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おしゃれなメンズは、どんな部屋で日々を暮らしているのだろう。そんな疑問を解決すべく、実際の部屋に突撃するこの連載。第37回は、下北沢の古着ショップで働いている鹿嶌壱成さんのご自宅にお邪魔しました!
鹿嶌壱成さん
Instagram@isseeee_0319
古着屋 スタッフ
2LDK+BALCONY(60㎡)
おしゃれ部屋のこだわり
主役はヴィンテージ家具と服⁉︎
“好き”を素直に並べたこだわり空間!


「引っ越しを考えていたとき、不動産のポータルサイトで偶然見つけたこの部屋。実際に内見してみると日当たりがよくて、バルコニーまで広い。その場で“ここだ”って即契約しました。仕事柄、服がとにかく多いので、部屋数のある2LDKっていうのも決め手でしたね。これなら洋服専用のスペースもつくれるなと。内装は凝ってないけど、真っ白な壁と木目の床がベースになっていて、家具や雑貨も自分の好みに組み立てやすいんです。バルコニーでお酒を飲んだり、夏は花火を見たり、最近は友達や職場の人のちょっとした溜まり場になりつつあるんですけど、まあ、それも含めて楽しく暮らせてますね(笑)」(鹿嶌さん)

おしゃれ部屋のインテリア
お気に入りのヴィンテージチェア

「インテリアも基本的には洋服と同じで、好きなものをそのまま並べている感覚です。たとえば、ダイニングの椅子は、形はバラバラだけど全てヴィンテージで、照明も60年代のデンマークのもの。どれも一目惚れに近い感覚で見つけて、少しずつ集めてきたものです」(鹿嶌さん)

アクタスのテレビボード

「テレビボードだけは現行品なんですけど、デザインがシンプルだから、他のヴィンテージ家具とも自然と馴染んでいます。無理にテイストを揃えようとせず、自分の中でアリと思えるものだけを置くようにしています。結果的に、好きなものが好きなように置かれているだけなんですけど(笑)。それがいちばん自分らしい空間になっている気がします。家具も服と同じで、寄せ集めが案外ちょうどいいんだと思います」(鹿嶌さん)

「洋服もインテリアもひと手間をかけるのが好きなんだと思います。ヴィンテージのリーバイス®︎には、自分で集めたワッペンを縫い付けてみたりしていて。既製品をそのまま着るのももちろんいいけど、ちょっと手を加えることで、より愛着が湧いてくるんですよね。部屋づくりもそれに近くて、服を置く部屋には、お気に入りのジャケットやパンツを壁にかけて、見せる収納にしています。ショップっぽいというか、朝着替えるときにもテンションが上がりますね」(鹿嶌さん)
TOMADOのウォールラック

「このウォールラックは、オランダのTOMADOというブランドのもので、1960年代のヴィンテージ。ヨーロッパでは当時すごく一般的だったらしいんですけど、日本ではあんまり見かけないスタイルですよね。黒いワイヤーの立体的なフレームと、棚板のちょっとポップなカラーの組み合わせがすごく好きです」(鹿嶌さん)
STUDIO THE BLUE BOYの
ムスビクッション

「ヴィンテージの家具って状態もまちまちなので、メンテナンスしながら使うのも楽しみのひとつ。ちょっと脚を直したり、布を張り替えたりして、使いながら仕上げていく感じですね。完成された部屋じゃなくて、作り上げていく楽しさがあることも、自分にとっては大事なこと。暮らしていく中で少しずつ変化していくのもまた楽しいなって思っています」(鹿嶌さん)
1階に構えた自身のバーバーショップ

「服が好きなので、引っ越しの時点で洋服用の部屋が欲しいと思ってました。今はひと部屋まるごと使って、ラックを並べたり、お気に入りのアウターを壁にかけたり……。完全な古着屋状態になっていて、収集癖が加速しています」(鹿嶌さん)
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima

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