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中島裕翔、セルフポートレイトを通じて「スタジオライティング」を学ぶ!

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INTRODUCTION

「前回の物撮りに続き、スタジオでの人物撮影に挑戦します。まずは自分を撮ろうということで、テイストの違う2パターンのセルフポートレイトを完成させるべくライトを組んでみました。今まで被写体としては数えきれないほどたくさんの撮影に臨んできましたが、自分で自分にライトを当てるとなるとまたちがった視点になって新鮮でしたね。プロの方と一緒に、よりディープに勉強させてもらうと“うわ、見るべきポイントはここなのか...!”という発見があり、やっぱり細かいところまでこだわって突きつめるほど面白い世界なんだな、と改めて思います。本当に毎度僕が一番楽しませてもらってて(笑)。今月も絶賛武者修行中な僕の『GAROU』にお付き合いいただけるとうれしいです。前回はプロセスを追って最後に完成をお見せしましたが、今回は完成カットからご覧ください。これがどんなライティングで撮られたか...想像してみてくださいね」(form 裕翔)

GAROU file.2「Self Portrait」

FINISH!

003
中島裕翔 1

<撮影/中島裕翔>

コントラストにこだわった1枚。自分が撮る写真と、自分が写った写真。前者は“光”にフォーカスすることが多いけれど、後者は“影”の印象にこだわりがあるのかもしれません。


file.2「Self Portrait」

“白ホリスタジオ”で、人物撮影のライティングを組む! 

機材をセッティングする中島裕翔

撮影するのは...
自分自身と向き合う“セルフ ポートレート”!

白ホリとは“白ホリゾント”の略。背景と床が白く塗られ、壁と床がR構造でシームレスにつながったスタジオで、雑誌の人物撮影でも最もよく使われる。入門編ということで、このシンプルな白背景のシチュエーションを生かしたポートレイトから撮影。シンプルであるがゆえに、光と影が生むコントラストの微調整にこだわりを見せた裕翔さん。「顔だったり衣装だったり、はっきりと情報が見えるようなクリア感はほしいけど、実は個人的な好みとしては人物に影がしっかりある写真。極端に言うと、思いっきり強いライトを真横から当てて、顔の左右でコントラストがくっきり分かれる“スプリット”な感じ。人の二面性や影の存在を表すことに興味があるのかもしれないです。もしくは、暗闇から少しだけ浮かび上がるようなもの...“全部見せなくていいじゃん”っていう感じの。...って、放っておくといくらでも暗くしちゃいそうなので(笑)、今回は自分好みなコントラストは効かせつつ、どこか柔らかさもあるという最適解を探せたらと思います!」(form 裕翔)

今回の先生

メンズノンノでも数々のファッション、ビューティのページを手掛ける、フォトグラファーの渡辺宏樹氏。裕翔さん出演の企画(メンズノンノ2025年8・9合併号)の撮影でも美しいライティングの写真が好評を博す。2014年フォトグラファーとしてのキャリアをスタート、トロンマネージメント所属。

1. FITTING,
 HAIR & MAKE-UP

撮影テーマにあわせて着用する衣装を選んだら、ヘアメイクへ

ヘアメイク用アイテム
衣装

事前の打ち合わせで衣装やヘアメイクの方向性は決まっているが、より完成度を上げるため撮影が始まってから変更することも。「フィッティングやヘアメイクは自分にとって撮影前の“チューニング”のような時間」(from 裕翔)

靴

 


2. SETTING

スタジオ内の、あらゆる光が被写体に影響する!?

