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連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン・松野トキの座を射止めた俳優・髙石あかり。飛躍のときを迎えた彼女にとって、そのサクセスストーリーはまだ始まったばかり。
松野トキという女の子との
出会いに運命を感じました
Q.俳優を志したきっかけは?
A.3歳のときにドラマ『花より団子』を観て、井上真央さんに憧れたのがきっかけです。

大胆なフラワーモチーフがプリントされたシャツに、もこもこのファースカートをコーディネート。華やかな柄と素材が、彼女のピュアな魅力をよりいっそう引き立てる。
Q.お休みがとれたときは何をして過ごしてる?
A.宮崎の山奥で育ったせいか、自然に触れに行くことが多いですね。つい最近も滋賀の寿長生の郷に行きました。前日どんなに仕事が終わるのが遅くても翌朝早起きして、電車とバスを乗り継いで山を登ったり。そうすることで体も心も休まるんです。
Q.今回着用した衣装でお気に入りは?
A.ロングコートの衣装! かっこよさの中におじさんTシャツの抜け感もあって、めちゃくちゃ好きでした!

ナードなプリントTシャツとパジャマパンツの上から、端正なマキシ丈チェスターコートをバサッとはおる。ルールに縛られない自由なミックススタイルを体現。
Q.『ばけばけ』のトキと同じく好きなものがなかなか手に入らない経済状況だったとして、何でも買えるとしたら何を買う?
A.コンビニスイーツをたくさん買いますね(笑)。私にとって日々の楽しみで、大人になった今でも贅沢している気分になれるので!
Q.“髙石あかり”という人間を3つの言葉で表すと?
A.家族思い、根性、食いしん坊。

ベルベットのドレスを、フーディーとカラーソックスでカジュアルダウン。優しく抱かれた相棒のハリネズミは、JW アンダーソンらしい遊び心があふれるクラッチバッグ。
Q.連続テレビ小説は髙石さんにとってどんな存在?
A.小学生時代の担任の先生に「あなたがヒロインになった姿が見たい」と言われた瞬間から、ずっと大きな夢のひとつでした。
Q.歴代3番目となる2,892名もの応募の中から、ヒロインの座を射止めたときの気持ちは?
A.「今後これ以上はあるのかな?」というくらいの衝撃で、数日間ふわふわ浮いているような感覚。先生にももちろん報告しました!

幅広のボウタイが揺れるエレガントな白シャツにブルーデニムを合わせた、少し背伸びしたベーシックスタイル。グラフィカルなニットベストがアクセントに。
Q.柔軟な表現力を求められる自由度の高いオーディションだったそうですが、印象に残っているエピソードは?
A.書類は手書きがマストで、普段なら長所などの一般的な内容を求められることが多いのですが、今回は“化ける”という言葉を使ってエッセイを書くというもので。面接ももはやワークショップ。自分の好きな場所に椅子を置いてカットがかかるまでアドリブで演技をして、審査員の方がその周りを歩き回って審査するんです。自由すぎて難しく感じる人もいたかもしれないけど、私にとってはとても楽しいオーディションでした。
Q.演じる松野トキはどんな女の子?
A.『ばけばけ』のテーマでもあるのですが、確たる自分を持ちながらも押しつけることなく、相手の考えも尊重してお互いを認め合うことができる子。話す言葉ひとつ取っても驚くほど普段の私に似ていて、自分を投影しながらお芝居ができました。運命的なものを感じています。

ボーダー柄のポロシャツにスカートを重ねたようなレイヤードパンツ、足もとにはロマンチックなミュールを。ブルー×チャコールグレーの配色でまとめた、クールかつジェンダーレスなスタイル。
Q.堤真一さんや板垣李光人さんなど豪華共演陣。撮影現場のムードは?
A.『ばけばけ』風にいうと、“おかしみ”を含ませながらもリアルで生々しい皆さんの演技は、そばで見ていてとても学びになります。すでに数か月撮影が続いていますが全然つらくないし、むしろ毎日皆さんにお会いして一緒にお芝居ができるのが楽しみで仕方ないくらい。
Q.『ばけばけ』の見どころを教えてください。
A.誰しも生きていてつらいと感じることがあると思いますが、“おかしみ”が日々を明るく照らすことを教えてくれる。そんな作品になっています!

女優
AKARI TAKAISHI
2002年、宮崎県生まれ。2017年に映画『島々清しゃ』で女優デビュー。23年には第15回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を獲得。そして9月29日から放送が開始されるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン、松野トキを演じることを機にさらなる注目を集める。
Model:Akari Takaishi Photos:Bungo Tsuchiya[TRON] Hair:Hirokazu Endo[ota office] Make-up:Aya Sumimoto Stylist:Kaori Kawakami Composition&Text:Kenichiro Tatewaki
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