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マユリカ・中谷の漫画レビュー!「ついに完結! “0・01ミリ”ずつ進展する純愛物語『あそこではたらくムスブさん』」

マユリカ・中谷の漫画レビュー!「ついに完結! “0・01ミリ”ずつ進展する純愛物語『あそこではたらくムスブさん』」

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「ついに完結! “0・01ミリ”ずつ
進展する純愛物語」

『あそこではたらくムスブさん』モリタイシ(小学館)

『あそこではたらくムスブさん』全7巻
モリタイシ(小学館)

コンドーム製造会社の若手社員・砂上と、開発に情熱を注ぐムスブさんによるラブコメ。2017年に『ゲッサン』にて連載開始し、今年1月に完結。「モリタイシ先生の作品はどれも“告白”が見どころです」(中谷さん)

 

マユリカ・中谷のマンガは、ずっとトモダチ

僕、恋愛に対して奥手なんですよ。特に会話でムードをつくるのが苦手で、趣味の話ばかりしてしまう(笑)。描くのが苦手な漫画のジャンルを聞かれたら“ラブコメ”と答えますね。自分が経験していないと現実味のある描写ができないですから。その点、リアルさに驚くのが『あそこではたらくムスブさん』。コンドームの製造会社が舞台のラブコメです。主人公の砂上は僕と同じ奥手で、意中の同僚・ムスブさんと話すたびに「あんなこと言わなきゃよかった」と後悔するところに共感。でも勇気を出してデートに誘ったりして、少しずつ距離を縮めるんです。1か月に1話という連載ペースも相まって、なかなか進展しないからじれったい! そんな2人のウブな恋と絶妙なギャップを生むのがコンドームの製造会社という舞台設定。入念なリサーチに基づいているから意外性だけじゃなく、リアリティもあるんですよ。「こんな工具で作ってるんや」などと勉強になるシーンも多いです。

ラブコメで大事なのはヒロインをいかに魅力的に描くか。その点、ムスブさんは“実在しそう”感がすごいんですよ。作者のモリタイシ先生がよくアイドルの似顔絵を描かれている方だから、写実的に描く部分とデフォルメする部分の割合が秀逸。聞いた話だと、デジタル作画で気が遠くなるほど修正を重ねているそうで、服や肌の質感を表現する線の量も理想的です。演出に関しても、ムスブさんは表情のバリエーションが豊富で、その一挙手一投足が男心をくすぐる。このリアルさ、モリ先生はきっといい恋愛をしてきたんだなと思います(笑)。

2人の恋が“0・01ミリ”の速度でゆっくり進む本作。今年ついに約7年にわたる連載が完結しました。奥手でも恋がしたくなる結末を、その目で確かめてみてください。

 

マンガ『あそこではたらくムスブさん』より、クールでミステリアスなヒロイン・ムスブさんの初登場シーン。

©モリタイシ/小学館

クールでミステリアスなヒロイン・ムスブさんの初登場シーン。

 

Nakatani

Nakatani

2011年に相方の阪本と、お笑いコンビのマユリカを結成。ポッドキャスト番組『マユリカのうなげろりん!!』が大人気。自らも漫画を描いており、『シャンプーハット』が小学館新人コミック大賞の佳作を受賞。

 

Text:Koki Yamanashi

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