スタジオの様子

人物に当てるメインのライトは1灯という、比較的シンプルなライティングから。ライトに取り付けられた黒い傘には、光を拡散したり柔らかくするはたらきが。ひととおり機材をざっと並べたら(写真・上)、人物の位置を決めてライトの当たり方を調整していく(写真・下)。

中島裕翔の撮影場所

人物に背を向ける形で配置されたライトが白壁を照らしているのは、背景が暗く落ちないようにするため。「さらにその壁からの反射光も人物に影響するから、ライティングは本当に気にするところがいっぱいあるんですよ。人物に当てるライトのことだけを考えればいいわけじゃないんです」という渡辺さんの言葉に、「すべてが影響し合うんですね。絶妙なバランスすぎて怖い...でもそういうのたまらなく好きです...また今日終わらないフラグか...? 怖いなぁ~」と言いながらも、裕翔さんはかなりウキウキした(?)様子。人物を囲むように『バウンス版』と呼ばれる板が黒い面を向けて立てられているのも、余計な反射光を抑え、人物の左右がぼやけないよう“締める”ためなのだとか。「前回さとうさんが、“ライトが被写体に近いほど、そして撮影場所が狭いほど細かく光をコントロールしやすい”と言っていた意味がよくわかる...」と、物撮り回で学んだことを噛みしめる裕翔さん。

3. FINE-TUNE

テストでシャッターを切ってみる

撮影した写真

試しに撮影をした画面を見た渡辺さんから「ちなみに裕翔さんは“利き顔”ってあります?」という質問が。「いつもはどっちから撮ってもらってもいいですの気持ちでやっていますが、強いて言えば唇の傷がチャームポイントと言っていただくこともあり、左側ですかね(裕翔さん)」
「だったら思い切ってメインのライトを逆サイドにしたのも試してみましょう。単に顔の造形の問題なのか、表情によるものなのか、これは感覚的な話でもありますが、だいぶ印象が変わりますよ!(渡辺さん)」
そして再びシャッターを切ってみると――。
「あ、なんかこっちのほうがしっくりくる...不思議。僕としては、フォトグラファーとしての領域と、モデルとしての表現の領域、どちらにも関係してくるような面白さがありますね(裕翔さん)」
...このやりとりにより、完成カットは裕翔さんの向かって右から光が当たったものに。それに合わせて前髪の分け目も変えるなど、ライトの位置ひとつで他のスタッフの調整作業にも派生することがさまざま出てくる。同じ人物でも左右どちらから光を当てるかでかなり印象が変わるので、自撮りをする際などにぜひ実験をしてみて!


4. SHOOTING

“もっとこう撮りたい”と思ったときに何をするべきか、瞬時の判断力が求められる

中島裕翔 3

撮影位置とモニター前を行ったり来たりしながら「影の出かたは好みだけど、やっぱりもうすこしだけソフトな印象にしてもいいのかな...」と迷う裕翔さん。「ライトを物理的に離すと全体にぼんやりしそうだから、光の強さを維持したままエッジを抑えるなら、“ディフューザー※”を足すのがいいですかね」と渡辺さんに相談すると、「裕翔さん、すでにスタジオワークの知識もかなりある感じがしますね!」と驚かれる。

「撮影の時、フォトグラファーの方って“こう撮りたいからあそこの光をああしよう、そしたら次はここをこうしよう”をつねに頭の中でフル回転させてるんだよね...時間がない撮影も多い中で、あらためて尊敬する。スタジオマンの皆さんも、その場で何が求められているか先回りして動いてらっしゃるし、ひとつの撮影現場にはとんでもない知見が詰まってるね!(裕翔さん)」

※『2. SETTING』の写真内:人物に当たるライトの前に配された、四角い半透明の布のような機材。光を柔らかくしてくれる。素材はトレーシングペーパーやポリエステルなどで、それぞれ透過率が異なる。

 

and...もう1パターン挑戦!

今回も、2作品目のトライはアプローチをガラッと変える

スタジオの様子 2

←今回渡辺さんに先生をお願いしたのは、メンズノンノでの撮影が印象的だったと裕翔さんが話していたから。それをお伝えすると、なんと渡辺さんは、これまで手掛けた全ての撮影の記録を残していることが判明、その時の撮影レシピを見せてくれた!

