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俳句とイラストで綴る恋の風景【フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ】Vol.5

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連載「フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ」

お笑い芸人としてだけでなく、独特の視点とセンスで詠む短歌と俳句が話題の、フルーツポンチの村上健志さんの新連載がスタート! メンズノンノWEBでしか読めない、”恋”にまつわる俳句とエッセイ、そしてイラストを隔週でお届けします。

色々な場面にはハイライトな瞬間がある。といってもホームランや口づけではなく、通? 乙な? 知る人ぞ知る的なことなのだがピッタシくる言葉が分からない。同じ映画を何度も観てたどり着く「会話の途中にメガネ外す芝居が、なんでもないシーンなんだけどスッゲー良いんだよね。」というアレである。自分にとってはたまらなく好きだが、人に説明しても分からなそうなので、ニヤつきそうになるのを我慢するアレだ。

僕にとっての焼肉屋のアレな瞬間。「カルビは一枚で良い」と大人感を出す時でも、ライス小を頼もうとしたときに、先輩に「うわー白飯かあー。でも腹パンだし、でも俺も一口だけライス欲しいから中(サイズ)頼んで。」と言われる瞬間でもない。女の子と二人で焼肉屋に行き締めに冷麺を頼み、彼女がその冷麺を小さい器に取り分けてくれる。小さな器に麺を入れスープを入れ、丁寧にきゅうり、キムチ、ゆで卵をのせる、最後にネギを盛り付け綺麗に完成されたミニ冷麺を渡してくれる。僕の焼肉屋のアレな瞬間だ。

初めて自宅で彼女とご飯を食べるときのアレな瞬間もある。スーパーで惣菜とビールとあまりお酒の強くない彼女用の甘いお酒と「結構ポイント貯まってるから使っちゃおう!」といくらを買う。皿に移し替えただけで惣菜はぐんと見栄えが良くなる。ほんのり酔って気持ちよくなり、窓からの風に目をつぶってみる。後でやるからと言ったのに、彼女が洗い物をしてくれている。「これどこにしまったら良い?」と言う彼女に「えーとね」と近づき一緒に食器を片付ける。実にアレだ。

秋の虫の声が聞こえる。虫の声が世界を遮断して、この部屋だけが切り離されたような感覚になる。僕らのささやかなアレな瞬間を虫の声がハイライトにしてくれる。

★Profile/1980年生まれ。茨城県出身。お笑いコンビ”フルーツポンチ”のボケ担当。TV『プレバト!!』(MBS系・毎週木19:00~)での奮闘ぶりが話題に。また、情報サイト『好書好日』の連載をまとめた『フルーツポンチ村上健志の俳句修業』(春陽堂書店)も好評発売中。自身のYouTubeチャンネル『フルーツポンチ村上の俳句の部屋』での俳句実況もチェックを!

Haiku & text & illustration : Kenji Murakami

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