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山下大輝と岡本信彦、ふたりは戦友。『僕のヒーローアカデミア』原画展開催を記念したスペシャル対談が実現!

山下大輝と岡本信彦、ふたりは戦友。『僕のヒーローアカデミア』原画展開催を記念したスペシャル対談が実現!

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昨年完結した人気コミック『僕のヒーローアカデミア』の原画展開催を記念して、作品とも深い縁のある(!)メンズノンノとのコラボが実現。アニメ版の声優による対談をお届け!

 

山下大輝と岡本信彦
ふたりは戦友

アニメ版でデク(緑谷出久(みどりやいずく))を演じる山下大輝と、爆豪(勝己)(ばくごう(かつき))役の岡本信彦がメンズノンノに登場。主人公とライバル、二人の目線で語る原作の魅力や原画展への期待を聞いた。

フォルのジャケット、イントゥダスクのシャツ
[右/Okamoto]ジャケット¥30,800・ジーンズ¥36,300(ともにフォル)/ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店 Tシャツ¥18,700/アンセルム 靴¥12,650/ハルタ ピアス/本人私物 [左/Yamashita]シャツ(イントゥダスク)¥37,400/ジェットン ショールーム Tシャツ¥15,400・ジーンズ¥38,500/アンセルム 中にはいたショーツ(メイド イン スタンダード)¥7,700/セル ストア スニーカー¥14,300/アシックスジャパン カスタマーサポート部

山下大輝(左)
声優・歌手

静岡県浜松市出身。アーツビジョン所属。『僕のヒーローアカデミア』緑谷出久や『弱虫ペダル』小野田坂道など少年役で人気。第8回(2013年度)声優アワード新人男優賞を受賞。好物はハンバーグ。

岡本信彦(右)
声優・歌手

1986年生まれ、東京都出身。2022年からラクーンドッグ代表を務める。『僕のヒーローアカデミア』爆豪勝己や『葬送のフリーレン』ヒンメルなどを演じる。声優アワード新人・助演男優賞受賞。好物はスイーツ。


憧れのオールマイトから力を受け継ぐための特訓をデクが行うシーン
[上]憧れのオールマイトから力を受け継ぐための特訓をデクが行うシーン。[下]物語序盤の“いじめっこ”だった頃の爆豪。

 

ラジオ収録終わりにストイックすぎる卓球対決!

──山下さんは初登場、岡本さんは約1年ぶりのメンズノンノへの登場ですね。撮影はいかがでしたか?

岡本 昔は撮影って苦手だったんですけどね(笑)。この10年で大輝くんとの撮影もたくさん経験して、今は楽しめるようになりました。

山下 僕も声優って裏方だと思っていたので「こんなことまで……!」と思いましたもん。でも普段なら着ないような服で着飾らせてもらえますし、僕も今では素直に楽しんでいます。

岡本 今回の大輝くんのダブルパンツシステムにはびっくりしたよ。

山下 そう。パンツの下に短パンをもう1枚はいているんです。そんな発想なかったので驚きましたが、めちゃくちゃカッコいいです。

岡本信彦さん
「こんなに体当たりな現場、もう二度とないかも」

 

──ヒロアカの世界にも『メンズノンノ』が存在しますが、デクや爆豪は読みそうですかね?

山下 デクはオールマイト関係の記事は100%全部読んでいますね。

岡本 爆豪は読まないんじゃないですかね(笑)。オールマイト情報が載っていたら読むかもですが、自分からは誰にも言わなそうですよね。

山下 でも「かっちゃん、あれ見た?」「おめぇより先に読んどるわ!!」は想像できる。

岡本 それでいえばプロヒーローのベストジーニストは何らかの形で関わっていてほしいよね。

山下 ジーンズしか紹介しない連載やっていてほしいな。「この着こなし、違法デニムだ!」

──お話を伺っていても感じますが、お二人はこの10年で本当に仲よくされていますよね。

山下 肉もパフェもよく食べに行っていますよ。そういえばこの前は卓球に行きました。

岡本 スピンオフ作品の『ヴィジランテ』キャストの梅田修一朗くんと弊社所属の長谷川育美と4人でね。長谷川が元卓球部という話を聞いていたのでずっと前から行きたいねって話してて。先日夜頃にラジオ収録があったんですが、終わってから「まだ時間あるし、今から行こうか」と(笑)。

山下 しかも超ストイック。1試合終わるとすぐに「はい次!」って、ひたすら試合を回しまくる。なにかの修行みたいでしたね。

岡本 長谷川がとにかく強くて、結局一度も勝てませんでした。我々も卓球部出身ではない人間の中では結構強いほうだと思うんですけどね。

山下 (岡本)ノブさんはいやらしい戦い方だったなぁ。みんな負けず嫌いだから、楽しかった。

岡本 それでただ卓球で汗を流して、ご飯も食べずに「じゃ、お疲れさまです」って解散です。

 

