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おしゃれなメンズは、どんな部屋で日々を暮らしているのだろう。そんな疑問を解決すべく、実際の部屋に突撃するこの連載。第40回は、会社員の髙橋風斗さんのご自宅にお邪魔しました!
髙橋風斗さん
Instagram@kazaaaa.art
会社員
1LDK(41㎡)
おしゃれ部屋のこだわり
デザイナーズ物件に憧れの名作家具
少しずつ理想の一人暮らしが形に!


「初めての一人暮らし、空間づくりにはとことんこだわりたい。そう思ってデザイナーズ物件だけに絞って見つけた現在の住まい。打ちっぱなしのコンクリートに白い塗り壁、そこへ明るいブラウンのフローリング。無機質になりすぎず、幅広い雰囲気に寄せられるところが気に入りました。生活感を隠せるダイニングの壁面収納も大きな決め手ですね。もともとは可動扉で仕切られた1LDKでしたが、あえて開け放ってワンルームのように使っています。ソファを基点にリビングとダイニングを緩やかに分け、限られた空間を広く見せつつ、暮らしのリズムを意識した動線に。また、デザイナーという職業柄のせいか、どうしても家具選び熱が入ってしまいます(笑)。イームズのコントラクトベースやトランスペアレントのターンテーブルなど、思い切って高価なものを買うこともありますが、一生ものと考えればむしろリーズナブル。長く愛せる家具に囲まれて、理想の一人暮らし像に段々近づいてきています」(髙橋さん)

おしゃれ部屋のインテリア
名作家具で魅せるモダンなダイニング

「ダイニングはイームズのラウンドテーブルを中心に、ハンス・J・ウェグナーのYチェアとジャン・プルーヴェのスタンダードチェアを合わせています。デザインの方向性が異なる名作を組み合わせることで、かっちりしすぎず程よい抜け感が出るんです。さらにイサム・ノグチのペンダントライトを取り入れて、モダンな空間にやわらかな和の雰囲気を足しています」(髙橋さん)
備え付けの省スペースデスク

「デスクは備え付けのもので、ダイニングとリビングの境目にある窪みに収まっています。こじんまりとしたサイズ感なんですが、逆にそれが集中できるんです(笑)」(髙橋さん)
アクメ ファニチャーの2Pソファ

「アクメ ファニチャーの2Pソファは、ダイニングとリビングを分ける役割も担っています。座面が深くてゆったり座れるので、長時間くつろぐときも快適なんです。サイズ的には部屋に対して少し大きめなんですが、高さが抑えられているので圧迫感が少なく、むしろ空間を広く見せてくれるんですよね」(髙橋さん)
好きなカルチャーで空間をアレンジ!

「もともとスニーカー好きだったこともあって、何かを集めるのが好きなんです。名作家具と同じように、フィギュアや書籍も自然と増えていきました。そういう空き箱やお気に入りのアートブック、レコードを使って、ちょっとしたスペースをアレンジしています。ベースがモダンな空間だからこそ、こういう遊び心がアクセントとして映えるんですよね!」(髙橋さん)
トランスペアレントのオーディオ機器


「かなり奮発して購入したトランスペアレントのレコードプレーヤーとスピーカー。強化ガラスパネルで構成された、まさに“透明な”シリーズで、置いてあるだけで絵になるんです。Bluetoothで繋がっているので余計な配線もなく、音質はもちろん、見た目の美しさも最高です。長く使える設計思想にも惹かれました」(高橋さん)
モーダ・エン・カーサのオープンシェルフ

「棚の主役はあくまでそこに置くものだと思っているので、とにかくシンプルで空間を邪魔しないオープンシェルフを探して、モーダ・エン・カーサにたどり着きました。フィギュアなど遊び心のあるアイテムや、お気に入りのアートブック、スニーカーを並べて、自分らしく気持ちの上がるディスプレイにしています」(髙橋さん)
本業の次に注力するものづくり

「デザイナーとして働きながら、学生時代の仲間と一緒にプロジェクトを進めたり、インテリア雑貨をつくったりしています。3Dプリンターを使って制作することもあり、部屋の一角はその製作ゾーンに。本業の仕事とはまた違う熱中の時間で、日常の中に夢中になれるものがあるって本当に楽しいですね」(高橋さん)


「nito studioという屋号ではじめたデザインスタジオ。インテリアに溶け込みつつ、遊びを効かせられるようなものづくりを目指しています。壁掛けの棚や石をモチーフにしたオブジェなどを展開予定」(高橋さん)
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima

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