続けられるんですけど、絵を描くことって自分に手紙を送り続けている感じだから、特に返事もないし、それで飽きちゃうっていうのはありますよね。例えば、返信をくれない女の子にずっとメールは送れないっていうか(笑)。


やむにやまれぬ衝動があふれ出ちゃっているものが好き

――何でもいいので、今やってみたいことって何かありますか?

サッカーのPK合戦をやってみたいですね。ドリブル勝負とかだとプロにはかなわないけど、PKだったら可能性があると思うんです。PKってその人の性格が出るじゃないですか。実力だけでは測れないというか、運もあるだろうし、心理的な駆け引きも含め、間違いなくその場ではいろいろなことが起きているから、絶対に楽しいだろうなって思います。

――なるほど。PK合戦というのは面白いですね。

ちょっと話は飛びますけど、僕は前田大然選手(横浜F・マリノス)が好きで。このあいだの東京オリンピックでも、久保建英選手や堂安律選手みたいなスター性のある選手がレギュラーで出場する一方で、前田大然選手は本当はすごくコンディションがいいかもしれないけど、ベンチに座っていて、いつ試合に出られるかわからないわけです。ただ、そういう状況の選手がばんと出てきたときの勢いってあるじゃないですか。

――ありますね。ここで結果を残してやろうという気持ちがものすごく強いですからね。

そう。前線で相手DFにプレスを思い切りかけて、それによってちょっとフォーメーションの形がくずれちゃったりすることもあるんだけど、ああいう選手って気持ちでプレーしているから、冷静に思考するというよりも衝動がはみ出しちゃっているんですよね。そういうやむにやまれない衝動があふれ出ちゃっているものが、それこそ芝居でも写真でも絵でも僕は好きで。挫折したり、行き詰まったりして、生きていることに苦しさを感じる状況を何とか打ち破ろうとしている人にぽんと光が当たった瞬間って、周りの人たちとはちょっと違う輝き方をするというか、そういうものを僕は信じているし、伝えられたらいいなと思っているんですよね。

――PK以外にも、何かやってみたいなって思うことはないんですか?

そうだなぁ。昔、僕のファンクラブがあって、そのイベントでオフ会みたいなことをやったことがあるんですよ。自分で演出を考えて、仮面をかぶって出たり、いろいろな質問に答えたり、ギターの弾き語りをやったりしたんですけど、その頃から僕のことをずっと見てくれている方たちってまだいると思うんです。僕が20代の最初の出始めぐらいのときからずっと見てくださっている方たちと、またオフ会みたいな形でコミュニケーションを取れたらいいですよね。自分のこと嫌いな人とは会いたくないじゃないですか。僕のことを好きでいてくれる人とやっぱり会いたいですよね(笑)。そういうファンの方たちとの集いを、どこか気持ちのいい野外でフェスみたいな形でやれたらいいですよね。

「久しぶりにいろいろな
欲が出てきた感じはある」

――では、自分自身がこの先どうなっていたいとか、何か目標やゴールはありますか?

20代の後半ぐらいに何となくつかんじゃったなって思ったことがあるんです。「芝居というのは芝居しないことだ」みたいなことを言いますけど、誇張するのではなくて、芝居はもう引き算でいいんだなってことが自分なりにわかったというか。だから、そのときに一度、ヘンな欲みたいなものはなくなったんです。でも、コロナの時代になって、弟(永山絢斗)とリモートドラマ(NHK『Living』)とかをやらせてもらったりする中で、何か表現の形というか、表現のあり方も変わっていく時代になったのかなと思って、それで今は久しぶりにいろいろな欲が出てきている感じはありますね。

――欲が出てきたんですか?

そうですね。いろいろ変わっていく時代だから、ただ順応していくだけではつまらないと思うんです。どんなに異物扱いされようが、自分の心をちゃんと開いて、やりたいことを正直にやっていく。そういう気持ちが今はありますね。とはいえ、これはある種の緊張状態でもあるので、もって2、3年ぐらいという気もしていて。切れたときはたぶんまただらーんとなるのかなと。こういうことを繰り返して少しずつそぎ落とされていくんだけど、これまで培ってきた経験や自信はあるから、きっと楽しくはなると思うんです。やっぱり先輩方を見ていても、みんな生きていることが楽しそうだなって思います。僕もそういうふうになりたいですね。

 

Photos:Kyouhei Yamamoto Composition & Text:Masayuki Sawada

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