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弱冠15歳のスーパー中学生、中山楓奈。東京五輪も期待の女子スケーターの夢は?

弱冠15歳のスーパー中学生、中山楓奈。東京五輪も期待の女子スケーターの夢は?

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様々な競技で活躍する注目のアスリートにインタビュー。今回は、スケートボードの中山楓奈さん。

SKATEBOARDING
―スケートボード―

「誰からも“カッコイイ”と思われる
スケーターになるのが夢です」

新たな五輪競技スケートボード。そこには階段の手すりを模したレールや縁石など街中にあるような人工物を配した「ストリート」と、さまざまなくぼ地状の曲線コースを滑る「パーク」の2種目があるのだが、前者で今最も飛躍が期待されているのが中山楓奈だ。今年15歳になったばかり。スケートボードを始めてわずか6年で日本のトップシーンに躍り出たスーパー中学生が、自身のスケートライフについてシャイな口ぶりでこう語ってくれた。

「地元にパークができたから行ってみたいと思い、9歳の誕生日に両親からデッキを買ってもらったのがきっかけですぐに夢中になりました。スケボーと出会ってなかったら1日をただぼうっと過ごす女子だったと思います。今いちばん得意なのはレール。怖さはありますが、気持ちで負けずに挑戦することを毎日の練習で心がけています」

日本の強化指定選手として、昨年は若くして国内外の大会を頻繁に飛び回り、その中でスケートボードへの思いをさらに深めたそうだ。

「海外や国内のいろんなパークで、スケボーを通して大人たちとも仲よくなれるのがこのスポーツの面白いところ。いろんなところに行きましたけど、とくにアメリカではパークで滑る人たちがみんなプロ級に上手だったのがすごいなぁと思いました」

“来年”に向けても意欲は十分だ。

「将来の夢は、世界中で『カッコイイ』と思われるスケーターになることです。そのためにも東京五輪には出たいです。延期が決まったときは残念でしたけど、練習時間が増えたことは自分にとってプラスなので、ここからどんどん技を磨いていきたいです」

at her home

富山の実家からリモート取材を受けてくれた彼女。3月以降、大会が決まらないなどアスリートにとって難しい時期が続くが、めげることなく地元で毎日黙々と練習を積んでいるとか。

PROFILE

中山楓奈 FUUNA NAKAYAMA

2005年6月17日生まれ、富山県出身。9歳から地元・富山のスケートパークを拠点にスケートボードを始め、翌年度のJSF(日本スケートボーディング連盟)主催のJAPAN OPENルーキー発掘プロジェクトで優勝。2018年にJSFの強化指定選手に選出され、昨年5月の日本スケートボード選手権・女子ストリートで優勝、同月にロンドンで開催された世界最高峰のコンテスト「ストリートリーグ」でも6位入賞を果たす。ストリート種目における東京五輪代表の有力候補として注目されている。

Composition & Text:Kai Tokuhara
Photo:AP/AFLO

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