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ラジオ制作局の番組はもちろん、Podcastや専門アプリの台頭もあり空前の盛り上がりを見せている「芸人ラジオ」。ここでは、東西に打ち立てられた平日の帯番組に注目。斬新な組み合わせが新しい笑いを生む!
特集内アイコン早見表
同特集内では番組が配信されているプラットフォームの早見アイコンを採用。ぜひ実際に聴く際の参考に!
[東] TOKYO FMだからこそ
起きる化学反応!?
火曜喋るズ『橋本・奥田の銀銀学学』
に緊急密着!

若手時代に同居していた気の知れた2人が繰り広げる怒涛のトークは、さながらスポーツのよう! #35「リリーの余裕」収録直後、番組の魅力について聞いた。
『喋るズ』

2025年1月にスタートした、TOKYO FMが手がける “芸人ラジオ”の新レーベル。毎週月~木曜の20時から放送し、放送後には各種音声プラットフォームでも配信。レインボー(月曜)、銀シャリ・橋本&ガクテンソク・奥田(火曜)、見取り図・リリー&ニューヨーク・嶋佐(水曜)、ヒコロヒー(木曜)がパーソナリティを務める。

『橋本・奥田の銀銀学学』
『喋るズ』の火曜レギュラーとして毎週火曜20時に放送。下積み時代から親交のある、銀シャリの橋本直とガクテンソクの奥田修二の軽妙なトークが人気。
橋本 遊ぶように仕事したいって芸人の世界に入ったけど、唯一今できているのがこれ。自由にしゃべらせてもらってる。
奥田 何の脈略もなく単語を口にして遊んでるだけとか。でも、響いてるリスナーがいる(笑)。
橋本 少人数のラジオって、僕らみたいなおしゃべりにはぴったり。考えたことをすぐ口にできるから。
奥田 お互い話を聞いていない時間すらありますよね。もう次に話したいことを思いついてて、相手の話が終わるのを待ってるだけの時間。
橋本 「なるほどな」って口にしてるだけのときあるな(笑)。餅つきに例えるなら餅をひっくり返す人に杵が思いっきり当たっている状態。
奥田 それでも関係ない。むしろ当てにいく意気で。
橋本 普段のトークとは勝手が違いますね。サッカーでいうなら、コンビのときは相方の飛び込むスペースを空けたうえで自分や周りの動きを読むけれど、ここでは何も考えずドリブルを仕掛けるだけ仕掛けて終わり。後は奥田に任せています(笑)。
奥田 「そのドリブルいいぞ!」ってサポーター目線のときもあるし、チームメートかと思えば、ラインズマンをやってるときもある。「橋本さん、そこでボール取ったらオフサイドです」みたいな。

[右から]銀シャリ・橋本直、番組ディレクター・蔵持正、構成作家・畠山健、ガクテンソク・奥田修二
畠山 2人の話題の展開の早さはとても気持ちがいい。今日の回(#35)も『踊る大捜査線』から五輪真弓の話に至るまでわずか15分。話題に合う曲を出す、蔵持さんの作業が追いついてないときもあるはず(笑)。
蔵持 先の展開を読んで選曲しないと追いつけないです。
橋本 そもそも論として、僕と奥田がこの番組をTOKYO FMに持っているっていうのが不思議。しゃべり倒して番組中1曲しか流さないこともざらにあるんですよ。名だたるパーソナリティの皆さんによる、音楽を中心にしたスタイリッシュな番組のイメージがあるTOKYO FM、それも20時台の生放送に『喋るズ』というお笑いの枠をやるというフリがきいてる。
奥田 そのギャップが面白い。芸人ラジオも、“どの局でやってるか”をメタ的に面白がるレベルまでになったか! と思います。
収録現場にも潜入!

トークに出てくるであろう曲を、先回りして高速で選ぶ蔵持さん。「後編集した番組みたいに、ワードが出た瞬間曲がかかる」(奥田)
[西] ABCラジオ『がっちゃんこ』
制作陣に聞く!
うちの曜日ここがスゴイ!
芸人2組がタッグを組み、にぎやかなトークを繰り広げる『がっちゃんこ』。各曜日の制作陣に番組を自賛してもらったら、濃密な個性が浮かび上がった!
ABCラジオ『がっちゃんこ』
ABCラジオと吉本興業の共同制作番組。毎週月~金曜の26時に放送。放送後、stand.fm限定のアフタートークも配信。
素敵じゃないか × オダウエダ
月:エロと泪と男と女

個性がバラバラな4人なのに、妙にバランスがよいから不思議。仕事や恋愛、夜の悩み、男女のあるあるなど…気心の知れた同期という関係がベースになった本音のトークは共感できるトピックも多いはず。(ディレクター渡辺)
番組唯一の男コンビ×女コンビの組み合わせ。男女間のギャップトークで自然に対立構造が生まれるのですが、熱量が高すぎてガチゲンカに発展したことも。一方で盟友としてのリスペクトも感じられるのがすてき。(構成T)
ナイチンゲールダンス × そいそ~す
火:少年漫画的世界観でおくる部室ノリ!

漫画のキャラクターのようなそいそ~すと、イジリで追い詰めるナイチンゲールダンス。トークの中でどんどん新しい展開が生まれてくる即興感は痛快のひと言! 学生時代の悪ノリを思い出します。(プロデューサー西村)
収録中の急な展開にもボケとツッコミの役割が瞬時に決まり、ダレる瞬間がないのは学生芸人時代から仲のいい2組ならでは。少年時代に触れてきた漫画やアニメなど共通言語も多いので毎回盛り上がります(ディレクター落合)
カラタチ × シンクロニシティ
水:ほのぼのした狂気

4人とも絶妙に変!なのに気づけば全員のことが大好きに。一番物静かな組み合わせかと思いきや、突然ブチ切れたり(主にカラタチ大山さん)、コスプレをしたりと、何が起こるかわからない狂気があります。(プロデューサー西村)
シンクロ西野さんが常識人かつリスナー目線があるので、他の3人のキャラクターの変さが際立っているように思います。ラジオだけでなく、4人考案のYouTubeのサムネイルも面白いのでぜひチェックを。(ディレクター落合)
ケビンス × 生ファラオ
木:取り扱い注意! 4輪駆動の漢たち

こんな友達がいたら楽しいだろうなと思える、漢気ある4人。聴けば中高時代の男子だけの空間にタイムスリップした気分に! 木曜はスタッフも含め全員が喫煙者なので、番組の内容は喫煙室ですべて決まります。(構成山口)
石川・東・コンボイを仁木がまとめるのかと思いきや、ムカつき屋さんを自称する仁木もかなりの変わり者。2組がタッグを組んだ結果それぞれにボケの要素が生まれたのが面白い。頭を空っぽにして聴ける番組です。(ディレクターN)
20世紀 × バッテリィズ
金:先輩・後輩が集まる喫茶店

仲のよさがにじみ出ている先輩後輩の2組。トーク番組というよりは、深夜の公園でダラダラ話してる会話を横で聞いてるような感覚になります。芸人にあまり詳しくない、という方もきっと楽しめるはず。(構成前田)
学生時代の想い出や家族の話など一般的な世間話をすることも多い金曜日。握力測定企画でなぜか上半身裸になるなど、100%でふざけるときもありますが、基本的には週末に聴くのにぴったりのゆるさが魅力です。(ディレクターT)
Photos:Daiki Hosomizo Interview&Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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