▼ WPの本文 ▼
日本のBLマンガを実写化したドラマ『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』(Rakuten TV、TELASAで配信中)が、タイの国内外で大ヒット! 劇場上映会のために来日した主役Smart(スマート)&Boom(ブーム)のインタビュー後編では、ドラマのストーリーにちなんだ質問を二人に投げかけた。

今作で二人が演じるのは、5年連続で「抱かれたい男ランキング1位」に輝く人気俳優のアキン(Boom)と、アキンに憧れてメキメキと人気を伸ばしていく新人俳優のジン(Smart)。俳優同士の二人が恋に落ち、苦悩やトラブルと直面しながらも、絆を深めていく様子を描いている。
それぞれの役と同じく俳優として活躍する二人に、キャリアで直面した苦悩や、キャラクターとの共通点、SNSとの付き合い方などをインタビュー。メンズノンノだけの着こなしで堂々のポージングを披露してくれた、撮り下ろしカットも必見だ。
Smart(スマート)&Boom(ブーム)
スペシャルインタビュー
[後編]


『Top Form』で演じた役柄に
共感できるところ、似ているところ
――SmartさんとBoomさんが主演した『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』(以下、Top Form)は芸能界を舞台に、ベテラン俳優・アキンと、若手俳優・ジンの恋愛を描いています。俳優として活躍するお二人は、アキンとジンが直面する苦悩やトラブルを経験したことはありますか?
Boom (何度も頷きながら)そうですね。僕も、キャラクターと同じような経験をしたことがあります。
Smart (ニヤッと笑って)プライベート写真が流出しちゃった?
Boom 違う!(笑) 例えば、思うような演技ができなかったり、立ち位置を間違えてしまったり……。Ep1でジンがなかなか泣けなかったように、求められる演技をできずに苦しみ、自分に対して「大根役者め!」って感じたことが何度もあります。
Smart 僕もP’Boomと同じです。芸能界に入ったばかりの頃はもちろん、今も、そう感じる瞬間があります。自分のキャリアは新人俳優同然で、まだ一生懸命、経験を積んでいる時期なので。『Top Form』で主役を演じて得るものがたくさんあり、演技をより深く理解できたと思っています。

――責任感が強く、トラブルがあると一人で抱え込んでしまうアキンに対して、ジンは柔軟性があり、どんな時も対話を大切にします。お二人は、どちらのキャラクターに共感しますか?
Smart 僕は、ひとりで抱え込むところがアキンと似ています。周囲の人に相談するのは得意じゃないんです。すごく大きな問題ならば相談しないといけないけど…自分で解決できそうなことは言わない。
Boom 僕もアキンに共感します。Boomのもともとの性格も似ていたけれど、アキンを演じて、さらにアキンっぽくなったと思う。
――役が抜けない、といった感覚でしょうか?
Boom 抜けないというよりも、抜きたくないという感覚かな。アキンの感情やものの捉え方は僕自身ととても似ていて、アキンとBoomは同一人物なんじゃないかと感じるほどです。例えば、「俳優はスター(=星)に例えられるけれど、星はいつか輝きを失い、壊れて宇宙の塵となる」というアキンのセリフがありますが、僕も同じように考えていて。僕がスターになって、その先に光が消えてしまったとしても、僕の中に演技は残る。だから僕はスターではなく、いい俳優になりたいんです。
Smart (拍手しながら、日本語で)スゴイね〜!
Boom (照れて赤面)

SNSとのつきあいかたと
距離感と
――勝手な憶測や隠し撮り画像が拡散され、それによってアンチコメントが激増するなど、芸能人を苦しめるSNSの側面も描いている今作。お二人は、SNSとどのように付き合っていますか?
Boom 僕が仕事をしたら、その仕事を好きになってくれる人もいるし、気に入らない人もいる。気に入らない人の中には、僕を非難してくる人もいます。そういったコメントを書かれたときに、心にダメージを受けるか? はい。僕はダメージを受けますし、ガッカリもします。でもガッカリすることで、人はより良い仕事をできるようにはなりません。僕自身がもっともっと成長して、非難できないような人間になることを目標に掲げています。
Smart P’Boomが言ったように、自分を好きな人もいれば、好きじゃない人もいるのは当たり前ですよね。とはいえ、批判的なコメントを見つけたら、やっぱり心は打撃を受けます。僕は、そのコメントが正しいと感じたら、喜んで解決したいと思う。だけど、度が過ぎた批判はなるべく気にしないようにして、他のことに集中しようと励みます。自分を愛してくれる人たちのことや、今日は何を食べようかな?とか、ハッピーになれることを考えるようにするんです。

