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2019年にメンズノンノ専属モデルに選ばれて6年、メンズノンノ7月号で念願のソロカバーを飾った豊田裕大。自然に囲まれてリラックスした表情の、素に近い豊田にフォーカスする。
撮影バックステージに密着
メンズノンノは僕にとって
始まりの場所。
そして昔から変わらず、憧れの場所。
目立ちたがりなのに恥ずかしがり屋だった僕が、こうしてモデル・俳優の仕事をしているのは奇跡みたい。僕の色をもっと出していけるよう、自分自身をアップデートし続けたいです。



ユーロヴィンテージ風のジャケットは、イギリス軍医のメディカルジャケットからインスパイア。全体をピンクトーンでまとめれば、シャツにジャケットといったカチッとしたスタイルも優しげな印象に。

ラムレザーのベストに合わせたのは、独特な形状で重厚感のあるチェーンネックレス。武骨なスタイルの中にも、豊田の素の魅力が見え隠れする。中はタンクトップでラフに。
ずっと目標だったソロ表紙
撮影はめちゃくちゃ楽しかった
かねてより、「豊田裕大が載っているからメンズノンノを買おうと思われるモデルになりたい」と話していた豊田。メンズノンノモデルになって約6年、活躍の幅を広げ、多くのファンに愛されながらついにソロ表紙を飾った。
「もともとメンズノンノの写真や雰囲気、世界観が好きだったんです。ただの読者から抜け出して、自分もメンズノンノモデルの一員になりたいと思い、オーディションを受けました。当時は、ソロ表紙を飾る日が来るなんて思ってもいなかったです! ずっと目標にしていたことですが、ソロ表紙が決まったことをマネージャーさんから聞いたときは、本当に本当にびっくり。ソロ表紙は自分の中でひとつ階段を上がるような感覚があって。今日の撮影がずっと楽しみでした」

ナチュラルなセンターパートに、デイリー感のあるフーディー。爽やかな淡い山吹色のジャケットをさらりと着こなし、リラックスしたムードで。
今回のクローズアップ企画では、豊田の地元・小田原にほど近い箱根付近でのロケと、都内のスタジオでのファッションシュート、2日に分けて撮影を決行。ひとりの人間としての素の豊田と、モデル・俳優としての豊田、2つのパートから彼の魅力に迫った。
「どっちの撮影もめちゃくちゃ楽しかったです! ロケ・パートは自然豊かな箱根の山あいと湖沿いで撮影。この日は太陽の光がきれいで、魔法がかかったみたいに、景色の全部がキラキラして見えました。夕暮れどきを狙った撮影ではしばらく曇天だったのですが、シャッターのタイミングで太陽の光が差してきて、スタッフさんたちに『持ってるね!』と褒めてもらえて(笑)。リラックスしながら自然体の姿を撮影してもらえたと思います。スタジオの撮影ではネイルチップをつけてもらったり、ハイブランドや気鋭の韓国ブランドの洋服を着せてもらったり、普段はなかなかできない攻めたファッションが新鮮でした。モデルになって初めての撮影のときに緊張してうまく表情をつくれなかったことを思い出して、ここからまた新しく再出発する気持ちになりましたね。改めて、ポージングに表情のつくり方、撮られる感覚も全部、メンズノンノと共にもっと成長していきたいと思います。役者としての仕事を重ねるにつれて最近は緊張することが少なくなってきたんですけど、さすがに今回の撮影は前日の夜からソワソワしちゃいました(笑)」

京都で染め上げた山吹色のジャケットに、フーディー型のメッシュセーターをイン。夏に映えるカラーと涼しげなテクスチャーで、テーラードスタイルがこんなにも抜け感たっぷりに。
俳優としても話題作に立て続けに出演し、着実にキャリアを積み重ねている。芝居を始めてから変化はあった?
「『芝居むっず!』っていうのが正直な感想。僕はまだまだ何者でもないですが、たくさんの人の応援があってこそ、様々な作品に出させてもらっていると思います。芝居を始めてからは自分の感情や考え方に向き合うことが増えて視野が広がりましたし、“作る側”であるスタッフさんたちの楽しみや悩みも知ることができました。僕自身も何かを“作る”ということに興味があるので、そこを知ることができたのは大きいなと思います。現場では『洋服が似合うね』と言ってもらえることが多くて。ファッションが見どころのひとつになっている役を演じるときにはモデルの経験が生かせますし、メンズノンノという、役者業以外の場所があるのは心の支えになっています。メンズノンノは僕にとって始まりの場所だし、その一方で、昔から変わらず憧れている場所でもあるんです」

まなざしもファッションもてらいなく、よどみなく、まっすぐに。シルク100%のオープンカラーシャツは、シンプルながらしっかりとした存在感。光沢を抑えたマットな質感だから日常にも取り入れやすい。
後輩モデルが増え、メンズノンノの中でも先輩の立場に。モデルとして叶えたいことは?
「もう先輩ですか!? 6年間、とにかく濃くて、あっという間でした。普通の大学生からモデルになって、役者仕事もさせてもらって…。振り返ってみると奇跡みたいですよね。今の目標は、メンズノンノを象徴するモデルのひとりになること。これまでは憧れの先輩たちのマネをしてきたことが多かったけど、いざこうしてフィーチャーされると、僕はまだ自分の軸をきちんと持っていないなと感じることが多くて。自分の色をもっと出していきたいし、僕自身の個性でメンズノンノを盛り上げていけたらと思います。『表紙もこれからたくさん飾れたらな~』と、プレッシャーにならない程度に、楽観的に思ってます!(笑) 最近は(鈴鹿)央士や、同期の(水沢)林太郎ともよく、『メンズノンノを盛り上げていきたいね』と話しているんです。撮影が楽しくて、先輩も後輩もみんな大好き。やっぱりメンズノンノは大切な場所だし、そう言い続けられるように頑張っていきたいです。そして、今回初めてソロ表紙を飾ることができたのは、いつも見てくださっている皆さんのおかげです。これからもいいページをお届けできるように、メンズノンノモデルの一員として頑張ります! 皆さん、これからも僕にパワーをください!(笑)」
Yudai Toyoda
1999年4月10日、神奈川県生まれ。2019年にメンズノンノ専属モデルに。21年に俳優デビューし、24年にドラマ『コスメティック・プレイラバー』で奥野壮と初のドラマW主演。そのほか主な出演作に、NHK大河ドラマ『光る君へ』(24年)、日曜劇場『御上先生』(25年)など。TBS7月期ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』への出演が決定。
Model:Yudai Toyoda[MEN’S NON-NO model] Photos:Kazuhei Kimura Hair&Make-up:Yasushi Goto[OLTA] Stylist:Yasuki Nakamichi
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