➝当時は自然光をミックスしていたため、窓からの光を2灯のストロボライトと紗幕で再現。

↓足元に微かなオレンジ色を感じさせたいので、別途カラーフィルターを重ねたライトを入れるか検討中。

「メンズノンノで渡辺さんと撮影をご一緒した時の写真がすごく好きだったので、オマージュのような感じでうれしいです。背景のシアンと足元にうっすらと感じるオレンジのバランスが美しいですよね。“貴重な資料を公開して大丈夫ですか?”と確認されていた渡辺さんが“まったく同じように組んでも、僕と同じ写真にはならないので大丈夫です。あと僕、同じライトはもう組まないんで”と答えていたのを聞いて、“カッコいいな~!”と痺れましたね。

あの撮影は窓から自然光が入るスタジオで行われたんですよね。だからそれを再現するために紗幕越しにストロボを打ちつつ、『アプチャー600x』というライト(右写真・右端)を使い、強い光で足元を照らしました。太陽光に匹敵するくらいの光量なんだって。“ないものは作る”っていうフォトグラファーの技術と、ライトの性能の進化によって、もう作れない環境はないのか...と思ってしまうよね(笑)。マジで今日、自分のスタジオを持って、機材を揃えたくなりました。それを使いこなせるようになって、遊びたいな~~!!」(from 裕翔)

POINT!

撮影機材 1

 

撮影機材 2

←光が意図しない場所へ漏れないよう今回もしっかりふさぐ。↑部分的に効かせる光は“エリスポット”を。照射範囲をコントロールしやすく、背景にニュアンスとして四角い光を入れるため使用。完成カットに注目!」

GAROU file.2「Self Portrait」

FINISH!

004
中島裕翔 2

<撮影/中島裕翔>


すごく好きな光。シアン! オレンジ! エモい!!

YUTO NAKAJIMA’S GAROU Interview

撮影を終えて

学んだことは、即やってみるのポリシー!

「前回の学びを生かして、実は家でも自分で物撮りをやってみたんです。香水瓶とリップを撮って編集部に送ったら、うれしいことに出来がよかったみたいで“これ、ピンタレストから拾ってきた画像じゃないよね? 仕事しようとしてる...?”って褒められました(笑)。インプットしたものって、自分の中で咀嚼してすぐにアプトプットしていかないと忘れちゃうし、むしろそうするからこそ定着したり、本当の意味で覚えたりしていくと僕は思っているんです。だから教えていただいたことをいろいろ生かして個人的に物撮りを楽しんでいますが、自分のカメラライフがより豊かになっていると感じてます! 今日学んだこともいずれ形にできる機会があるんじゃないかと思うと、すごく楽しみだな」

/

これまでの環境が育てた部分!?

「こんなふうに本格的なライトを自分で組んで撮影するのは初めてなものの、今までも撮られる側として、ちっちゃい時から数えきれないほどスタジオ撮影は見てきました。めちゃくちゃ細かい話になるけど、それが生きたのかなと思ったのが、“センチュリー※”に取り付けたライト位置を調整していたとき、スタンドの足部分に自分の足を乗っけて押さえながら作業していたのを、渡辺さんにめっちゃ褒められたこと(笑)。グラグラしないようにと思って無意識にやっていたんだけど、“それ、最初からできる人なかなかいないよ!”って、もう何度も言ってくださるの。最後の方はスタッフさんみんなが面白がって、僕がセンチュリーを足で固定して作業するたびに“裕翔くん、ちゃんと足置いてえらい!”“しっかり押さえててすごい!!”って言うから笑っちゃった。子どもかって(笑)! でもそういう所作みたいなことは、自然にこういった環境に囲まれて育ったから身についたなのかなぁって。そんなに褒めてもらえるとは思わなかったけど(笑)」