――今作は、日本のBLマンガが原作です。タイで実写化するにあたってローカライズされていますが、愛情表現や先輩・後輩関係などにおいて、日本とタイの文化の違いを顕著に感じたのはどんなところですか?
Smart ジンがアキンを「先生」と呼んでからかう描写は、すごくタイらしいと思いました。日本だったら、きっと先輩に対して、もっとシリアスに接しますよね。
Boom タイでは、相手ともっと近寄りたいと感じたときに、からかう文化があるんです。
Smart そう! 遠慮せずに近寄るための口実のようなもの。僕自身もいたずらっ子なので、好きな人にはそうやって近づいています。
Boom 逆に、日本もタイも、名前を短縮して呼び合う文化が共通している。アキンを「キン」って呼ぶ描写は、原作にもありましたよね。
――泥酔したアキンをジョニーが連れて帰るシーンでは、恋愛関係における同意の大切さを提起しています。日本では近年、性的同意の必要性がますます広まっていますが、タイではいかがですか?
Smart タイでも、同じだと思います。双方の合意がないといけないし、強制なんて絶対にしてはいけない。ジョニーの行動は、100%間違っています。
Boom 性的同意は、とても大事です。その意識は世界中で広がらなければいけない。愛する人の気持ちは、何よりも尊重するべきです。関係を進展させるためには、相手も同じ気持ちでなければなりません。そもそも恋愛関係とは、二人で一緒に歩んでいくものなのだから。
シャワーで温かいお湯を浴びるなんて
知らなかった!
――今作は表情のアップシーンが多く、お二人の肌の美しさが際立っていました。スキンケアのこだわりがあれば、教えてください。
Smart あははは。僕よりも、P’Boomの方が肌がキレイですよ!
Boom (照れて赤面し、両手で顔を覆う)
Smart 僕のルーティンは、毎日クリームを塗ることだけ。しっかりメイクをする日は、メイクの前に必ずシートマスクで保湿しています。僕は美容に疎いタイプなのですが、今作のメイクさんたちが、シートマスクをするとメイクのノリが良くなると教えてくれて。そのおかげで、肌がキレイになったのかも。

Boom 僕は美容液と保湿クリーム、日焼け止めを毎日欠かさず塗っています。人と違うことは…毎日のシャワーで冷水を浴びることかな? スポーツをして筋肉の疲れを感じたときだけ、湯船で温まって筋肉をほぐします。40度以上のお湯に浸かって、その後、アイスバス(氷水)に入る。すごく辛いんですけど、体がとっても楽になるんです。
Smart 毎日、冷水を浴びているの!?
Boom いや、毎日のシャワーは冷水というか、常温かな。熱くも冷たくもない水。
Smart なるほど! 僕も同じ。
――温かいシャワーは浴びないのですか!?
Smart・Boom (ポカンとして)はい。
Boom みなさんは、普段お湯を浴びているんですか?

――はい。日本では、お湯を浴びる人が多いはず…
Smart えっ!? 毎日お湯を浴びる文化があるなんて知らなかった!
Boom タイは暑いから、お湯を浴びる人が少ないんじゃない? 単なる気候の違いだと思うけど。
Smart 僕はエアコンで部屋がキンキンに冷えていても水を浴びるよ。お湯を浴びるなんて考えられない!

――意外な発見がありました(笑)。先ほどスポーツの話題が出ましたが、Boomさんはよくバドミントンをしている動画をSNSにアップしていますね。なぜ、あんなに上手なのですか?
Boom 全然、上手くありません! キレイに打てたショットだけを投稿しているんですよ。
――謙虚ですね!
Smart (通訳者の言葉を真似して、日本語で)謙虚!
Boom あははは。昔から、体を動かすのが好きなんです。バドミントン以外にも、バスケとかサッカーとか、スポーツ全般大好き。スペシャリストというわけではなくて、ただ趣味として楽しんでいます。
Smart P’Boomと一緒にバドミントンをしたことがありますよ。それから、アーチェリーと射撃も。
Boom 射撃じゃないよ、射的!(笑)
――どちらが勝ちましたか?
Smart 種目によって、僕が勝つこともあるし負けることもあります。
Boom (Smartさんの肩をポンポンと叩いて)彼はアーチェリーが上手いんです!
Smart ふふふ。でも、バドミントンではP’Boomに絶対、勝てません!
『Top Form~抱かれたい男1位に
脅されています。~』作品情報
ふたりが出演するタイのドラマ作品『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』は、Rakuten TVで配信中。https://tv.rakuten.co.jp/content/505150/
Photos:SAKAI DE JUN Hair & Make-up : Eiken Ou Stylist:Takumi Urisaka Interpreter:Miwa Takasugi Composition & Text : Ayano Nakanishi
【衣装クレジット】
Smartさん着用分
Tシャツ¥31,900・パンツ¥61,600(トーガ ビリリース)/トーガ 原宿店 靴(ニードルズ)¥46,200/ネペンテス [左のブレスレット]ブレスレット¥165,000・[右のブレスレット]ブレスレット¥13,200(ニードルズ)・リング(タイアノット)¥29,800/ネペンテス
Boomさん着用分
カーディガン(トーガ トゥ)¥39,600/トーガ 原宿店 シャツ(マーカウエア)¥49,500/パーキング タンクトップ¥8,910・ショーツ¥28,600/エイチ ビューティー&ユース 靴(OAO)¥46,200/OAO サポートセンター ネックレス¥31,350/プリュイ トウキョウ
▲ WPの本文 ▲