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俳句とイラストで綴る恋の風景【フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ】Vol.4

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連載「フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ」

お笑い芸人としてだけでなく、独特の視点とセンスで詠む短歌と俳句が話題の、フルーツポンチの村上健志さんの新連載がスタート! メンズノンノWEBでしか読めない、”恋”にまつわる俳句とエッセイ、そしてイラストを隔週でお届けします。

「ペン貸して。」と言う彼女にペンを渡す。彼女は電気料金の支払い書の入っていた空の封筒に絵を描き出す。人の形をしているそれは多分僕の似顔絵だ。
少女漫画のような大きな黒目、不均衡な輪郭、何故だか林檎を持っている僕が笑っている。
「めちゃくちゃ、目光らせてくれてるじゃん!」とお礼を言うが、思わずその下手さに笑ってしまう。「ちょっと、笑っちゃてるじゃん! 下手って思ってるでしょ!」「いやいや、むちゃくちゃ味ある。」と誤魔化す。自分の描いた似顔絵をきちんと見直した彼女も自分の下手さに笑い出す。別のペンを持ってきて僕も彼女の似顔絵を描き出す。昔から落書きは好きだったから、良い所を見せてやると意気込んで丹念に描く。彼女の顔をよく見る。
「かっ、かわいい~」そりゃそうだ君は僕のタイプなんだから。絶対に可愛く描いてやる、サービスはいらない、君をそのまま描けば可愛くなるのだから。よし出来たと似顔絵を見ると、なんだかえぐみが凄い。悪意に満ちた顔をしている。全く可愛げのない、よく分からないが、はらわた感がある生々しい顔をしている。もっとイラスト的な簡素なタッチで描くべきだった。「似てるっちゃ似てるけど、、、、嬉しくない。」と自分の似顔絵を見た彼女が僕を睨んでいる。黙って頭を下げる。そして二人で笑う。「そういえば、ここにホクロあるよね。」と二人とも互いのホクロを新たに発見して下手くそな似顔絵にホクロを描き足す。
「そんなに大きくないでしょ。」とまた笑い声が秋の夜長の部屋に響く。

★Profile/1980年生まれ。茨城県出身。お笑いコンビ”フルーツポンチ”のボケ担当。TV『プレバト!!』(MBS系・毎週木19:00~)での奮闘ぶりが話題に。また、情報サイト『好書好日』の連載をまとめた『フルーツポンチ村上健志の俳句修業』(春陽堂書店)も好評発売中。自身のYouTubeチャンネル『フルーツポンチ村上の俳句の部屋』での俳句実況もチェックを!

Haiku & text & illustration : Kenji Murakami

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