堀越先生の描く物語に負けない熱量

──なんてストイックな……! でも声優って相当体力を使う仕事ですよね。

山下 それはヒロアカの現場のおかげかもしれない。こんなに叫ぶ現場、他にないです(笑)。

岡本 叫びすぎで背中がしょっちゅう筋肉痛になるんです。特に第7期以降はみんなボロボロの状態で戦い続けてるから、ディレクターさんに「ちょっとそこでダッシュしてきて」って言われて、ヘトヘトになった状態からさらに絞り出す、みたいなことをよくやっていましたね。特に第1期3話のオールマイトの修行パートで、大輝くんが100本ノックみたいにして雄叫(おたけ)びをあげていたのが忘れられない(笑)。

山下 あのシーンはかなり長回しなんで、かなりしんどかったです(笑)。マイクの前で20回腕立てとかも普通でしたよね。でも堀越先生の描く物語に引っ張られて現場も自然と熱くなる。スタッフを含めた全員で上をめざすぞって雰囲気の現場なんです。

岡本 演技中、酸欠でフラッと倒れちゃいそうになる光景だってもう見慣れました。正直に言って終わってほしくない。ここまで体当たりで臨むような熱量の高い現場、もう二度とないかもしれないって本気で思います。


山下大輝さん

「堀越先生の描く物語に自然と熱くなるんですよ」

 

──アニメシリーズがスタートしてから当時と今とでお互いの印象に変化は?

岡本 大輝くんはさらにすばらしい役者になりましたよね。デクを演じてきたおかげのような気もしています。10年間、“ヒーロー”として、人を救うために命をかけることを求められ続けながら、積み重ねてきたものって半端じゃない。ディレクターさんをはじめとするスタッフやヒロアカという物語によって、常に“プルスウルトラ”してきた。そこから生まれたモンスターですよ(笑)。

山下 わははは! モンスターって(笑)。

岡本 あんな叫び普通できないですよ。ヒーローらしい自己犠牲の精神なんだけど、どこか常軌を逸した部分がある。でもなぜか負のオーラはまったく感じさせない。その境地に達することってなかなかできないなと思います。

山下 今の話を聞いて改めて思ったんですが、ノブさんって人のことをすごくよく見てるんですよね。あるとき「大輝くんって頑固だよね」って言われたことがあって。そこで初めて気づいたんですよ。冷静に人のことを観察、分析されている。それが人を導く力にもつながっているようにも思います。

岡本 僕も昔はもう少し斜に構えていたというか、“ポイズン”だったんですけど(笑)。でも、大輝くんの頑固さは結構すごくて、ディレクターさんからの演技の指示に対しても絶対に曲げようとしない部分が必ずあるんですよ。こんなに柔和な人柄なのにブレない芯の強さを持っているところもデクのキャラクターとリンクしているように思います。

──お二人とも性格としてキャラクターに近い要素を持っているんですね。

山下 ノブさんは爆豪と違って超平和主義者ですけどね。

岡本 そうですね。爆豪と違ってケンカは絶対したくないです(笑)。

 

二人の“ベストシーン”はあのカット

──原作は無事完結を迎え、原画展が開催されます。改めてヒロアカの魅力は?

岡本 自分は堀越先生が描くキャラクターの「表情」が大好きです。演技をするときも気をつけないと爆豪の表情に引っ張られてしまうことが結構多いんですよ。単行本のカバーもいい表情が多い。30巻「ダビダンス」編の荼毘(だび)の顔も大好きですが、一番は29巻表紙の爆豪の表情。いろいろ感じさせるものがありますよね。

山下 それで言えば、僕はたまに見せるコミカルな表情もヒロアカの魅力だと思います。隅っこのほうに映ってるクラスメートの峰田(実)(みねた(みのる))くんを見つけて「こんな顔してたっけ?」みたいな発見があるのも楽しい。先生のおちゃめな部分が出てますよね。

14巻の爆豪。
14巻の爆豪。自身が敵〈ヴィラン〉連合にさらわれたことで、オールマイト引退のきっかけをつくった罪悪感やデクへの嫉妬が入り交じった表情だ。

[右]デクたちが対峙する敵〈ヴィラン〉連合の一員である荼毘の優雅な姿が描かれたコミックス30巻。
[右]デクたちが対峙する敵〈ヴィラン〉連合の一員である荼毘の優雅な姿が描かれたコミックス30巻。[左]子どものデクを前にした爆豪の表情が印象的なコミックス29巻。

 

