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マユリカ・中谷の漫画レビュー!「ページをめくる手が止まらない! 漫画技術が光るミステリー『来見沢善彦の愚行』」

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「ページをめくる手が止まらない!
漫画技術が光るミステリー」

『来見沢善彦の愚行』ときわ四葩(集英社)

『来見沢善彦の愚行』1巻~
ときわ四葩(集英社)

少年漫画ブーム真っただ中の昭和が舞台のミステリー。幼なじみのために傑作を描くことが目標の主人公・来見沢善彦が、ある“愚行”に手を染める。『少年ジャンプ+』にて隔週土曜に更新。単行本1巻が発売中。

 

マユリカ・中谷のマンガは、ずっとトモダチ

学生時代、僕の漫画を読んでくれた編集者に教わったのが、“めくり”の技術。「次の展開は?」と思わせるセリフや絵をページの最後に配置して、読者を引きつけるテクニックのことです。コマの置き方ひとつとっても、面白さには理由があるんやと勉強になりました。『来見沢善彦の愚行』も、漫画家と編集者の会話から始まる作品。SF漫画で一世を風靡した男・来見沢善彦が新作のアイデアを発表するものの、担当編集・小島に「ストーリーが時代に合わない」と指摘される。焦る来見沢が自分の画風にそっくりの絵を描く少年に出会うことで、物語がミステリーへと展開するんです。ひとつ謎が解決したと思ったら「じゃああのシーンはどういう意味?」と次の疑問が生まれる。真実に近づく爽快感と、1話ごとに高まる緊張感に心を掴まれて、息をするのを忘れて読み進めてしまいます。

 何より驚くのは作者の画力。来見沢が描く漫画が手塚治虫風だったり、小島だけ藤子・F・不二雄のようなタッチで描かれているのですが、複数の画風をひとつの作品中に違和感なく詰め込むって、実は超難しいんです! 僕は編集の方に「顔のアップばかりだと単調になる」と教わったのですが、この漫画は廊下を走る足もとだけで焦りを伝えたりと、感情表現もとにかく巧み。そして何より、気のいいおじさんという来見沢のキャラクター設定が見事。彼はある“愚行”に手を染めるのですが、憎めない人物像によってむしろ応援したくなる。もし彼が二枚目キャラだったら、きっとそうはいかないなと。そんな具合に、語りきれないほど技術が詰まっているこの作品。ミステリー好きはもちろん、漫画を学びたい人にもぴったりだと思います。もちろん“めくり”の技術も一級品ですよ!

 

漫画『来見沢善彦の愚行』より、編集者・小島(左上)の元へ元気よく現れる、来見沢善彦(下)のシーン

©ときわ四葩/集英社

編集者・小島(左上)の元へ元気よく現れる、来見沢善彦(下)。

 

Nakatani

Nakatani

2011年に相方の阪本と、お笑いコンビのマユリカを結成。ポッドキャスト番組『マユリカのうなげろりん!!』が大人気。自らも漫画を描いており、『シャンプーハット』が小学館新人コミック大賞の佳作を受賞。

 

Text:Koki Yamanashi

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