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洋平'sノンノ

「洋平’sノンノ」スタート!

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「友達全然いないんですよ」というセリフほど信用できないものはない。鼻で笑ってしまうレベルだ。いやいや絶対噓じゃん、と。あなたよくインスタでたくさんの友達と写ってるじゃん、と。さっきの話だと昨日も誕生日パーティがあったらしいじゃん、と。

「本当に友達がいない種族」を舐めてもらっちゃ困る。「本当に友達がいない種族」はそんなセリフ口にしない。

 そもそも普通に社会人をやっていれば友達なんて嫌でもできてしまう。だからその時点で噓なのだ。「本当に友達がいない種族」は「友達を必要としない種族」のことを指すのだ。もっとダーティに言うと「友達なんてファッキンいらねーよ種族」ということだ。ロックバンドなんて大それた商売をやっていると周りにたくさん人がいることに気づく。ファンはもちろん、スタッフさん、メディアの方々。そしてバンドマンの友達やそのまた異種業界の知り合いたち。ほとんどの人たちはいい人だし、一緒にいて面白いし、勉強になることも多い。

 ただ。どうしても俺はその人たちに対して「仕事で繋がった人たち」ということでしか接することができないのだ。飲み会に行かない、というとそういうことではない。仕事の話ならいくらでもできるし、男だらけの場で下衆い話をゲラゲラ笑いながらするのも大好きだ。それこそひと晩中。しかしながら。ひとりの人間としてのつき合いでは断じてない。仕事をしているとどうしてもどこかで線引きが生まれてしまう。小学生の頃。社会のしがらみなどに一切触れていなかった頃。共に泣き、共に笑い合ったクラスメート。後先なんぞ考えないでお互いの気持ちをぶつけ合った仲間たち。それが所謂「友達」なんじゃないのか。そういう「友達」が社会人となった今、できるならいくらでも欲しい。でも到底無理なのだ。少なくとも私には。どんなに頑張っても先輩だろうが後輩だろうが、同じ世代のバンドマンだろうが、ライバル意識が常に燃えたぎっているし、メディア関係の方々には自分たちを売り込みたくなる。

「社会人なんてそんなもんだよ」と言われればそれまでだ。ではそれなら俺は「友達なんて要らない」と思う。心の底から何の屈託もない感情をぶつけ合えるのが友達だと思うからだ。どこかで腹の探り合いのようなことをしているようでは、所詮そんなものは「仕事のつき合い」「大人の関係」だ。「友達関係」にはほど遠い。だから声を大にして言おう。

「俺さ~全然友達いないんだよね~」

 ということで連載を始めることになりました。愛読誌での連載なんて光栄です。気楽に気長にやっていこうと思います。

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