※センチュリースタンド。ライトやディフューザーなどを固定する、L字型の3本足があるスタンド

/

カメラマンの個性はどこで出るのか

「でもライティングの妙は全然別で、ただ準備されたものを見ていただけではその仕組みはわからないですね。それに、 “今回はこういう世界観で撮っていきましょう”“リファレンスはこれです”と打ち合わせで決まっているとしても、そこにフォトグラファーが個々の色を足していくわけですよね。そうなるとさらに、他人が簡単に解明できるものではないし、大変な準備を要するんだろうなと実感しました。だからこそ渡辺さんがご自分の撮影記録を誰かが見てもその通りにはならないと言っていたんだと思いますし、スタッフの皆さんがモデル入りの数時間前から準備を開始して、撮影環境を整えているというのも納得です。

興味深いなと思ったのが、渡辺さんは“一度も同じライトを組んだことはない”と言い、編集さんは“でもどれを見ても、渡辺さんの写真だとわかるものがある”と言っていたこと。それって何なんだろう...きっと作品のいちばん大切な部分なんだろうな。もちろん自分の定石や必殺技を毎回使われる方もいらっしゃると思うんです。わかりやすく“このフォトグラファーのこの色、光!”というシンボリックなものがある写真もすてきなので、どちらがいいという話ではないんですが。毎回違うことをやっていても、人に伝わるほど自分のエッセンスがにじみ出るのって純粋にすごいですよね。テクニックの問題だけでなく、自分にしか撮れないものを撮りたいなという思いにも至った今回でした」(from 裕翔)

Lighting : Yuto Nakajima Cooperation : Hiroki Watanabe[TRON](Main 003,004) Photos:Teppei Hoshida(Behind) Stylist:Yoshiaki Komatsu Hair:hara[RUNO] Make-up:Yuri Miyamoto

【プロセスカット】ニットベスト(シュタイン)¥39,600/エンケル シャツ¥38,500/グラフペーパー 東京 パンツ¥59,400/シーピーカンパニー 渋谷店 その他/スタイリスト私物
【メイン①】ジャケット¥198,000・シャツ[各]¥35,200・ネクタイ¥19,800・肩に巻いたトップス¥20,900・パンツ¥39,600・ベルト¥18,700/ブルックス ブラザーズ ジャパン
【メイン②】ラガーシャツ¥20,900・シャツ¥35,200・肩に巻いたニット¥22,000・靴¥47,300/ブルックス ブラザーズ ジャパン ジーンズ¥22,000/フレッシュサービス ヘッドクオーターズ 靴下/スタイリスト私物

 

Instagram

中島裕翔のプロフィール画像

Profile

中島裕翔(なかじま ゆうと)
1993年8月10日生まれ。東京都出身。2017年6月号より2025年12月号まで、1号も欠かすことなくメンズノンノレギュラーモデルを務めた。この写真連載「GAROU」とともに、メンズノンノとの友情はこれからも続いていく。1st写真集「Hue I am」(集英社)が大好評発売中。

INFOMATION

テレビ朝日ドラマプレミアム
「森英恵 Butterfly beyond」

テレビ朝日系 3月21日(土)21:00~


テレビ朝日ドラマプレミアム「森英恵 Butterfly beyond」

©テレビ朝日 

日本人で当時唯一、パリのオートクチュールデザイナーとして活躍、生涯をかけて“日本のエレガンス”を世界に発信し続けた森英恵さん。生誕100周年を記念し、その“知られざる青春時代の物語”にフォーカスしたスペシャルドラマが3/21に放送決定。八木莉可子さん演じる英恵を献身的に支えた夫・森賢を、裕翔さんが包容力たっぷりに演じます。
詳しくはコチラ

『連続ドラマW シリウスの反証』

『連続ドラマW シリウスの反証』

冤罪の救済に挑む弁護士たちの戦いを描く社会派ミステリー。これがWOWOWオリジナルドラマの初主演となる裕翔さんが演じるのは、冤罪被害者の救済に取り組む団体「チーム・ゼロ」に所属する弁護士の藤嶋翔太。正義と真実をめぐる重厚なテーマに巧みな犯罪トリックを盛り込んだ骨太な作品に、裕翔さんが真っ向から挑戦します!
1月より放送・配信中。
詳しくはコチラ

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