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こんにちは。お元気でしょうか。なんか撮影のときにメンズノンノの方に「連載の件なんですが…」と言われ、あ〜ついに打ち切りか、短かったなぁと思っていたら、1ページにしましょうという話になりまして。今回から1ページ、おじゃまさせていただきます。よろしくお願いします。
今年ももうあとわずかですね。何というかこの時期になると、毎年のように今年も早かったなーみたいなことをボヤいてる気がします。でも実際そうだったなぁと思います。思い返せば去年末、何かのインタビューで「来年の目標を漢字一文字で表すと?」と質問されたときに、悠々自適の「悠」と答えました。でもこれがなかなか難しい。なんせ好きなことを毎日やっているので、どれだけ忙しくてもつらいと感じることがない。となると疲労も感じにくくなる。寝るのも惜しくなって仕事をする。
そして曲ができてライヴができて、人生はなんてすばらしいんだ、ってなるわけですが。確実に体は疲れていくんですね。そしてそれが面白いぐらい表面や内面に影響を及ぼします。例えば喉。私はもともと強いほうなのですが、さすがにちょっと嗄れたかもというときも出てきます。たまにね。あとはまぁ、これは別にいいのですが顔ですね。もう正直言ってしまえば、あんまり顔とか出したくないのです。代役立てたいぐらい。CGになりたい。トイ・ストーリーみたいに。自分の顔を初めてテレビで見たときの絶望感たるやないです。これ以上言うと、さすがに産んでくれた親に申し訳ないので控えますが。あと、個人的にはあまりないのですが、やっぱり精神にかなり負担をかけてしまう人も多いですね。特にこの界隈ではそんな話を多く聞きます。
そんなわけで、知らない間に心身ともに負担をかけているわけだから、ちょっといたわらないとなと思い始めたのがここ数年。休むのも仕事のうちなんだなと。ようやく思うようになってきました。とは言っても1日じゃダメですね。まる1日、空き日があったとしても、それまで何か月も休みがなかったりすると、整理しないといけないことがたまってくるわけです。細かいことを言えば納税だったり、家のことだったり、買い出し行ったり、病院だったり、etc.…。それを1日ですべて済ませようとするともうてっぺん越え。結局いつもと変わらない1日でした、という感想文で締めることになるわけです。
だから体を休める、療養という意味では最低でももう1日必要なわけです。週休2日制度というのは、とても理にかなっているんだなぁと、脱サラして改めて思います。できることなら休みが必要ない強靭な体を手に入れたいわけですが、そうもいきません。たまに一日中泥のように寝る日も必要だなと思います。
ただ、今ダラダラと語ってきたことをすべてひっくり返すようなことを言いますが、結局バンドマン風情に休みもクソッタレもないわけで。てめぇが選んだ道なわけだから、野たれ死のうがひもじい思いをしようが、黙っていい歌作って声嗄らして歌えよ、ってことなんです。そしてそれが正論だなとも思うわけです。
その一方でやっぱり人生あっての音楽。いい人生送らないといい曲も書けない。情熱的に歌えない。スイッチオフにしたときに吸収したものは、心身にかなりいい影響を及ぼします。
NO MUSIC,NO LIFEと言われますが、私はNO LIFE,NO MUSICです。音楽に生かされるのではなく、音楽を育てるほうが俺には合っている気がします。というわけで来年もおそらく「悠」でいこうかと思います。
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