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「レザー=タフな男のウェア」って、いつの時代の話? 今やレザーは大人のエレガンス。今季は特に軽やかで現代的なデザインが増え、秋冬のレイヤリングにも絶好のアクセント!着こなしだってこれまでになく自由。新しい気分を楽しみたい。まずは、次世代を担う注目の俳優のスタイルから。
黒川想矢
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レザーはまだ憧れと
現実の間にあるもの

ムートンコートを主役に、レザー・オン・レザーやキルトスカートを活用したチグハグでメリハリあるレイヤードを楽しんで。

質でシルキーな手触りが魅力のザ・ダファー アンド ネフューズのスエードジャケットは、吸放湿性の高い裏地を配し、レザージャケットの弱点を克服。ナイロンジャケットの裾からボタニカル柄をのぞかせた複雑なレイヤリングもひるまずに思う存分楽しめる。
Kurokawa’s comment
「レザーというと、ハーレー乗りが着ていそうなツヤツヤした真っ黒のジャケットを想像していましたが、今日着させてもらったのはその真逆。どれも柔らかくて優しい印象で、花柄のアイテムやスニーカーを合わせたり、こんなに自由に着られるんですね。これまでレザージャケットは自分には似合わないって勝手な思い込みがあって、実はまだ1着も持っていません。作品で役を演じるときは、衣装として用意された靴に注目するのですが、それがどんな靴かによって、その人物の歩き方が見えてきて、性格もわかってくる。そんなふうに洋服は人をかたどるものだと思うんです。だからレザーも自分が見合う大人になってから。自分の成長とともに楽しむファッションアイテムとして近い将来に取っておきたい」
Photos:Naoya Matsumoto Hair&Make-up:Taro Yoshida[W] Stylist:Michio Hayashi Model:Soya Kurokawa Composition&Text:Keiichiro Miyata
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