──ヒーローも敵〈ヴィラン〉もそれぞれが“理由”を持って戦っているからこそ、表情は改めて注目したいポイントですね。

山下 ヒーローコスチュームのデザインも魅力のひとつだと思います。特にデクは作中で何度も変わっていて、どれも“みんなの想い”が込められている。お母さんが縫ってくれた「α(アルファ)」、シュートスタイルのためにサポート科の発目(明)(はつめ(めい))さんが「アイアンソール」をつけてくれた「γ(ガンマ)」、「ミッドガントレット」と師匠のグラントリノのマントを受け継いだ“黒デク”こと「ε(イプシロン)」、最終決戦での「ワン・フォー・オール」で獲得した複数の“個性”を扱うための「Z(ジータ)」。どれも“みんなで戦うんだ”って思いがデザインから伝わってくる。それにどんどんカッコよくもなっていくのがいいですよね。

物語に合わせて変化するデクのヒーローコスチューム
物語に合わせて変化するデクのヒーローコスチューム。当初はシンプルだったが、受け継いだ“個性”「ワン・フォー・オール」の練度を上げていくにつれてさまざまなギミックを搭載したものへ変化。ヒーローたるものカッコよくなければならない。

 

ファイナルシーズンは最初からクライマックス

──作画的にお気に入りのコマやシーンは?

岡本 僕はダントツでNo.403「The End of An Era, And──」の最終ページでデクと爆豪が目を合わせるシーンです。ここの二人の表情や血や水滴のシズル感の解像度が本当にすさまじい。少年ジャンプ本誌でページを開いた瞬間鳥肌が立ちました。どれだけの時間をかけてこのページを描き上げたのだろうかと。


40巻にて、オールマイトがピンチを迎え、立ち上がった爆豪とデクが一瞬で意識を共有させたと思われる瞬間。
40巻にて、オールマイトがピンチを迎え、立ち上がった爆豪とデクが一瞬で意識を共有させたと思われる瞬間。

山下 僕は好きなシーンが多すぎてひとつに絞れないかも。作画はもちろんですが、印象的なセリフを生かす画(え)づくりも魅力ですよね。

岡本 それで言えばNo.324「未成年の主張」の「ここを彼のヒーローアカデミアでいさせて下さい!!」とかすごくいいセリフですよね。「ヒーローでいさせて下さい」じゃないところもいい。デクやお茶子のように思春期を過ごす子たちにとっても「自分も頑張ろう」って背中を押されるんじゃないかなと思います。

33巻にて、敵〈ヴィラン〉連合への恐怖がしだいにデクに対する怒りへと変わっていく中、友人の麗日(うららか)お茶子(ちゃこ)がデクのために叫ぶシーン。
33巻にて、敵〈ヴィラン〉連合への恐怖がしだいにデクに対する怒りへと変わっていく中、友人の麗日(うららか)お茶子(ちゃこ)がデクのために叫ぶシーン。

岡本信彦さん2
「『自分も頑張ろう』って背中を押されます」

 

──そんな堀越先生の原画を間近で見られる原画展がついに開催されますね。

岡本 マジで早く観に行きたいです。物語が進むにつれてヒーローも敵〈ヴィラン〉もどんどんボロボロになっていく。どのキャラクターも描き込みの量が半端ないわけですよ。すごい見応えだろうなと今から楽しみです。

山下 僕は原画展のPVのナレーションを担当させてもらったんですが、最後に「もう一度、みんなで会って話したいね」ってセリフがあるんです。お客さんに投げかけているようにも思えるし、デクがA組のみんなに言ってるようにも思える。ヒロアカの思い出、ヒロアカを通じてできた思い出を語り合う同窓会のような場所になるんじゃないかなって思うんです。

山下大輝さん2

「同窓会のような原画展になるんじゃないかなって」

 

──10月よりアニメシリーズはファイナルシーズンに突入です。見どころを教えてください!

岡本 「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」というデクのセリフがありますが、いったいどういう物語になるのか楽しみに待っていてもらえたらうれしいです。そして「最高のヒーロー」にもいろいろな形がある。ぜひこの2つに注目してください。

山下 ファイナルシーズンはとにかく最初からクライマックスです。皆さんも今から過去のクールを見直すなど、アップを始めておいてください。10年続いた作品が今ここに、終わりを迎えようとしているので、みんなと一緒に最後まで走りきりたいと思っています。岡本さんと同じですが「最高のヒーロー」がどんな形になるのか、ぜひ見届けてください!

『僕のヒーローアカデミア』

『僕のヒーローアカデミア』
FINAL SEASON 10月より
毎週土曜17:30放送開始

読売テレビ・日本テレビ系
全国29局ネット ※一部地域を除く
1~7期各動画配信サービスで配信中

 

Photos:YUKI KAWASHIMA Hair&Make-up:NOBU[HAPP’S] Stylist:RUI Composition:Koki Yamanashi Text:Daisuke Akai

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