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カメラを愛する同級生2人はレンズ越しに何を見る? カメラを愛する鈴木仁と、フォトグラファーの野口花梨さん。学生時代からの縁でつながる2人が考える、カメラの魅力とは?
PROFILE – 野口花梨

野口さんの相棒カメラは
一眼レフ PENTAX 645Z
「都度ダイヤルを回してピントを合わせるマニュアル仕様。オートフォーカスと比べると、撮るのに手間もかかるし難しいですがその分被写体としっかり向き合える気がして好きです」
PROFILE – 鈴木 仁

仁の相棒カメラは
フィルム CONTAX T2
「オートフォーカスを起動するときのボタンの半押しなど、操作に慣れてしまえばすごく撮りやすい。フラッシュ内蔵で、暗い場所でもきれいに撮れます。手に入りにくいのが難点(笑)」
お互いを自分の愛機で撮ってみた!
仁 のぐ(野口さんの愛称)が写真を始めたきっかけって何だったの?
野口 中学までは運動部だったんだけど、高校入学のタイミングで何か違うことを始めたいなと思って。当時通っていた塾の先生に相談したら、写真部への入部をすすめられたんだよね。それをきっかけに写真の楽しさにハマった感じ。仁くんが写真を始めたのは、確かこのお仕事を始めてからだったよね?
仁 そう。実は高校生くらいのときは、アルバムの集合写真とかもなるべく写らないようにしてたぐらい写真に撮られるのが苦手だったんだよね。モデルの仕事のときは全然平気だったんだけど(笑)、現場で撮影を重ねるうちに、撮る側の気持ちも知りたいって思いが強くなって。あとは純粋に、ガジェットが好きだから、機械としてのカッコよさに惹かれた部分はあったのかも。

野口 最近は何を撮ってるの?
仁 始めたばかりの頃はひとり散歩がてら身のまわりの風景を撮ることが多かったんだけれど、今は友達といるときにカメラを持ち歩くことが増えて。自然と人を撮る機会も多くなった気がする。のぐは両方撮ると思うけれど、どっちが好きとかあるの?
野口 両方...はズルいよね(笑)。
仁 (笑)。別にいいんじゃない?
野口 お仕事だと、求められるコンセプトがあるから変わってはくるんだけれど......個人的に撮るんだったら風景の中に溶け込んでいる人を撮るのが好きかな。あとは逆にあえて緊張感を持たせることは意識するかも。空気になる、というよりかはこちらに意識が向いた瞬間を狙う感じ。目線にきゅっと力が入ったときというか。
仁 それって作品撮りとかで俺を撮ってくれるときも?
野口 自然とそういう瞬間を選んでいると思う。仁くんも目がすごくすてきだから。
仁 自分だと全然わからない(笑)。それで言うと、俺は全く逆かも。気づいたら撮られてた、みたいな写真を思い出として残すのが好き。
野口 そういう写真もすてきだよね。

仁 同世代だと、スマートフォンで写真を撮る人も多いわけだけど、のぐはカメラで撮る写真の魅力ってどこにあると思う?
野口 難しい質問! 最近スマホを最新機種に買い替えたんだけど、やっぱりカメラの性能はすごくいいんだよね。でも、私はちゃんとファインダーをのぞいて切り取るその作業が好きだなぁ。言葉にするとロマンチストみたいになっちゃうけれど(笑)。現像したときのハイライトからシャドーまでのグラデーションの広さもスマホのカメラには出せないなって思う。仁くんは?
仁 のぐの言うとおり、スマホでもすてきな写真は全然撮れるけど、俺は撮影に特化したカメラで撮ること自体に意味があると思うんだよね。カメラって当たり前だけど写真しか撮れないから、その行為に価値が生まれるというか。あとはフィルムもそう。値段も安くないし、一枚一枚を慎重に撮るからこそ、写真の価値が高まる気がする。
野口 完璧すぎる回答! さすがだね。
初心者にオススメのカメラは?
プロ感が欲しい人も満足できるはず
一眼レフ Canon EOS-3

「フィルムを自動で巻き上げてくれて、オートフォーカス、画質もいい。『ここだ!』という瞬間を逃したくないときに頼れるカメラです。大きすぎず、小さすぎないサイズ感もちょうどいい。私は50mm f/1.8の小さいレンズをつけて使っています」(野口)
気負わず撮れて、表現の幅も広がる
フィルム PENTAX 17

「フィルムカメラを1台持っているなら、ハーフカメラもぜひ! フィルムが貴重な今、36枚撮りだったら最大72枚撮れるのがいい。手でフィルムを巻き上げ、構図を考えながらシャッターを切る時間も、写真の楽しさを改めて感じる瞬間」(仁)
Photos:Karin Noguchi Jin Suzuki[MEN’S NON-NO model] Hair&Make-up:Yumiko Chugun Interview&Text:Misato Kikuchi
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