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様々な競技で活躍する注目のアスリートにインタビュー。今回は、ブレイキン選手の湯浅亜実さん。
BREAKING
― ブレイキン ―
「自分のダンススタイルを
とことん貫いて、どこまで
通用するのか挑戦したい」

DJがかける音楽に合わせ、二人のダンサーが即興でアクロバティックなダンスを交互に披露しながら競い合う「ブレイキン」。来年のパリ五輪の新種目でもある同競技で一躍注目を集めているのが、昨年のソウル世界選手権優勝をはじめ数多くの世界大会で結果を残し続けている“B-Girl Ami”こと湯浅亜実だ。
「4歳上の姉の影響で小学1年生からヒップホップを習い始め、10歳の頃にブレイキンと出会いました。初めて習得したパワームーブは、背中や肩を使って回転する“ウィンドミル”。次々と新しい技に挑戦していくプロセスと、できたときの達成感に魅了されてどんどんはまっていきました」
そんな彼女の持ち味は、基礎的な動きからステップ、パワフルな大技までをスムーズに組み合わせながら自分のスタイルを貫き通すところだ。
「どんな高度な技ができたとしても、自分自身が“カッコいい”と思えなかったら絶対に使わない。そこはいちばん大事にしていますね。自分のスタイルを追求するために手足の細かな角度までしっかり研究しますし、何度も練習映像を見返しながら動きを体に刻むようにしています」

ブレイキンの採点は、ダンスの基礎的な動きから動作のつなぎ方、技そのものの精度などに加え、ダンサー自身の個性や創造性、音楽性までを加味しながら総合的にジャッジされる。
「意外とルールが曖昧なところも私は気に入っています(笑)。もちろん誰もが優勝したいと思っていますが、それ以前にみんな自分を“レペゼン”したいという思いのほうが強いので勝ち負けだけでは測れない面白さがありますね。だから『この人のスタイルが好き』とか、『ファッションがいい感じ』といったような見方をしてもらえたら、より楽しんでもらえると思います」
来年のパリ五輪に向けては、こんな思いを抱いている。
「正直、五輪種目になったことに初めは戸惑いもありました。でもブレイキンが“スポーツ”になったとしても私たちのやることは変わらない。そう思えたときに、自分のスタイルがスポーツとカルチャーの垣根を越えてどれだけやれるのか挑戦してみたくなりました。いま私ができる全力を尽くして、五輪につなげられたらうれしいですね」
PROFILE
湯浅亜実 AMI YUASA/ブレイキン
1998年12月11日生まれ、埼玉県出身。Good Foot Crew所属。小学1年時に、現在Good Foot Crewでともに活躍中の姉・Ayuの影響でヒップホップを始める。10歳のときにダンススタジオの発表会で見たブレイキンにのめり込む。2018年にはRed Bull BC OneのB-girl部門で初代女王に。翌年の第1回WDSF世界ブレイキン選手権で優勝を果たし、トップダンサーとしての確固たる地位を築く。そして昨年の7月に米・アラバマ州で開催された国際総合大会「ワールドゲームズ」に続き、「世界選手権2022」でも優勝を飾る。
Photo:Shintaro Toyama Interview & Text:Sayako Ono
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