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カバーオールにペインターパンツ…ガチなワークブランドはもちろん、ファッションブランドでも空前のワークアイテムブームが到来! でも、どうすればハードになりすぎず取り入れられる? うまくオシャレにこなれて見せるには、“武骨なのに上品”なアイテム選びと着こなしが重要だ。ここではスタイリスト安倍拓志さんおすすめのワークアイテムを紹介する。
ハードときどきチャーミング
ちょっとひねったカラーリングや素材使いなどで、ワーク=武骨というイメージを裏切る、かわいげや親しみ、品のよさがあるアイテムが気分。ハードときどきチャーミング。そんなバランスがおすすめ!

ダック地なのにハードすぎない
太番手のコットンを高密度で織ったダック地パーカは、短丈のコンパクトシルエットでハードさを軽減。裾と袖のダークブラウンリブがシックなムード。

ダブルニーにかわいげを
ダブルニーをひざの途中でカットしたデザインが特徴。バギーシルエットが今っぽい。

今年のカシミヤは被る
もとは寒冷地の漁師の防寒具として普及したニット帽。触り心地最高なカシミヤ100%で品のよさ抜群だ。

ワークシャツをセンシュアルに
極細の糸を手作業で縫製した透け感のあるウールシャツ。90’sムードが薫るチェックでいなたさもプラス。

ツナギこそエスプリを
柔らかいコットンと丸みのある小ぶりの衿でデニムの野暮ったさを洗練。ブランドらしいフレンチムードが漂う。

チャーミングなカウボーイシャツ
カウボーイ文化がルーツのウエスタンシャツも、リボンデザインの衿でチャーミングに。

タフさはピンクで塗り替える
製品染めの淡いピンクのムラ感で武骨なイメージを払拭ふっしょく。はき込むにつれ深まる風合いや色落ちを楽しめる。

オモテはハード、ウラはポップ
裏地のアイコニックなパープルがダック地のブルゾンをプレイフルに昇華。

ドレッシーに見えるその理由は?
ヌバックレザーのモックシューズならドレッシーな印象に。ラバーソールの快適な履き心地はデイリーユースで頼りがいありだ。

ブラックなのに重くない!?
黒いタテ糸と赤いヨコ糸を組み合わせた、ユニークな赤みがかったブラックデニム。ほんのり感じる赤みがちょうどいいあんばい。
Photos:Yoshio Kato Stylist:Hiroyuki Abe Composition&Text:Kazuki Ebina
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